SIMON & GARFUNKEL 東京ドーム 2009.7.10

これまでも何度かここに書いたことがあるけれど、
僕は学生時代それぞれの時代でサウンドトラック盤が決まっている。
中学時代はBEATLESで、高校時代はRCサクセション。
そして大学時代のそれはBRUCE SPRINGSTEENとなっている。
一応、メインのテーマ曲も設定されているのだけれど、
決して特定のアルバムや曲だけだというわけでもない。

さて、大学時代を思い返してみれば、メイン・テーマはSPRINGSTEENだが、
その周りには当時の自分を彩るたくさんの音楽があった。
例えばそれはU2の 『WAR』 であり、POLICEの 『Reggatta de Blanc』 であり、
HEARTBREAKERSの 『L.A.M.F.』 であり…と、実に様々なアルバムが挙がる。
そんな中の1枚であり、しかもSPRINGSTEENと並ぶ重要なアルバムが、
SIMON&GARFUNKELの 『Bridge Over Troubled Water』 だ。


サイモン&ガーファンクル(2003-12-17)
Amazonランキング:5419位
Amazonおすすめ度:


20代のある時期、死ぬほど聴いていた。
大好きだった。
70年代を代表する…というか全ロック史上、全ポップス史上でも必ず選ばれると思う名盤だし、
もちろん昔からほとんどの収録曲を知っていたけれど、それでものめり込んだ。
この淡いブルーのジャケットを手にするだけで、
タイトル曲のピアノのイントロが、
「The Boxer」のリフレインが、
「Bye Bye Love」の手拍子が瞬時に浮かび、聴こえてくる。
間違いなく、僕の人生のあるページのバックにかかるアルバムである。

S&G。
82年の初来日も、前回93年の来日も行けなかったので、
今回の16年ぶりの来日公演が決まったと知ったときは嬉しかった。
待望していた…というのとはちょっとニュアンスは違うけれど、
それでもあの名曲たちを生で聴きたいというのは、ハッキリしていたことだった。

会場が東京ドームというのはなぁ…と思ったが、とにかく雑念を消して楽しもう。
メニューには二人それぞれのソロ・パートもあるようだが、
そこ以外には知らない曲なんてきっと無いはずだからさ。

CIMG7515.jpg

客電が消えると、スクリーンに二人の過去から最近までの映像が映し出される。
会場である東京ドームが映り、観客が沸いた直後。
ステージにスポットが当たると、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルが立っていた。
もう、その姿を観ただけで感激だ。

メニューはわかっている。
まずは「Old Friends」から「Bookends Theme」だろ。
そして「A Hazy Shade Of Winter」と続くんだろ。

ライヴはその通りに進行した。
感動した。
わかっていても…いや、わかっていたからこそ、感激した。
だって、本当にあの二人がこの曲を目の前で歌っているのだ。

で、次は確か「I Am A Rock」なんだよな…って思ったら、
その通り、あのイントロをポール・サイモンが弾いた。
ここで既にやばかった。鼻と目の奥がつーんとしてくる。
まだ4曲目だぞ。ここでこんなんなってどうするんだよ…。

とにかく、このまるでベスト・アルバムに針を落としているような序盤は最高だった。

中盤には再びスクリーンに映画 『卒業』 のシーンが映り、「Mrs.Robinson」に繋げるという演出。
これは古くからのファンにはたまらないだろうなぁ。

実際、僕の周りのお客さんたちは、皆がイントロからいちいち反応する。
" うれしー " とか、" いいねー " とか、聞こえてくるのはそんな言葉なんだけれど、
これがやたらと感動するんだよね。

二人のソロ・パートを挟み、いよいよ本編のラストは「Bridge Over Troubled Water」。
もちろんイントロのピアノだけで盛り上がるのだが、変にドラマチックに演奏されるわけではなく、
結構淡々としていたのがかえって良かったかもしれない。
ちなみにリード・ヴォーカルを アート→ポール→ハモリ という順でとるアレンジだった。

