忌野清志郎 LIVE at SPACE SHOWER TV ~THE KING OF ROCK'N ROLL SHOW~ -2010-

1曲目の「アイドル」が始まった瞬間から、既にこのDVDのハイライトだ。
しかも次の曲が「プライベート」ときたら、もうクライマックスである。
まだ2曲目なのに。

" この愛は変わらない " と歌う清志郎を観ていたら泣けてきた。
悲しくてじゃないよ。
この清志郎は、あまりにも美しいじゃないか…ということだ。
忌野清志郎&2・3’s。
山川のりをはギタリストとして抜群にカッコイイし、
リズム隊も、これで何の文句があるのだろう。

この、93年9月の日比谷野音における2・3’sのライヴをここで初めて観た人は、
何故このバンドが清志郎の歴史から消えようとしているのかが理解できないと思う。
たった3曲じゃまったく物足りないし、今更だよなぁ…でもあるけれど、
ただ、少しでもバンドの素晴らしさが伝わることになったというのは、
素直に良かったと心から思う。

スペースシャワーで放送された93年~05年ライヴから、40曲が時系列に並ぶ。
視覚的にもサウンド的にも、清志郎の音楽の変化がわかるのでありがたい。
冷静に振り返ってみると、その中でも95年から99年の特にLITTLE SCREAMING REVUE。
このヘヴィな音…特にリズム隊…で歌われるRCナンバーが興味深い。
「トランジスタ・ラジオ」など、僕には清志郎がとても歌いにくそうに感じるし、
ハードな「空がまた暗くなる」は、まるで別の曲のようだ。
逆に「メロメロ」や「裏切り者のテーマ」なんかはバッチリで、
この辺を今聴き比べると、実に面白い。
他にもお馴染みの曲がオリジナルとは違うアレンジで演奏されまくるので、
その意味でも貴重な作品になっているだろう。

そうそう、ライヴのあいだに挟まる映像がいちいち良くて、
特に下北沢を宣伝車で回った後のゲリラ・ライヴでの「メロメロ」が最高だった。

さて、こんなDVDを観せられてしまったら、
2・3’sとタイマーズの当時のライヴをたくさん観たくなってしまったよ。
今回はネタがスペースシャワーモノに限られるのだから仕方が無いけれど、
いつかは…特に2・3’sがしっかりとしたカタチでまとめられることを願っていたいと思う。

それにしても、忌野清志郎は日比谷野音が似合う男である。
あらためてそれを強く思った。
特に僕が好きなのは、野音のステージ後方や斜め後ろから撮られた…要するに、
客席をバックにステージで歌う清志郎を捉えたシーンになるのだが、
これはどのライヴのものでも大好きである。
野音の客席と清志郎というのは、画像的にとてもマッチしていると思う。

編集や内容や収録曲に個人的な希望を当てはめて、
こうして欲しいという不満を言ったらキリが無い。
でも、これを観たファンの数だけ、そんな思いは確実に出てくるだろうと思う。
それだけの希望や不満が出てくる価値のある、素晴らしい作品なのだ。
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1曲めから!

Little のビートは凄いですね
メロメロ 最高です

‘夏’‘清志郎’‘野音’を
イメージします

個人的に 亡くなってから 認められる てのが
基本的に キライなんですが 周りに
少しでも 伝えていければ と思います

Black & Blueさん

> Little のビートは凄いですね

当時は " WHOみたいだ! " と思っていました。
でも、今のほうがヘヴィさを感じますね。

> 周りに少しでも伝えていければ と思います

清志郎は本物ですから、絶対に伝わっていくし、必ず残るとも思います。

No title

いつもありがとうございます。アイドルの一曲目から熱に浮かされるように見とれました。私は本当にいろいろ詳しく知らないので、LITTLEのかっこよさ、特に「裏切り者のテーマ」にはやられました。「腰をふれ」が好きなのですが、裏切りも詩がすごく真っすぐで直に胸にきます。ただ我儘をいうと「ダーリンミシン」が入っていてほしかった。「君にだけわかる言葉」が入っていたのは嬉しかったんです。でもこれもBlueさんがおしゃるようにきりがないんですよね。RC解散後もこれだけすごいバンドを組みたくさんの素晴らしいステージを見せてくれていたのだということは十分すぎるほど伝わってきたDVDですよね。

kumahahaさん

> でもこれもBlueさんがおしゃるようにきりがないんですよね。

あれもこれも…というファンの思いは底なしですから。
でも、これだけの素材を目の前にしたら、そう言いたくなりますね。

> RC解散後もこれだけすごいバンドを組み

もし、ここにRCが加わったとしたら、とんでもない作品になりますよ。
それにしても、RCもRC以外も、同じ忌野清志郎のバンドだということを考えてみると、
あらためて凄いな、そして素晴らしいなって思います。

