ROCK THE JOINT! SHEENA&THE ROCKKETS+麗蘭 町田市民ホール 2010.7.9

麗蘭はレギュラー・セットの約4分の1という時間だったが、
久しぶりのライヴとは思えぬまとまったプレイを聴かせてくれた。
リハの時間も短かったと想像するが、バッチリどころか余裕すら感じさせる内容だった。
さすが、であった。今のメンバーの状態はかなり良いのだろう。

ところで、チャボのヴォーカルが好調だ。
絶好調と書いていいかもしれない。声もバッチリ出ていた。
" GO!!60 " で鍛えられているのは間違いないだろう。

加えて、今のツアーと違うドラムが入ったバンド形態での演奏ということで、
ギタリストとしてのチャボもたっぷりと堪能できた。
ギターもGodin、ストラト、テレキャス、そしてファンからもらったという四角いギターと、
4本のエレキでぶちかましていた。こんなチャボを観るのも久しぶりだ。
プレイも冴えていたように思う。
中でも「光るセブラのブギー」でのスライド。
フェイザーをかけてのプレイだったようだが、昨年のライヴでもそうだったかな?
ちょっと記憶が薄いが、これがとても新鮮だったし、実に効果的だった。

一方のシナロケは、まずシーナ抜きで「バットマン」から「ビールス・カプセル」というオープニング。
そして「Sweet Inspiration」でシーナが登場する。
中盤には「Happy House」や「Pinup Baby Blues」の80年代ナンバーが演奏され、
最後は「レモン・ティー」から「ユー・メイ・ドリーム」で締めくくられる。

ちなみに「Sweet Inspiration」と「Pinup Baby Blues」は、
僕が昔、バンドで演っていた曲だ。
七夕のROOSTERZを観た直後ということも関係しているのだろうか、
ここは懐かしさというか、ある種のノスタルジー的で独特な思いを持って観ていた。
ついでに80年代的に言えば、ちょっと胸キュンとなっていたなぁ。

アンコールは2バンドの全員が一緒のセッション。
要するにツイン・ドラムにツイン・ベース+4本のギターということである。
チャボが歌う「Sha-La-La」と「Route 66」。
鮎川誠が歌う「Satisfaction」。
そして最後はシーナが歌う「Johnny B. Goode」。
鮎川誠はしきりに " ロックン・ロール! " と叫んでいたが、
まさにそんなセッションであり、一言で言えば " 楽しかった " ライヴだった。

     **********

「Johnny B. Goode」の演奏前に、鮎川誠はこんなMCをした。

  チャボが66年のビートルズ来日公演を武道館で観ているのは羨ましい
  でも俺はテレビの生放送で観た
  ジョンとジョージ(とポール)は登場した途端、アンプに向かってチューニングを始めた
  そして3人が一斉にふり返り、何の合図も無しに演奏した曲
  それがチャック・ベリー
  「Rock 'n' Roll Music」
  嬉しかった

これには感動した。
" チャボが話すビートルズ " と同じくらいの想いが、鮎川誠から出ていた。
このとき、鮎川誠と僕は、世代を超えて同じ想いを共有できていた。
おそらくチャボもそうだっただろう。

チャボや鮎川誠と出会って30年。
この30年というとてつもなく長い時間により、
こういったことが感じられるようになったというのはあるだろう。
30年前だったら、20年前だったら、こんな風にMCで感動するなんて事はあっただろうか。

演奏していたわけでも無いし、歌っていたわけでも無い。
でも、あれも鮎川誠の音楽なのだ。
だから感動するのだ。だから好きなのだ。
だから音楽を、ロックを聴くことがやめられないのだ。
忘れられない、忘れたくない、今 思い出す、俺の好きなミュージックなのである。
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No title

あぁ。Blueさんもいらっしゃってましたか。自分も行ってました。
実は、チャボも鮎川誠も、生は初体験。自分に大きな影響を与えてくれている邦人三大ギタリストのうちの二人だったんですが。これまで機会がなく…。
鮎川誠のMCがツボってしまいました。あれを見たら、誰でもマコちゃんのコトをもっと好きになるに違いないと思いました。

