SHIGERU NAKANO 50TH ANNIVERSARY THE COVER SPECIAL 新宿LOFT 2010.1.23

いくらこれだけのミュージシャンを集めても急造バンドには違いないし、
リハーサルの時間も十分にとることはできないだろう。
よって、必ずそのセッションが素晴らしい演奏になるというわけじゃない。
ましてCOVERというテーマのお祭りライヴだ。
めちゃくちゃとまでは行かないにせよ、グダグダになる可能性もある。
でも、そういうことがアタマでわかってはいても、期待してしまう。

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マリを抜かしたANARCHY。
花田、池畑、井上、そして下山のROOSTERS。
ARBのKEITH。小暮shake武彦。
ここへPANTAに山下久美子までが加わる。
僕が思い入れを持つだけでもこれだけの人が出演するのだから、
期待するのも無理は無いでしょ?

仲野茂のBirthday Liveというテーマだったが、久しぶりのCOVER SPECIAL。
このライヴ・シリーズはこれまでも何回か開催されている。
※詳細はここへ → THE COVER WEB SITE

と言っても、僕自身が知っているのは88年の渋谷公会堂で行われたものだ。
実際に観てはいないのだけれど、これはライヴ盤にもなった第3回にあたる。
これ以降の開催も知ってはいたが、ライヴ盤も当時は良く聴いたし、
その出演者に清志郎がいたこともあって、渋公ライヴへの思い入れはそれなりに強い。

そんなイメージを持ちつつ、新宿LOFTへ。

さて、COVER SPECIALと言っても、例えば花田UNITが演奏したのは、
「She Does It Right」「Jumpin' Jack Flash」のDR.FEELGOODにROLLING STONES。
この他に「Leather Boots」「Girl Friend」というROOSTERSナンバーも演奏した。
※花田UNITはウエノコウジ(B)、武藤昭平(D)、花田裕之(G、Vo)の3ピース

これは他のUNITでも同様で、
ANARCHYもANARCHYを演ったし、決してCOVER100%ということでは無かった。
ただ、これは茂自身のリクエストだったようだ。
自分のBirthday Liveということで、
各ヴォーカリストに誕生日プレゼントとして1曲だけオリジナルを依頼していたらしい。
よって、ライヴではそのオリジナル曲の演奏に茂が加わるというカタチが多かった。

KYONO(Vo)、藤沼伸一(G)、寺岡信芳(B)、小林高夫(D)に茂が加わった「ノット・サティスファイド」。
さすがにこれは燃えた。
PANTA(Vo)、下山淳(G)、渡邉貢(B)、池畑潤二(D)のセッションは良かった。
このUNITがいちばん演奏がまとまっていたと思う。
※メニューは「Blowin' In The Wind」「Gimme Some Loivn'」「Hound Dog」「屋根の上の猫(with茂)」
そうそう、久しぶりにKEITHの元気な姿を観られたことも嬉しかった。
そして、何よりも僕が密かに期待していた組み合わせのセッションが実現したことが最高だった。

2008年の池畑潤二のBirthday Live
本当ならそこにいて欲しかった…いや、いるべきだったと思う人。
山下久美子。

そんな個人的思いもあったので、この日は池畑と久美子の組み合わせを期待していたのだ。
更に、91年の山下久美子バンドのギタリストであった花田裕之が加われば言うことは無い。
はたして、僕の期待は見事に実現した。
山下久美子のバックは、池畑潤二(D)、花田裕之(G)、EBI(B)、KASUGA(G)。
しかも、このバンドでいきなり「ロックン・ロール・ウィドウ」「飾りじゃないのよ涙は」の連発!
凄い選曲(笑)。
続けて茂のBirthdayということで、オリジナルの「Happy Birthday…To Me」。
演奏はともかく、久美子×池畑×花田を観ているだけで感激のセッションだった。
久美子UNITのラストは茂が加わっての「バスルームから愛をこめて」。
うーん、これは貴重なものを観せて頂きました。

トリを飾ったのは仲野茂UNIT。
メンバーは茂(Vo)、下山淳(G)、小暮武彦(G)、井上富雄(B)、武藤昭平(D)。
演奏したのは「Like A Hurricane」「Wild Horses」「蛍」「恋をしようよ」。
ちなみに「蛍」はシオンの曲で、上九一色村ヴァージョンとして演奏された。
ただし、2007年に観たOther works of Rock'n'roll Gypsies~楽宴祭~とダブるメニューもあり、
すべてが新鮮に感じられたわけではなく、その点では残念に思った。
更に演奏が止まったり(笑)と、決まらなかったところもあったけれど、
それでもさすがにこのメンバーがステージに立つ姿は壮観でした。