ん~

そうかそうかあ。
まだ入手できていないのです。
2/10だというのに。
素晴らしい作品ですね。
早く入手したいです。
すごく楽しみ。

No title

>何故このバンドが清志郎の歴史から消えようとしているのかが理解できないと思う。

ホント、そう思います!

私が観たのが清志郎本人が「良かった」と言ってた武道館だったからなのかなぁ?
でもラフィータフィーやLSRと同じく、「2・3’sにしかないGroove」がありましたよ!

う~ん、その「2・3’s Groove」が関係者及び、一部のお客さんには不評だったのかもなぁ

nobuさん

> まだ入手できていないのです。
> 2/10だというのに。

nobuさんともあろう人が何ですと!
とにかく凄いヴォリュームですよ。
ダイジェストですが、90年代以降の清志郎集大成と言ってもいいような気がします。
あと、ここに収録されたライヴは、
nobuさんにはきっと思い出がいっぱいのものが多いんじゃないでしょうか。

よくぞ言ってくれました!!!さん

> >何故このバンドが清志郎の歴史から消えようとしているのかが理解できないと思う。
> ホント、そう思います!

大袈裟だとは思いますが、私自身は実感としてそんな気がしています。
無視され続けていますからね。

> でもラフィータフィーやLSRと同じく、「2・3’sにしかないGroove」がありましたよ!

そうです!ホントにそう思います。曲も粒揃いだし、演奏も問題無いでしょう。
のりをのギターは、清志郎との相性が良かったと思いますしね。

野音

RC、スライダーズ、フィッシュマンズ、ボ・ガンボス。
野音の似合う大好きなバンドに会えない。
いくつもの記憶の中のあの舞台。

それでもまた夏は来るのですね。
入道雲にぽっかりと穴を開けたように。

POP-IDさん

> RC、スライダーズ、フィッシュマンズ、ボ・ガンボス。
> 野音の似合う大好きなバンドに会えない。
> いくつもの記憶の中のあの舞台。

あぁ、そうだなぁ…。
野音で清志郎を観たいですねぇ。

No title

久しぶりにコメントさせていただきます。私は、90年代の前半から海外にいて、日本に戻って来たのが99年なので、このDVDの(特に1枚めの)時代の清志郎はとても新鮮です。時折映る観客たちが年代を追うごとにむしろだんだん若くなっていくようなのを見ながら、そういえば帰国後、99年の秋に赤坂ブリッツであった清志郎のライブに超久しぶりに出向いたところ、自分(当時30代前半)よりも若い新しいファンが増えていて、そのオーディエンスがRCのクラシックにも当時の新曲にも熱狂的に反応しているのを見て、嬉しくも誇らしくもあり、うらやましくもちょっと寂しくもあったのをありありと思い出しました。

そして、去年の夏、山中湖のスペースシャワーのフェス、ステージの間に清志郎の映像がたくさん流れて(たしか、最後に流れたのが、ボーナス映像のデイドリームビリーバーの観客が合唱するシーン)、スペシャのスタッフからの感謝のメッセージが流れて、会場に大きな拍手が響いたことも。

あ、そういえば、2月10日って、完全復活祭記念日だったんですね。いま気がつきました。



b in g さん

> 私は、90年代の前半から海外にいて、日本に戻って来たのが99年

それならばこのDVDは最高に楽しんでおられるんじゃないですか?

