GLAD ALL OVER / 忌野清志郎&仲井戸CHABO麗市(映像) -1994-

この週末、あらためてじっくりと観かえした。

忌野清志郎&仲井戸“CHABO”麗市
EMIミュージック・ジャパン
発売日:2005-09-14

こうなってしまった今では、この二人名義のライヴがあって本当に良かった。
清志郎とチャボは、RC休止後のいくつかのライヴで共演を果たしているけれど、
それはほとんどが清志郎のライヴへチャボがゲスト出演したというカタチだ。
純粋な二人の共演というものは、本当にこれだけしか無いのだ。
※ジョン・レノン スーパー・ライヴは特別だろう

前半の二人だけによるアコースティック・セット。
冷静に考えてみよう。
清志郎とチャボが、二人だけで、RCサクセションの曲を、夏の日比谷野音で演っている。
僕は、それをあたりまえのように観てしまうのだけれど、
もうこの共演は二度と観ることができないのである。
残念なことに、最初で最後の共演なのだ。
二人だけのセッションがこうして映像に残されたことは本当に、本当に良かったと思う。

清志郎ファンとチャボのファン、そしてRCサクセション・ファンで、
この映像作品を観たことが無いという人はいないだろう(いたとしても少ないだろう)から、
ここでは個人的な見どころと、僕が好きなシーンを挙げてみる。
何てったって忌野清志郎&仲井戸麗市名義の作品だ。
遠慮なく、心置きなく、二人を中心に挙げられることが嬉しい。

●よそ者
オープニングから実に2分半が、ステージ後方のカメラでのワンカットなこと。
客席を含めたあの日の野音の雰囲気が一気に伝わる好編集だと思う。
ちなみに、ステージから客席側を撮るということがこれほど似合う会場は、
日比谷野音以外に無いだろうと僕は常々思っている。

●ボスしけてるぜ
チャボが弾くイントロに、清志郎のストロークが被さってくるオープニング。
清志郎の右手がカッコイイ。

●忙しすぎたから
清志郎がイントロをミスした直後にチャボを見る笑顔と、
後半のハモリに行く前に、二人が見つめあうシーン。

●お弁当箱
チャボのギター・ソロ。
RC以外の清志郎の曲でチャボがギター・ソロを弾くと、そのほとんどがRCになってしまう。
この「お弁当箱」も、まさにそれだと思う。

●よォーこそ
チャボのギター・ソロの途中で、清志郎がチャボに跳び箱(笑)するシーン。
RCのファンには、最初の武道館ライヴの「よォーこそ」でお馴染みのシーンだよね

●Sweet Soul Music
" お前の匂い " と " おそろいで作った この靴が " を歌うシーンでの定番アクション。
清志郎、足、上がってます!

●ハイウェイのお月様
この曲が個人的DVDのベスト・トラック。
好きなシーン、感動的なシーンが満載だ。だからここだけは長くなるよ(笑)。

まずは最初の " ハイウェイのお月様 " と歌うところで、一瞬チャボが空を見上げる。
すぐ後の " いつもいつも そこにいて " の " そこ " のところで、今度は清志郎が空を見上げる。
ここはとても大好きなシーン。

続いては間奏後、 " ふたりを照らして~ " で清志郎が片膝をつくところ。
チャボとのツー・ショットになるので、その歌詞と合わせて実に感動的。

最後はエンディングのリフレイン中、清志郎が満面の笑顔でチャボに寄って行くところ。
その前に " 行くよ、チャボ " というアイ・コンタクトを送っているのも最高!
チャボは気付かないんだけれどね。

とにかくこの曲の演奏中は二人によるアイ・コンタクトや見つめ合うシーンが多いし、
二人は笑顔ばかりだしで、本当に観ていてたまらない。

●トランジスタ・ラジオ
間奏で片山広明がチャボを肩車するシーン。
ここを観るたびに、やたらとハッピーな気分になるのは僕だけじゃあるまい。

●雨あがりの夜空に
イントロをわざとやり直すチャボ。
当時は " 何でわざわざそんなことを… " と思ったりしたが、
あんなシャレをかませるくらいの余裕があったということだろう。
良くも悪くも見どころではあると思う。
間奏で、梅津さんにギターで " 前に行くぜ " と合図するシーンもカッコイイ。

     **********

最後に収録されている「君が僕を知ってる」をバックにした開演前の楽屋のシーン。
ここで見た清志郎とチャボの人差し指での挨拶は、しばらく真似していた。
そういえば、タッペイがカメラを持ってチャボを映すシーンで終わっていたんだなぁ。

皆さんの好きなシーンは何ですか?
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非公開コメント

やっってよかった~!

