NHKドラマスペシャル「白洲次郎」オリジナル・サウンドトラック -2009-

かつて渋谷陽一がBLANKEY JET CITYのアルバム・レヴューでこう書いていた。

  ライヴで歌われていた「ディズニーランドへ」が収められている
  これ一曲のために金を払ってもいい名曲である

ただ、僕にとってこの92年に発表された2ndアルバム 『BANG!』 は、
他の収録曲もすべて金を払ってもいい名曲であったけれど。

さて、いきなりBJCについて触れたが、本題はまったく違う。
最近、実際に " これ一曲のために金を払ってもいい " と思って買ったCDがある。
それが 『NHKドラマスペシャル「白洲次郎」オリジナル・サウンドトラック』 だ。

TVサントラ,カヒミ・カリィ,フレッド・フリス,ローレン・ニュートン
EMIミュージックジャパン
発売日:2009-05-20

白洲次郎がどのような人物だったのかはそこそこ知っているが、
特に興味を持っているということでも無かったので、肝心のドラマを僕は観ていない。
ただ、ドラマに使用される音楽はそうでは無かった。
その理由は、浜田真理子が歌う「しゃれこうべと大砲」が挿入歌として使われていたからだ。

マイ・ラスト・ソングというライヴで「海ゆかば」を歌うことになった浜田真理子が、
その曲の音源をチェックしていたところ森繁久彌が軍歌を歌っているアルバムに出会い、
そこに収録されていた「しゃれこうべと大砲」を気に入った…という経緯があったようだ。

この曲、僕は既にライヴで何度か体験済みだが、聴けば聴くほど感動的なものになっている。
彼女の歌は、歌い込むほどに透明度が増していく…が僕の感じていることなのだが、
この透明度というところは、美しさに置き換えてもオッケーだ。
いや、透明度よりも美しさと言ったほうがわかりやすいかもしれないな。
だから、最初にこの「しゃれこうべと大砲」を横浜のライヴで聴いたときに比べ、
約1年後の世田谷文学館のミニ・ライヴで聴いたときのとんでもなさは、本当にとんでもなかった。

このサントラに収録されたヴァージョンもまったく期待を裏切らない。
いや、それどころか、期待以上に心に沁み入る出来となっている。
これ一曲のために金を払っても…いや、実際にこれ一曲のために、僕は金を払った。

ライナーによれば、NHKサイドは当初、
浜田真理子には1stアルバムに収録されている「アメリカ」を打診していたそうだ。
しかし彼女はある理由でそれを断り、この曲に変えたという。
詳細は省くが、この話を知って聴くと、また味わいが違ってくる、感動的なエピソードである。

浜田ヴァージョンの「しゃれこうべと大砲」は、
間奏で「結婚行進曲(ワグナー)」のフレーズが弾かれ、
エンディングでは「ハレルヤ」の一節が歌われている。
これは彼女の意思なのか、それとも、もとになるヴァージョンがあるのかは不明。
ただ、これにより深みが感じられ、素晴らしい効果をあげていることは間違いない。
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非公開コメント

知人に強く薦められて

入手し、特にこの一曲を繰り返し繰り返し聞いています。
彼女のブログで期間限定で公開されている音源もどれもすばらしくて、
ぜひライブに行ってみたいと思っています。

BANG!も大好きなアルバムです。

ヌータオさん

> 入手し、特にこの一曲を繰り返し繰り返し聞いています。

それは素敵な知人の方ですね!

> 彼女のブログで期間限定で公開されている音源もどれもすばらしくて、
> ぜひライブに行ってみたいと思っています。

最近は彼女にしてはライヴを多くやってくれていますから、
今後は是非、どこかに足を運んでみてください。

> BANG!も大好きなアルバムです。

そうですか!
それにしても、よりによってBJCを浜田真理子のエントリーのアタマに使うなよ(笑)。

so cool&impressive!

又お邪魔します。Blueさんとこで個人的に思い入れの強い<白洲次郎>の名前を目にするとは、かなり意外でちょっと嬉しくなっちゃいました。
ドラマはご覧になっていないとの事ですが,絶対お奨めですよ!3年ぶりに帰国中、あまりによかったからと母が撮っていてくれたビデオを観たのですが、ふつうの伝記ものにはない何とも粋でおしゃれな(イギリスロケもあり)創り方に<NHKやるじゃん!>と関心し、かなりやられちゃいました。まだまだ男尊女卑のあの時代にして夫婦関係がめちゃめちゃクールでかっこいいんです!日本人同士なのにいつも英語で会話してるんです!(二人は特訓したとみえてかなり流暢)マインドが当時の日本人の二歩も三歩も先をいってたから、英語の方が自然だったんでしょうね。清志郎もそうだったかもしれないけど、時代より先に行っちゃってる人には凡人にはない苦悩があるんですね。伊勢谷も猪突猛進な感じが適役ですが(御本人はもっと2枚目だったようですが)妻役の中谷美紀がもうはまりきってて<タバコをふかす姿がこんなに粋で汚らしくなく、かっこいい日本人女優はいないな!>と思いました。いきがってるけど本当は脆く傷ついて、政治の裏舞台で活躍する次郎に嫉妬する内面まで見事に演じきっていて、<上手い役者さんってすごいな!>と思いました。またいつ帰れるか分からないけれど、<続編も絶対撮っておいてね!>と母に頼んでおきました。確かまだオンエアされてませんよね?こんどはBlueさんも是非!!ヘタな映画にお金を出すより価値がありますよ!(こんだけ勧めて続編も期待を裏切らないといいのですが。。)
浜田真理子さんは存じ上げませんでしたが、Blueさんお奨めなので帰国時ぜひチェックしようと思います。

zamaha no mama さん

> Blueさんとこで個人的に思い入れの強い<白洲次郎>の名前を目にするとは、
> かなり意外でちょっと嬉しくなっちゃいました。

あぁ、でもすみませんねぇ。本題は浜田真理子の音楽なんです(笑)。

> ドラマはご覧になっていないとの事ですが,絶対お奨めですよ!

ここまで薦めていただけるとは!
嬉しく思います。ありがとうございます。観てみようかな…って思っちゃいました。

> 浜田真理子さんは存じ上げませんでしたが、
> Blueさんお奨めなので帰国時ぜひチェックしようと思います。

はい、是非、聴いてみてください。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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