Re: さくらいさん

> 実は、チャボも鮎川誠も、生は初体験。
> 自分に大きな影響を与えてくれている邦人三大ギタリストのうちの二人だったんですが。

そんな二人を揃って観ることができて良かったですね。

> 鮎川誠のMCがツボってしまいました。
> あれを見たら、誰でもマコちゃんのコトをもっと好きになるに違いないと思いました。

チャボもそうですが、二人が語る内容はロックへの愛に溢れていますよねぇ。

昨夜の町田

帰り道に思ったことは、「ロックを好きでよかったなー」ということです。
お客さんの年齢層がかなり高かったけど、若いひとにも見てほしいな。

チャボ、鮎川さんと(女性の)チャボファンの前で、あんなにシーナを抱きしめちゃダメ!
車に「シーナの笑顔」を乗せてもダメ(笑)!

行きたかったな。。

大学生だったときに2回ほど鮎川さんを観て。
RCがでた西武球場のオールナイトニッポンのイベントと、
東大五月祭ロックフェスなんですけど両方ともシーナがいなかったのです。
確か産休中ということだったような。
ちょうどシーナがいないときで少し残念だった。
鮎川さんの出た東大ロックフェスの前年か翌年も
東大ロックフェスに行ってるのですけど、それには「ルースターズ」がでてる。
こちらは全く記憶になくてblueさんにはゴメンナサイ。。

私はユー・メイ・ドリームが大好き。

一体感

ロックンロール!!

Rock'n roll!!

ロックの躍動感に満ち溢れた3時間でした。

そして、ステージと客席の一体感。

こんなライヴを体験したのは初めてと言ってもいいぐらい、素晴らしい夜でした。

シナロケ、鮎川さんは昔よく雑誌で目にした程度で、実際に観るのも聴くのも初めてだったのですが、あのギターを抱えた姿、スタイリッシュでスマートな英国紳士のようなヴィジュアルでカッコイイ!!
そして、あのギタープレイ!!
…に加えて、あのオチャメなMC(笑)

一度で大好きになりました。

チャボも「素敵かわいいオトナ」ですが、鮎川さんにもチャボと相通ずる「かわいさ」がありますね。

ファンに愛される理由がわかります。


ステージ上の「子どものようなオトナたち」に終始魅入っていました。

だって、アンコールのあの楽しそうな顔ったら!!


「このひとたちは、このために生きているんだ」

と思うと、本当に愛しくなります。


また音楽に元気にしてもらえた夜でした。

Re: 夢風さん

> 帰り道に思ったことは、「ロックを好きでよかったなー」ということです。

同感!ロックに出会えて幸せです。

> お客さんの年齢層がかなり高かったけど、若いひとにも見てほしいな。

確かに!
鮎川誠のレス・ポール、今でもギンギンに歪んでますし、
チャボのクリアなスライドも、蘭丸のキレたカッティングも、
それだけで聴かせるリズム隊(特に浅田&早川というベーシストの安定感)も、
ミュージシャンとしても最高です。

> チャボ、鮎川さんと(女性の)チャボファンの前で、あんなにシーナを抱きしめちゃダメ!
> 車に「シーナの笑顔」を乗せてもダメ(笑)!

おお~!(笑)。

Re: tamaさん

> RCがでた西武球場のオールナイトニッポンのイベントと、

これ、私も行きました。確かにシーナ抜きのロケッツでしたね。

> 鮎川さんの出た東大ロックフェスの前年か翌年も
> 東大ロックフェスに行ってるのですけど、それには「ルースターズ」がでてる。

いやー、そんなフェスやEventが80年代にはたくさんありましたよね。
当時は当たり前に観ていましたが、今となっては凄い共演ばかりだったよなぁ。

> 私はユー・メイ・ドリームが大好き。

いいですねぇ。今聴くと特にいいです。
あ・な・た~の~♪という歌いだしから反応してしまう曲のひとつです。

Re: かさいきよみさん

> …に加えて、あのオチャメなMC(笑)

別に笑いをとっているわけじゃないと思うけどね(笑)。
ただ、今回のMCには、いちいち感動させられましたねぇ。
" ロックが好きだ " という想いがビンビンに伝わってくるんですよ。