好きなシーンって言われても、Blueさん大体言っちゃってるじゃないですか!(笑)
その理由というか解説も含めてみなさん納得なのでは?

強いてコレに付け足すと「チャンスは今夜」ですね。
「やるよ~」で始まり、清志郎、チャボ、梅津&片山は勿論、全員がメチャクチャ楽しそうで。
後半、チャボがコーラスの娘を“前に出て来い!”ってカンジでジェスチャーするトコもいいし。
そして何といってもチャボの最後の一言。
サイコーの場面でしょ?

Re: LA MOSCAさん

> 好きなシーンって言われても、Blueさん大体言っちゃってるじゃないですか!(笑)
> その理由というか解説も含めてみなさん納得なのでは?

いや、これでも絞ったのですが(笑)。
「チャンスは今夜」はもちろん、全曲に見どころと好きなシーンがあります!

忙しすぎたから。

この頃、ライブとも音楽誌ともほとんど絶縁状態。
GLAD ALL OVER、知らなかったと思うんです私。
ライブの前か後か、雑誌か何かで見かけて、
ああ、またふたり(やっぱり)一緒にやってるんだな…と。
行きたいけど(チケット)無理だな…だったか、
(ライブ後の記事か何か見て)行きたかったな…だったのか
忘れちゃいましたけど…。かなり大変なコトになってたんですね。
DVDがあるって知ったのもblueさんのここでだったかも。
まだ持っていなくて…。

それで、インターネットでなんですけどよくこれ観るんです。
曲の最後の方でチャボがずっと映っていて、
♪もっといい友達に…会えるかもしれない…♪のところ
チャボも清志郎の方を見るし清志郎もチャボの方をみてるけど、
ふたりとも微妙に目線をずらしてる気がして…何かちょっと不自然で
ぎこちないというか意味深な感じが…。深読み過ぎですか。
この曲の作詞はリンコさんですよね?
ちょっと寂しげな歌詞の内容といい、この映像を観ると
リンコさんはこのライブの時期に一体どうしてたのかな…と
文藝別冊を読んだ後だし、ずっと会っていなかったのがわかってる今だから
どうしても思ってしまう…。

チャボかっこいいし、清志郎の長髪、当時はちょっと“異”な感じが
したけどやっぱりこうしてみると行きたかった~と思いますね。
ちゃんとDVD買います。完全版もでるといいですね。


Re: tamaさん

> かなり大変なコトになってたんですね。

はい。少なくとも私にとっては、
かなりどころか、とても大変なことになっていました。

「忙しすぎたから」のtamaさんの読みは、結構ツボですね。
今更言っても無駄なことですが、
94年以降、もし清志郎の病気が無かったとしたら、
リンコも含めての共演はあったんじゃないかって思えますから…。

思わず

わたしも見てしまいました。
実は、昨年5月以来、通しで見たのは初めてです。

なんて幸せに満ち満ちた作品でしょうね。
好きな所と言われても、全編が素晴らしいとしか・・。
「ハイウェイのお月様」で、清志郎がコーラスにはいるのが遅れて、あわててマイクの前に戻るのを見て、チャボが笑いながら歌ったり、Blueさんも言っておられる、清志郎が膝をついて、「照らしてぃえぃえー」って手を広げるところとか・・・。
とにかく、この二人がいっしょにいるだけで、世界一、最高、最強です。

「忙しすぎたから」で、「俺のおふくろも大好きな」ってチャボが言うところも、映像にぜひ入れてほしかったな。
あの日、そのセリフを聞いて、ものすごく幸せな気持ちになったその感覚、今でも忘れられません。

Re: 夢風さん

> わたしも見てしまいました。

おー、夢風さんも!
私は今夜も、全ては無理でも「ハイウェイのお月様」だけは絶対に観ます!
って、既に今、部屋に流れているんですけれど(笑)。

> なんて幸せに満ち満ちた作品でしょうね。

これまではあたりまえに観てしまっていましたが、今となっては、ねぇ…。

> 「ハイウェイのお月様」で、清志郎がコーラスにはいるのが遅れて、
> あわててマイクの前に戻るのを見て、チャボが笑いながら歌ったり

ここもいいですよね!