ところで、僕の席はアリーナのBブロック。ほぼ中央の観やすい場所だった。
心配していた音も特に気になることもなく、少なくとも僕自身はとても楽しむことができた。

さて、アンコールを求めてアリーナのお客さんはスタンディングで二人を待つ。
1stアンコールに出てきた二人を大きな拍手が迎える。
ここで何が飛び出したかと言うと、「The Sound Of Silence」と「The Boxer」。
もうね、演奏や、音や、ハモリがどーこーというのは関係無いよ、ホント。
この曲自体が持っているパワーと魅力が、本当にとんでもないわけでさぁ…。
さすがに泣きましたよ、私は。

2度目のアンコールにも応えてくれ、ラストの「Cecilia」で2時間強のライヴは終了。
聴きたい曲はほとんど演ってくれたし、じゅうぶんに満足できたライヴだった。

こういうライヴを観ちゃうと、
時代も世代も言葉も何もかも越えてしまう音楽の素晴らしさをあらためて思う。
そして、その素晴らしい音楽を好きになれた自分は本当に幸せだと、ココロから思う。
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甦ります

私はS&Gは大学の頃でした。随分聞きました。
ほぼ歌詞も頭の中に残っています。
口ずさむこともあったり。

今回はどうしようと思ったのですが、結局色々な私的事情から諦めました。
テレビでやってくれることを期待&祈念しています。

2時間強、というのは期待以上ですね。
時々スカパー!の271チャンネルで彼らの昔の映像を見たりしていますが、やはり生、行けば良かったかな~

blueさんのレビューに感謝 m(__)m

そうそう話は違いますが、今日その271で「好き好きモンキーズ」という清志郎の出演番組が放送され、色々な彼のルーツ的話も聞け、悲しいけど嬉しかったです。ご覧になりましたか?

ishuto さん

> 私はS&Gは大学の頃でした。随分聞きました。
> ほぼ歌詞も頭の中に残っています。
> 口ずさむこともあったり。
彼等の音楽は、いつまでもEvergreenだと思います。

> 今回はどうしようと思ったのですが、結局色々な私的事情から諦めました。
> テレビでやってくれることを期待&祈念しています。
この日のライヴはカメラが入っていましたよ。OAされるかもしれませんね。

> 2時間強、というのは期待以上ですね。
代表曲はほとんど歌ってくれましたよ。

> 271で「好き好きモンキーズ」という清志郎の出演番組が放送され、
いや、観ていないです。
映像はリアルに追いかけるのが大変で、いつも後から…になっちゃいますね。

目の前に。。。。

友達のサイトに行ったら、
こんな日記が。。。

「今日は本当についています!!

帰りの新幹線で・・・・なんと、・・・・・
サイモンとガーファンクルに遭遇!!
昨日は名古屋でコンサート。

会議があり、泣く泣く諦めてコンサートには
いけませんでしたが、神様の力はすごい。

写真を撮ろうと思いましたが・・・・・
移動中の彼らを撮るのは・・・・辞めました。」

仕事でLIVEを諦めた彼の目の前に、
そのお2人が。。。。
そりゃあ感激しただろうなあ。

でも、やはりレポートを読んで。

会場の空気を味わうと、やはり行かないと。。。。
ですね。

Candy さん

> 帰りの新幹線で・・・・なんと、・・・・・
> サイモンとガーファンクルに遭遇!!
私、こういう体験はしたこと無いんですよね。

> 会場の空気を味わうと、やはり行かないと。。。。ですね。
新幹線で会うこととライヴでは、そりゃぁまったく違いますからね(笑)。
歌を聴いてこそ…ですよ!

