1980

先週末の僕は1980年だった。
だから 『RHAPSODY』 を聴いた。
『RHAPSODY NAKED』 じゃなく 『RHAPSODY』 だ。

ギンギンに聴いた。
チャボの “ OK カモン、リンコ・ワッショ! “ から間髪入れずに、
リンコのフレット・レス・ベースがうなる。
カッコイイイ。

コーちゃんとのタイトなリズム・セクションに乗せて、
銀次とチャボのギターがじらしにじらした後で、歪んだGのコードが思い切り鳴る。
カッコイイ。

単なるメンバー紹介曲なのに、この「よォーこそ」の完成度と瑞々しさはどうだ。
いつ聴いても何度聴いてもどこで聴いてもココロの底からわくわくする。

もちろん、未発表曲も含まれた 『RHAPSODY NAKED』 は最高だ。
でも、あくまでも僕にとってはオリジナル 『RHAPSODY』 である。
いつでもこれを聴けば何かを確かめられる。
自分は間違っていないと確信させてもらえる。
A面1曲目の「よォーこそ」は、新生RCサクセションにとっても、
僕にとっても、永遠のスタート地点なのである。

今では伝説になっているこのライヴの場に、実際に居られたという幸せ。
それをかみしめることができる幸せ。
これは幸せだ。

もちろん音だけでなく映像も…ということでセットしたのは、
1980年のRCサクセションのライヴを確認できる、これだ。

RCサクセション
デジタルサイト
発売日:2003-11-27


ファイティング80’sについてはこれまでに何度か書いているので、ここでは省く。
このDVDに収録されているのは3回のO.Aからの抜粋で、
特に久保講堂ライヴ前後の2回分が凄い。

薄いメイクのチャボとリンコの色気にいきなり興奮する。
今観ても異様なゴンタ2号と、当時から普通の銀次とコーちゃんとの対比。
そんな空間の中央に忌野清志郎が飛び出してくるのである。
美しいじゃないか…と色々な意味で思う。

それにしても、このハードな音のRCが短い期間しか存在しなかったのは本当に惜しい。
もし、このメンバーでの本格的なスタジオ録音作があったら、
いったいどんなものになっていたのだろう?

ライヴは、最後の「雨あがりの夜空に」が始まるまでお客さんは座っているのだが、
※「雨あがり~」前のバス・ドラムによるカウントが入っても座っている
清志郎が曲を紹介し、チャボがイントロを弾いた途端に総立ちになる。
ここだけでなく、いちいち映る客席のファンを観るとグッとくるものがある。
“ 愛しあってるかい? “ に笑顔でYeah!と答え、清志郎のジョークに笑い、
ステージを見つめながら曲を口ずさみ、手拍子をし続ける。
言うまでも無く、それは僕自身とも重なるからだ。

同じ80年でも、銀次が抜けた後のRCのライヴは、客席の雰囲気がガラッと変わっている。
盛り上がりがまったく違うことがTV収録のショボイ音でも確認できる。

この熱狂だよ、これだよこれ、これがRCサクセションだよ。

“ バリバリ新発売のシングル “ と清志郎がMCした後、
コーちゃんのカウントを待って一気に爆発したようにチャボがイントロを弾く。
この「トランジスタ・ラジオ」が始まる瞬間は最高で最強だ。

好きなものについて語るということは、
それに影響された自分を語るということと同じだ。
そして、その好きなものが自分の人生を決めてしまったであろうものだとしたら、
それを語る自分やそれを思う自分が揺らぐことは絶対に無い。
だって、もうここまで来てしまったのである。

RCなんだ。
RCサクセションなんだよ。
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No title

RCはわたしの人生も決めました。
そしてそれは、ほんとうに幸せなことです。

角田光代さんが、よく「あのとき自分は本物に出会ったんだ」というようなことを書いておられますが、そういうことなんですよね。

そのときは、ただのめりこんだだけで、わからなかったことなんですが。

夢風さん

何だか後ろ向きに思われるかもしれないし、自分でもそんな風に感じてしまいますが、
最近はずーっとこんな気分なんです。

> RCはわたしの人生も決めました。
> そしてそれは、ほんとうに幸せなことです。

同じような人は決して少なくないと思います。
幸せだよなぁ、やっぱり。

なんだか

とっても熱いこのエントリーに刺激を受けて
俺も久々にこの時期のRCが聴きたくなりました。

俺は久保講には間に合わなかったけど・・・
それでも幸せです!
清志郎を、RCを聴いてなかったとしたら・・・。
“自分は間違ってない”
俺も思います。
なんかコレ読めて嬉しかったです。
Blueさん、ありがとう!

LA MOSCA さん

書き終えた後、これはちょっと恥ずかしいなぁ…なんて思ったりしましたが、
いいや、そのまんまで。このままの気分なんだし…とアップしちゃいました。
何だか、そんな(どんな?)気分なんですよ。

あの時代

住んでた場所、境遇は違うけど
同じ時代を生きてきた同世代のBlueさんとは
共感できる事柄が多々あります
(僕の勝手な思い込みかも...)

この「RHAPSODY」しかりです
「NAKED」も確かに素晴らしい

しかし...「RHAPSODY」なんだよな
回顧的と思われてもイイです

あの頃の俺達へ
かがやいていたあの頃へ

Black & Blue さん

共感して頂けてありがとうございます。
RCサクセションなんです。

のら猫にはなれる…?

そういえば、 『RHAPSODY』って、観客の声が男の人が多い。
私がライブに行き始めた83年頃の女性のキャーッという歓声と、
けっこう違いますよね。

小川銀次さんのいるRCサクセションの映像は、私は観たことなかったんですが、
80年と思われるRCサクセションの動画をYouTubeでみつけて。
清志郎はノーメークなんですよね。。『RHAPSODY』のジャケットに近い感じ…。
リンコさんは▼←こんな前髪をしていて。
銀次さんは白いサロペット姿。清志郎はお肌つるつるでとても若い。
貼り付けるのはおこがましいので、「雨上がりの夜空に」というタイトルの動画で3:33のヤツです。

RCやチャボでいろいろ動画をめぐっていたら、The Street Slidersの「のら犬にさえなれない」をみつけて。昔、蘭丸大ファンのコにつきあって新宿ACBにSlidersを観に行きました。
ライブ前の予備知識?として、そのコから『Blow the Night』というアルバムを一枚借りて聴いて。
「のら犬にさえなれない」、いい曲で、好きだったな。
まだ麗蘭の予感もない…84年5月のことでした。



tamaさん

> そういえば、 『RHAPSODY』って、観客の声が男の人が多い。
> 私がライブに行き始めた83年頃の女性のキャーッという歓声と、
> けっこう違いますよね。

実際はどうだったのかな…女性ファンもたくさんいたように記憶していますけれど。

> リンコさんは▼←こんな前髪をしていて。

「雨あがり~」のシングル盤のジャケですよね。これは最高ですよ(笑)。

> 昔、蘭丸大ファンのコにつきあって新宿ACBにSlidersを観に行きました。

これはRCを屋根裏で観るのと同じような体験では? 凄いなぁ。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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