No title

こんにちは。近頃はなんだか力が入らずに暮らしていましたが、ここはちょっとだけ言いたい、私も好きなところがあるんです。それは客席から「おまえらギコチナイぞ。」と声がかかるところです。清志郎は、「たまにやってるんだからギコチナイに決まってる。」と言い返してましたね。みんなみんな待っていたんだなあ...としみじみ思いました。そして、今度こそ、次回の野音こそは絶対に行けますように、とふぁんくらぶに入会したのでした。まさか「次回の野音」ってのが2008年9月6日になるとは......

Re: SeoSさん

> それは客席から「おまえらギコチナイぞ。」と声がかかるところです。
> 清志郎は、「たまにやってるんだからギコチナイに決まってる。」と言い返してましたね。
> みんなみんな待っていたんだなあ...としみじみ思いました。

あぁ、ここも印象的ですね。
確かチャボに対しても「しゃべれ!」みたいな声がかかり、
それに応えたチャボが「久しぶり」というのも良かったなぁ。
こういった素朴でさりげない言葉に、いちいち重さが感じられました。

RCサクセションの思い出。

ツアー、また始まりましたね!

『GLAD ALL OVER』のDVD観ました。
これは1部2部みたいな構成になっているのでしょうか?
まだ薄明るいうちに、清志郎が静かな調子で
「今日はGLAD ALL OVER来て頂いてどうもありがとうございました
もう最後の曲になっちゃいました…」というと客席から少し笑い声がするのが
なんとも言えず面白い感じですね。

「よォーこそ」の早川さんの紹介のところがカッコイイ!
どうしても今注目してしまう…早川さんの演奏…。

清志郎が「ハイウェイのお月様」の間奏の時、
梅津さんの渾身のサックス演奏にカメラを譲るような感じにしてて、
マイクのところに戻るのが遅れますよね。ここ好きですね…。。

もうBlueさんの仰る通りだと思うんですが

清志郎もチャボも楽しそうなんだけど、それにしても
梅津さんと片山さんのすごいノリノリぶりはもう…(笑)
梅津さんがほんっとによく動くこと(笑)
清志郎がふたりの前でマイクを落とすところでも
陽気に笑っていらっしゃる(笑)
もう、本当に最高のライブでしたね。
みんな笑顔で楽しく「RCサクセション」をやってましたよね。
肩車、タンバリンを首に重ねるところとかも…

本当に幸せになれますね。。自然と笑顔になってる自分がいます。

最後の楽屋風景も「君僕」がバックミュージックになってて…みたいな
ことがありましたっけ。。
私はこれはこれで好きです…タッペイくんも可愛いし、
歌いながら蝉とれない、みたいに言ってる清志郎も
やさし~い声でタッペイくんに話しかけてるチャボも好きです。
でも、やはり欲を言えば完全版もみたいですけどもね。。

最近なんだか長文ばかり、すみません。
まだしばらくありますが、チャボのバースデー、
楽しみです…!





Re: tamaさん

> 『GLAD ALL OVER』のDVD観ました。
> これは1部2部みたいな構成になっているのでしょうか?

そうです。
1部が二人のアコースティック・セットで、2部はバンドでRCを演りました。

> 「よォーこそ」の早川さんの紹介のところがカッコイイ!

これは早川さんの参加バンドがうまくまとまっていますよね。

> みんな笑顔で楽しく「RCサクセション」をやってましたよね。

その通りです!

> 最後の楽屋風景も「君僕」がバックミュージックになってて…みたいな
> ことがありましたっけ。。

さすがに、今ではここは切なくなりますねぇ…。
幸せな雰囲気がバッチリと映っているからこそ、やばいですね…。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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