同じく

はじめまして。私も10日のライブ行きました。とても良いライブでしたね。Bブロックとは、いいポジションでしたね。私はDだったのでちょっと遠かった・・・(;;)

あきらさん

コメントありがとうございます。

> とても良いライブでしたね。
個人的には想像していた…いや期待していた以上でした。

> Bブロックとは、いいポジションでしたね。私はDだったのでちょっと遠かった・・・(;;)
ドームのアリーナだと、双眼鏡込みでCブロックまでが、まずまずの席といった感じでしょうか。
ただ、スタンド席だと遠いでしょうから、やはり会場はどうにかして欲しかったですね。

S&G

わたしは、11日にいきました。
とにかく、すべてが名曲。
一番よく聞いたのは中学生の頃で、その後は決してしょっちゅう聞いていたわけではないけれど、なんか体にしみついているという感じでした。
でも、ナツメロというわけではなく、現在形のすばらしい演奏だったと思います。

それにしても、会場が大きすぎです。
チャボが「MANDALAで50回やれ!」っていってたけど、賛成。
でも200回やって、やっとドーム一回分ぐらいですよね。
チャボ、計算合ってません(笑)。

No title

アリーナ席とは最高だったのでは?小生はバックネット裏の上段で、2人の表情は良く見えませんでしたが、音楽は最高でした。近年でも一番のコンサートだったのでは・・・

ただ、上から見ていて気になる点が一つ。アンコールに入りかけた頃から、アリーナ席のお客さんで、出口に向かって席を離れる人がやたら多く、特に上から見ていると目につきました。こんなに素晴らしいコンサートなのに、どうして??

いろいろと事情はあるかと思いますが、最後まで楽しんでもらいたかったな~~

なんて、無粋な事を言っても、やはり最高のコンサート!あの感激の時間を共有できた事に感謝です!!

夢風さん

> わたしは、11日にいきました。
おー、夢風さんも観に行きましたか!
11日はポール・サイモンのソロ・パートが1曲増えたらしいですね。

> 一番よく聞いたのは中学生の頃で、その後は決してしょっちゅう聞いていたわけではないけれど、
> なんか体にしみついているという感じでした。
そうだなぁ。いつも自分のどこかに必ず存在していた音楽…って気がします。
私が出会ったのは小学生のときかな。
音楽の先生が「コンドルは飛んで行く」を聴かせてくれたのが最初でした。

> それにしても、会場が大きすぎです。
それでもソールド・アウトしちゃうんですからねぇ…。

> チャボが「MANDALAで50回やれ!」っていってたけど、賛成。
MANDALAで二人が歌っていることを想像しただけで凄いですよね。

> でも200回やって、やっとドーム一回分ぐらいですよね。
> チャボ、計算合ってません(笑)。
4×4の掛け算もあやしい人ですから(笑)。
ところでチャボは観に来たのかな?

旧友さん

> アリーナ席とは最高だったのでは?
チケットはUDOの先行で取りました。運が良かったのでしょうか?

> 音楽は最高でした。近年でも一番のコンサートだったのでは・・・
各曲ともアレンジがレコードとは少し変えられていましたが、
原曲の良さを損なうことはなかったと私は思いました。逆にそれが良かったくらいです。
特に「I Am A Rock」は良かったなぁ。

> アンコールに入りかけた頃から、アリーナ席のお客さんで、
> 出口に向かって席を離れる人がやたら多く、特に上から見ていると目につきました。
そうでしたか。私の周りはいませんでしたが…。
それ、招待券なんかで観に来ていた人なんじゃないかな?

> あの感激の時間を共有できた事に感謝です!!
そんなことを言ってもらえて、こちらこそありがとうございます。

S&G

Blueさんいらしたのですね!
私も、中学生の時よく聞いてました。
ここに出てくる曲、私もとても好きなのばかりです。
ああ、やっぱり行ってみたかったなあ。
しかし、ドーム、広いですよねえ。
昔、スティングを見にいって、モニター見ないと何が起こってるのか何もわからなかった^^;

nobuさん

> Blueさんいらしたのですね!
おー!…って、nobuさんも観たのかと思いましたよ(笑)。

> しかし、ドーム、広いですよねえ。
> 昔、スティングを見にいって、モニター見ないと何が起こってるのか何もわからなかった^^;
席によってはスクリーンが無くても大丈夫なんですが、観えるかどうかよりも、
とにかくステージから席が遠いと音が最悪なんで、どうしてもドームはそれが難点だよなぁ。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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