> 2月10日って、完全復活祭記念日だったんですね。いま気がつきました。

2年前のことを思い出しますね…。

2・3’s

RC以降では、自分の中では2・3’sはかなりのお気に入りです。

清志郎の“何でもアリ”的なぶっちゃけ感がたまらなくイイ感じですし、清志郎のボーカルも声の出方、っていうか、抜けがイイ、というか、とにかく好きです。
山川のりをのギターはもちろん、ボーカル曲もGoodです。

収録されてる野音のライブは、是非フルで再放送、もしくは、DVD化して欲しいですね。

No title

お久しぶりです。
2・3'sの、あの野音の「アイドル」から始まり、ずっと前にこちらで話題になった95年の武道館の「わかってもらえるさ」も収録されている…私にとってはうれしすぎるDVDです(特にDisc1の方)。
どうせなら、「アイドル」からそのままの流れで「I Can't Understand」も収録しちゃえばよかったのにな…とも思ったりして。

2・3’s

こんばんわ。
私も今日観ました。
ライナーを読んで、音量を上げて。

いきなりの2・3’s。すごくいいですよね。
私は素人なので音がどうとかよくわからないんですけど、
2・3’s好きです。
ギターの山川のりをがはじけてて、観てて楽しくなります。
みんな楽しそうだし、いい曲がいっぱいあります。
もっといっぱい観たいです。
ライブDVD出ればいいですよねぇ。

このDVDすごいボリュームなんだけど、次の段階に移るとき(2・3’sからタイマーズとか)
あ~もうちょっとぉと追いすがりたくなりますね。
ほんとにきりがないです。

君にだけわかるコトバ

コメントのタイトルを"この愛がカワイソウ"とどっちにするか迷いました(笑)
2・3’sの頃の清志郎にまた恋をしてしまいました。ドキドキしました。

「プライベート」は大好きな曲でした。
私はラジオ番組の"夜をぶっとばせ"をよくカセットテープに録っていたのですが、
確かこの番組でこの曲が流れたもの、テープに録ったものを何度も繰り返し聴いていました。

私は音楽的に音がどう、とかよくわからないから清志郎が魅力的に見えた曲が
好きになったりします。「この愛が可愛そう」はヤバイくらいでした。
清志郎は私の中で最高のアイドルで完ぺきな理想通りのアイドルです。
ずっと前のコメントでも書いたのですが、これ以上はこれからもきっとあり得ない。
あとは皆、同士だ!…と言わせて頂きます(笑)

2・3’sの野音の日付は93/9/12。
私はこの10日程前に父を病気で亡くしています。
清志郎より1歳若い57歳だった。そんな頃だったんだな。
患った場所は違うけど同じ病気でした。ちょっとダブるんですね。
よい人生だったら良かったけどな…一人の父親としてだけでなくて。

で、プライベート・この愛が可愛そう・君にだけわかるコトバ・世界中の人に自慢したいよ
を、かなり繰り返してしまったので、
DISC2は明日かあさってにしよっと。(笑)



tako38さん

> 山川のりをのギターはもちろん、ボーカル曲もGoodです。

のりをはいいですよねぇ。
おっしゃるとおり、ギターだけでなく「手紙のうた」なんて名曲ですし。

月見家さん

> お久しぶりです。

いやぁ、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
以前は2・3'sで盛り上がりましたよねぇ。

> 2・3'sの、あの野音の「アイドル」から始まり、
> ずっと前にこちらで話題になった95年の武道館の「わかってもらえるさ」も収録

ありました、ありました。
確か「わかってもらえるさ」はライヴでやったっけ?…で話題になりましたね。

Nyan さん

> いきなりの2・3’s。すごくいいですよね。
> ギターの山川のりをがはじけてて、観てて楽しくなります。
> みんな楽しそうだし、いい曲がいっぱいあります。

いきなりが2・3'sで良かったと思います。
このバンドがあるか無いかでは、印象がずいぶん違っていたんじゃないかな。

tamaさん

> プライベート・この愛が可愛そう・君にだけわかるコトバ・世界中の人に自慢したいよ
> を、かなり繰り返してしまったので、
> DISC2は明日かあさってにしよっと。(笑)

私は「プライベート」を何回も繰り返して観ましたよ。
この映像は本当に嬉しいです。
昔録画したヴィデオも引っ張り出してみようと思います。

この愛がカワイソウ

「この愛が可愛そう」で清志郎が弾いているギターは
昨年の、清志郎スペシャルメッセージオーケストラの時に
チャボが使用したというギターですか?
何度も観たあとで気がついたんですけど…。
ピンク色が少し見えたので。
少し、ジーン…としたんですけども。

本当に大好きです、この清志郎。

tamaさん

> 「この愛が可愛そう」で清志郎が弾いているギターは
> 昨年の、清志郎スペシャルメッセージオーケストラの時に
> チャボが使用したというギターですか?

はい、そうです。
とてもいい曲ですね。
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