磔磔2006盤 [明日の為に、今日もある。] / 麗蘭 -2007-

去年の『磔磔2005盤』に引き続き、
2006年の年末に行われた京都は磔磔での3Daysを収録したライヴ盤が麗蘭から届いた。
収録曲は10曲なのだが、これが実際のライヴをバッチリと凝縮した編集・内容となっており、
あの場にいた僕にとっては細かいところまで…
いや、それこそ収録から漏れた曲までが聴こえてくるようなCDで、本当に嬉しいプレゼントだ。

一日だけ行った人、
二日も行った人、
三日間すべて行った人、
そして残念ながら行けなかった人でも、
それぞれのファンにとっての磔磔が、目にアタマに浮かぶだろうと思う。


麗蘭;仲井戸麗市;土屋公平(2007-02-28)
Amazonランキング:86482位
Amazonおすすめ度:


まず、FC合同EVENTでのライヴからすっかりお馴染みになった、
二人だけのアコースティック・セットでのオープニングが収められている。
今ではメンバー4人のバンド・サウンドが当たり前になっているが、
麗蘭は、元々が二人だけのセッションからスタートしたのだ。
その原点を改めて見せつけられたようなこのセットは、CDになっても素晴らしい。
そうそうCDを聴いて初めて気が付いたのだが、
「たそがれSONG」のアレンジは、
ストーンズの「Country Honk」を参考にしているんじゃないかな?

ライヴでも聴きものだったツアー・タイトル曲の三連発だが、そこからは二曲が収録された。
今回のタイトルでもあり新曲でもあった「明日の為に、今日もある。」と、
前回のタイトル曲「泣いてたまるか」。
この二曲は嬉しい。
特に後者は仲井戸ロックン・ロールの名曲だと思う。

ちょっと話はそれる。
チャボはとてもPOPな面を持っているのだが、
それを作品として発表するということが何故か少ない。
ライヴではそんな曲をたくさん演っているのだが、レコードやCDとなると圧倒的に少ない。
また、変にPOPさを消して発表するというケースもある。
例えば「テニス」という曲。
『密室』ライヴで披露されていた時はそれなりに軽めなアレンジで、
聴きようによっては楽しげな曲だったのだが、
CD作品となるとあのような重め?の味付けになってしまう。
これが実にらしいのだが、僕はチャボの素敵なPOPさを知ってしまっているので、
何だかもどかしかったのは事実だ。
だから「魔法を信じるかい?」には驚いたし、嬉しかったし、感動したのだ。
チャボがそのPOPさをストレートに出すと、とんでもない名曲が生まれるのだ。

「泣いてたまるか」は、僕にとっては正にそんな曲なのである。
それがチャック・ベリー・ライクなロックン・ロールというところがまた最高なのだ。
文句なしの名曲だろう。

1stアルバムからの選曲が多かったのもライヴの特徴だったが、
その初期と変らないアレンジで演奏された「アメリカンフットボール」が聴けるのも嬉しい。
今の時代に合わせた歌詞が付け加えられ、ヘヴィさがアップした名演。

そして最大の聴きものである「今夜R&Bを…」。
何と17分にも及ぶ感動的なヴァージョンである。
磔磔ライヴ直前に亡くなったジェームス・ブラウンに捧げられたという色が濃い演奏なのだが、
「麗蘭×年末の磔磔×ジェームス・ブラウン×今夜R&Bを…」の掛け算が完璧に成り立っており、
物凄いテイクとなった。
もちろん実際に聴いたときも感動したのだが、
あのときの磔磔が、CDという盤に、こんなにリアルに収録されるとは思わなかった。
麗蘭にとっての代表曲なので、ファンの人達はそれぞれの「今夜R&Bを…」を持っているだろう。
僕にとっては1stツアーが収録された『Welcome Home!』でのヴァージョンがベストだった。
でも、このヴァージョンは軽くそれを超えてしまった。
チャボの " じぇぇ~むすぶらぁ~うん! " という叫び。
これはもう一生アタマから離れることは無いだろうし、忘れることもできないだろう。

クライマックスである「ミュージック」。
2006年12月30日。磔磔の最終日。
この曲の間奏で蘭丸がギター・ソロを弾いたときに、僕の感情が爆発した。
あの瞬間、磔磔に音楽の神様が降りてきていたと今では思っている。

アルバムは「Hello Good-bye」で幕を閉じる。

  悪いことばかりは ありゃしねぇ
  新しい年が どうぞいい年になりますように
  世界中に 良い年を

どれだけの人達に俺たちの歌声が届いたのだろう、
どれだけの想いが作品に残せたのだろう…とチャボは「時代は変わる」で歌っていた。
どれだけの人なのかはわからないけれど、これだけの作品である。
届かないわけが無いだろう。
届くどころか、突き刺さるはずだ…と思う。

凄いライヴ盤だ。

     **********

磔磔2006盤[明日の為に、今日もある。] / 麗蘭
LR-0007~8 HOHOEMI RECORDS 2007.2.28

DISC.1
1.Happy Song 2.たそがれSONG 3.さみし気なパイロット 4.明日の為に、今日もある。 
5.泣いてたまるか 6.SMILE '06 7.アメリカンフットボール '06 8.今夜R&Bを... 
9.ミュージック 10.Hello Good-bye

BONUS DISC
1.時代は変わる'06 2.Get Back 3.年の瀬
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磔磔2006盤 明日の為に、今日もある。 再び

最近いっぺんにCDやDVDが届いているのですが 車の中とか電車の中とかおうちでもやっぱりヘビーローテーションなのはこのCDです♪Happy Song CHABOさんと公平さんの2本のギターで始まるこの歌。また細かいこと書きますが、、、1分28秒あたりで低い音でスライドしている音が

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届いた

こんにちは。
もう、なんていうか、Blueさんがみんな言ってくれたので
言うことありません。

あとは、“届いたよ”とチャボさんに伝えたいだけです。


あ、それから。
『テニス』、名曲ですよね!

蘭芳さん

想像以上に凄いライヴ盤でした。感動…です。
思うがままに書いてしまいましたが、何だかまだまだ言いたい事があるような…。
とにかく今の麗蘭が物凄いライヴを演っていることは間違い無いし、それはこれが証明していますね。

>『テニス』、名曲ですよね!
名曲です(笑)。

こんばんは。
毎日磔磔に行ってるような気分になれますねこれ聞いてると(笑)
寝不足になってしょうがないです。
素晴らしいアルバムを聞くことができて私たちは幸せですねぇ 

yukoさん

>毎日磔磔に行ってるような気分
あのライヴがそのまんまパックされているようなCDですもんね。
今更ながら、凄いライヴを体験したんだなーと思っています。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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