さて、アンコール。

ステージにはマイク・スタンドが5本並べられた。
これを観て " ヴォーカリストが全員出てくるんだな " とわかったけれど、
いったい何を演奏するのか…までは想像つかなかった。

中央に仲野茂。両側には山下久美子、PANTA、JILL、石坂マサヨが並んだ。
ドラムは武藤&池畑。ベースはウエノコウジ。ギターは花田とshakeだ。
茂が何気なく…しかし力強く言う。

  忌野清志郎ヴァージョンで「Imagine」を演ります

今回主役になった世代のミュージシャンたちの胸の中に清志郎がいるのは間違い無いだろう。
ただ、こういった企画(しかもBirthday Liveだ!)にそれは持ち込まないと僕は思っていた。

でも、" RCのヴァージョンで「Imagine」を演らないか… " という誰かの提案があり、
それが " 演ろうぜ… " になったのだ。
※もちろんエンディングには " 僕らは薄着で笑っちゃう " も付けられていた。

感動した。

特に清志郎についてのコメントがあったわけではない。
でも、感動した。
演奏の出来、不出来なんかとは関係なく、
素直な気持ちでこの曲を演奏し、歌っているという彼等を観て感動した。
この日のLOFTにいたお客さんたちは、この「Imagine」をどう感じて観ていたのだろう?

最後の最後でこんなシーンを観せられた僕は、
ライヴ自体に感動しながらも、少し悲しい気持ちになった。
新宿駅に向かう道で、何度かため息をついた。
忌野清志郎はもういないんだ…。
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非公開コメント

ホントにもう居ないんですね・・・

別なブロガーさんのトコで知って、気になってました、このライヴ。
そう、ライヴ盤にもなった渋公の回は思い出深いですよね。
ジョニー・サンダースのバックを花田、寺岡、KEITHが務めるなんてのもあったし。
って俺も観てないんですが(苦笑)

途中まで楽しく読んでたのですが、最後のまさかの展開。
きっと茂や他の出演者にとってもデカかったんでしょうね、清志郎は。

Blueさんのお気持ち、おこがましくも何となく判ります。
こういう時に、ホントにもう居ないんだなって思っちゃいますよね。

LA MOSCA さん

> 別なブロガーさんのトコで知って、気になってました、このライヴ。

発表になったときから、23日を観ようと決めていました。
長丁場でしたけれど良かったです。

> 途中まで楽しく読んでたのですが、最後のまさかの展開。
> きっと茂や他の出演者にとってもデカかったんでしょうね、清志郎は。

まったく予想していませんでした。
まさか「Imagine」とは…。

> こういう時に、ホントにもう居ないんだなって思っちゃいますよね。

そうなんです。
CDを聴いたりDVDを観ていると不在を感じませんが、
こういうことを目の当たりにすると、いないということを突きつけられます。

No title

このライブとても気になっていましたのでレポが読めて嬉しかったです。しかもキヨシローバージョンのイマジンだなんて・・・。

ほんとにせつないですね

行きたいなと思っていたので、
わぁっ、Blueさんは行かれたんだ♪
とワクワクしながら拝見していました。
でも、最後の「Imagine」のところで、
涙が出そうになりました。
I miss you・・・、
当然いるはずの人がいない・・・、
ほんとにせつないですね。

yukodokidokiさん

自分の思い入れがあるところしか書きませんでしたし、セット・リストも間違いがあるかも…。
ただ、そのうちGATE40のブログに詳細が載ると思います。
そこで「Imagine」を選んだことについても、もしかしたら何か書かれるかもしれませんね。

azurさん

下山は出番も多くて良かったですよ。

> 当然いるはずの人がいない・・・
> ほんとにせつないですね。

清志郎がいたら、もしかしたら誘われていたかも…なんて思います。

No title

えっ・・・・・(絶句)
「行きたかったー!」と叫びそうなライブレポを
楽しく読み進むと・・・・・。

・・・・・。

なんだよ、そのオチは・・・・・
そんなんリアルに見せられたら、俺、
新宿駅のベンチでホームの床とビルの隙間の月、
交互に見ながら、

忌野清志郎はもういないんだ…。

って。
果てしない同感を。

POP-IDさん

> なんだよ、そのオチは・・・・・

その場にいても「まさか…」でした。
清志郎がいれば、こんなことは起こらないでしょうから、
やはり悲しくて寂しく思います。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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