うたかた / 浜田真理子 -2009-

本当ならばレコ発ライヴ前に取り上げたかったのだが、順番が逆になってしまった。

浜田真理子、三年ぶりのオリジナル4thアルバム 『うたかた』 。
僕は一足早く大阪のライヴ会場で手に入れた
その日から聴かない日は一日たりとも無い。

浜田真理子
美音堂
発売日:2009-12-21

彼女がこれまで書き溜めていた曲を一気にレコーディングしたこのアルバムは、
僕が聴いた、今年発表になった洋邦の新作オリジナル・アルバムの中でもダントツのBEST1だ。
収録曲のほとんどがライヴで既に歌われていたが、まったく新しい気持ちで聴くことができるし、
実際に飛び出してくる音も最新の浜田真理子の音楽であり、待っただけある傑作だ。

ひらがなが似合うその歌詞も、これ以上シンプルになりようの無い言葉で綴られている。
まさにシンプル・ラヴ・ソング。

ノグチアツシのアコースティック・ギターをバックに歌われる「みちくさ」が素晴らしい。
レコ発ライヴではピアノで弾き語られていたが、
作品化にあたってはギターにして大正解だったと思う。
物悲しい響きはアコギならではだし、
ここにあのヴォーカルが乗ればオンリー・ワンとなる。
これこそがハマダ・ミュージックの魅力!

タイトル曲の「うたかた」ではウーリッツァーのエレピが使われており、
歌詞に出てくる " 深い海の底 " という雰囲気にバッチリとはまっている。
「アンダンテ」では、そのウーリッツァーとアコギのアンサンブルが心地よく響く。
この楽器は彼女の歌にピッタリだと思う。今後も効果的に使用して欲しい。

個人的に印象に残るのは、曲のイントロの素晴らしさ、美しさだ。
「ひそやかなうた」のイマジン風には思わずニヤリだし、
「愛の風」「みちくさ」「めぐりあい」「アンダンテ」「Treasure」など、
一度聴いたら耳に残る美しいフレーズが本当に素晴らしい。

ところで、彼女自身はこのアルバムについてこんな風なことを語っている。

  書きためていた曲が形になって、やっとこれで前に進めるなと思った。
  曲のストックがゼロになってしまうことの不安もあって、ミニアルバムにしようかと思っていたが、
  からっぽになった自分や、そこから生まれる歌にも興味を持ち、結局は全部出した。

僕はこれを読んで、過去に良く似たことがあったのを思い出した。
それはRCサクセションが休止した後に、麗蘭に向かった仲井戸麗市だ。
あのときのチャボも、書き溜めていた曲を一気に麗蘭を通して発表した。
その結果はここに書くまでも無いだろう。

自分の中にあるものを一気に吐き出すと言うのは、
きっと物凄い快感であり喜びであり充実感なんだろう。
発表される作品にそんな作者の思いや気持ちが込められるわけだから、
傑作が生まれることは、もう必然なのではないかと思う。

新作が出たばかりだが、からっぽになった彼女が次に歌うのはいったいどんな歌なのか。
早くも楽しみで仕方が無い。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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