特にビートルズの話。
MC後のオチ…その曲を演奏するのかと思った(笑)…があったから、
もちろん笑っているお客さんも多かったけれど、
その話を隣で少し俯いて聞いているチャボの姿とも合わせて、
私は泣きそうになりましたよ。

はじめまして

なんと、ROOSTERZで検索してこちらに
辿り着いたら、昨日の町田にも行ってらした
との事で2日間同じところにいらした!
なんて偶然で書き込みさせて頂きます。

ルースターズ大好きでルースターズファン
友が昨日は福岡から麗蘭を観に来るから
付き合ってくれとの事で行ったのですが、
何しろ花田さんとかいつもMCないので、
チャボさんのMCのはじけ具合とかいろいろ
ツボでした~鮎川さんはお茶目過ぎ!
シナロケも久々で(ルースターズファンなら
サンハウスを遡って聴いているので)
皆の元気な姿が凄いパワフルでしたね!
セッションも盛り上がりましたね!!

シナロケ

ドキっとしました!

昨日は残念ながら行けなかったんですが、
私も高校生の時学祭バンドで「ピンナップ・ベイビー~」
演ったんです!
女子高だったんでまわりのバンドはサザン、ユーミンって感じだったんですが、
女子がコピーしても気持ち悪くない感じでTAB譜が売ってるやつ(笑)ってこと
で、私がゴーインに。
あのギターソロ、思いだすなあ~。
昨日は行くべきでしたな・・・
後日、Dr,feelgoodなんかを聞いて、あの頃こういうの知ってれば演りたかったなあ、
って思いました。

Re: y-koさん

> なんと、ROOSTERZで検索してこちらに
> 辿り着いたら、昨日の町田にも行ってらした
> との事で2日間同じところにいらした!
> なんて偶然で書き込みさせて頂きます。

おお!他にも同じような人がいたかもしれませんね。

> 何しろ花田さんとかいつもMCないので、
> チャボさんのMCのはじけ具合とかいろいろ
> ツボでした~鮎川さんはお茶目過ぎ!

花田と比べたら、そりゃ凄い落差でしょうね(笑)。
エントリーに書いたように、MCも音楽として鳴っていたと思います。

コメント、ありがとうございました。

Re: the crowさん

> 私も高校生の時学祭バンドで「ピンナップ・ベイビー~」演ったんです!

おー、演りましたか!
でも、シナロケの曲を演る場合、この曲をコピーしたバンドは多いんじゃないかな。
ちなみに「クライ・クライ・クライ」もレパートリーでしたよ。

そうですよね~

>演奏していたわけでも無いし、歌っていたわけでも無い。
でも、あれも鮎川誠の音楽なのだ。
だから感動するのだ。だから好きなのだ。

こういうの俺もすごく思います。
昔はジャパンの清志郎やチャボのインタビュー記事読んで
いちいち衝撃受けて、“コレも彼らの作品だ”とか思ってました。

Blueさん、鮎川&シーナのこんなエピソードはご存知ですか?
以前、雑誌で山名昇さんがラモーンズの記事で触れてました。

94年のラモーンズの来日時、同時期に来日してたディランをジョーイ・ラモーンとシーナが観に行き
楽屋を訪れたらディランから「へーイ、ジョーイ、日本で何やってんだよ」と話しかけられ
ジョーイは「ディランが俺のことを知ってた!」と大喜び。
この話を、仕事で同行出来なかった鮎川が、まるで自分も一緒だったかのように
まるでジョーイ本人のように、嬉しそうに話してくれたそうです。

この記事読んでて思い出しちゃいました。

Re: LA MOSCAさん

> こういうの俺もすごく思います。
> 昔はジャパンの清志郎やチャボのインタビュー記事読んで
> いちいち衝撃受けて、“コレも彼らの作品だ”とか思ってました。

音楽以外からも、本当に影響をたくさん受けましたよね。

> この話を、仕事で同行出来なかった鮎川が、まるで自分も一緒だったかのように
> まるでジョーイ本人のように、嬉しそうに話してくれたそうです。

この話は知りませんでした。ありがとうございます。
そういえば町田でも、シナロケがNY録音に行ったときに、
憧れのミュージシャンやアーティストに会った話を嬉しそうに話していましたよ。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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