Every Wednesday Duo Special vol.3 三宅伸治+仲井戸CHABO麗市 吉祥寺MANDA-LA2 2009.6.17

ライヴの開演を告げるオープニングS.E.が大音量で鳴る。
その曲はRCサクセションの「June Bride」だった。
" そうか、今夜もそういうライヴになるのか… " と思ったら、その通りだった。

まずは三宅伸治の弾き語りによるソロ・パートだったが、
「ひどい雨」「君にだけわかる言葉」「デイドリーム・ビリーバー」の清志郎ナンバーが歌われた。
これはここだけでなく、全体がこんな感じで進行するのである。
そんなライヴだった。
三宅伸治の歌がとても良かった。思いが込められていて、沁みた。

さて、5曲目からチャボが登場し、ここからは最後まで二人での演奏だった。
「Sweet Home MANDALA」でチャボとのパートはスタートした。

僕自身、この二人のライヴ、実は初体験。
何度か行われている過去の内容は伝え聞いて想像してはいるけれど、
実際に体験するということとは、やはり雲泥の差だろう。

順不同になるけれど、印象に残った曲を挙げてみる。

●飲んだくれジョニー
やたらとカッコイイ演奏だった。二人のギターの相性がバッチリだったと思う。
三宅のギターは、清志郎よりもチャボとの相性のほうが良いのではないか…。
なんてことを思ってしまったほどだ。本当にカッコ良かった。

●ブルドッグ
二人で演るときの定番曲になっているようだが、
このRCナンバーの解釈は、事前に想像していたものよりも数段素晴らしいものだった。
曲の終盤のチャボによる " ぶる ぶーるどっぐ! " のコーラス最高!

●あの娘が結婚してしまう Part3
三宅伸治の、しかも当日のリハでのリクエストだったらしい。
清志郎作の、チャボがヴォーカルをとっていた古井戸ナンバーだ。
例えば " 仲井戸麗市、古井戸を歌う " というライヴがあったと仮定する。
そんなライヴであっても、 この曲は歌われることは無いんじゃないかなぁ。
まさにこの時期であり、三宅伸治とのライヴであったからこそ聴けた曲だと思う。
この日の個人的なハイライトだった。
※この他、古井戸は「いつか笑える日」「コーヒーサイフォン」が歌われた

「My Captain」や「Who'll Stop The Rain」のカヴァーや、おなじみ「Free Time」を挟み、
「たたえる歌」で本編が終了する。

そしてアンコール。
何の紹介も無く、チャボのカウントで曲が始まった。

●君が僕を知ってる
間奏のギターは、二人によるユニゾン(と言っても微妙に違うので最高!)だった。

●いい事ばかりはありゃしない
" 吉祥寺あたりでゲロ吐いて " のフレーズがリアルに響いた。
" 最終電車で国立についた " と歌った後、チャボは歌詞を飛ばしていた。
友人は…単に歌詞を忘れただけなんじゃないの…と言っていたが、
僕は国立というフレーズに反応してしまったのかもしれないな…なんて思っていた。
そういえば「コーヒーサイフォン」でも " なつかしい駅前の通り " を、
" なつかしい国立駅前の通り " と歌っていたなぁ。

●JUMP
三宅伸治がこの曲を歌った。
バッチリと決まっていれば最高に感動的な演奏になったと思うけれど、
残念なことにイントロでミスがあったんだよねぇ…。うーん、惜しかった。

●雨あがりの夜空に
盛り上がった。
ここまでドカーンと、チャボはこの曲を演奏できるようになったのである。
イントロのギターなんて、それこそ全盛期のRCに近かったんじゃないかな?

この後、二回目のアンコールに応えて、「ガルシアの風」「何にもなかった日」で終了。
期待していた「激しい雨」は残念ながら聴くことはできなかった。

5月22日から今夜のライヴまでのチャボを観て、確実に変わっているなぁと感じる。
この間の共演者が梅津和時、三宅伸治だったことは本当に良かったと思う。
この二人と清志郎・RCナンバーを演奏したこと、演奏できたことは、
チャボにとってかなり大きかったのではないか。
というか、この二人だからこそ、あんなライヴとこんなライヴができたのだろう。
この時期、ステージに立つこと自体が試練かもしれないけれど、
ステージを踏むたびに何かが薄れ、別の何かが生まれているように思う。
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Thank you!

先月、書き込ませていただいた者です。
Blueさんの日記に何度か涙ぐむことがありました。
昨日は清志郎さんの新しいシングルを購入しました。
新宿のタワレコでDVD上映をしていて、私も皆さんと観ながら、
今頃チャボさんのライブ演ってるなぁ~ とも思っていました。
帰宅後、家に帰ったら、入ったばかりのふぁんくらぶ通信が。。。

みんな、少しずつ、現実を受け止めて、上を向きながら
前進しているのがわかります。
ライブレポ ありがとうございました。

桃奴さん

> みんな、少しずつ、現実を受け止めて、上を向きながら前進しているのがわかります。
感動的なライヴでしたが、この日、私は涙するということはありませんでした。
私自身も変っていることを実感できています。

補足リポート

伸ちゃんはSEをJune brideにした訳を説明した。

「自慢しちゃうね。僕の結婚のとき、ウチのかみさん宛にボスからFAXが届いたんです。そこに書かれていたのが(新曲)June bride。♪あんな奴と~結ばれるなんて~ってとこが、僕は複雑でした」と。

伸ちゃんはRCの事務所社員と結婚したのだった。
そんな背景の曲だったなんて…驚きと心暖まる秘話でした。


最後には「昼間のリハに片山さんが現れて話だけして帰りました(笑) 片山さんのおかげで、チャボさんに言えないでいたことを言えました」。

「BB KINGは80過ぎ90近いのに、いまだにBlues演ってます。チャボさんのそんな姿が見てみたいです」。

はにかんだチャボは「そんな三宅も見てみたい」と返答したのでした。


実はライブ終了後、チャボはスタッフに抱えられるようにして、車に運ばれ即帰宅したようです。精神的に疲労した様子だと。舞台では明るく振る舞えても、胸中はまだまだ修羅場のようです…。当たり前ですが…。


それでも確実に前に進んでいる。

伸ちゃんの生来の優しさと温かさが、チャボと観客を大きく包み込んだ―。 そんな感じがしたライブでした。

June Bride!

Blueさん
今回も素晴らしい速報をありがとうございます。

私は休止以降、チャボや三宅さんのソロの活動は追いかけていないので、とても吉祥寺に伺う資格はなく
昨日はスクリーミングレビューのライブを観ながら
ステージのことを想像していました。
あの二人のギターでの“飲んだくれジョニー”は
さぞやカッコよかったことでしょうね!

そしてSさんのJune Brideのエピソード。。。
私はてっきり、清志郎が自分に向けた詩なのかと思っていたのですが、そんな曲だったなんて。やさしいボスからの歌だったんですねえ。。

早く、チャボが心身ともに元気になれること祈りたいと思います。つぎはフジロックでしょうか。

気になる

伸ちゃんだからこそ引き出せるチャボの魅力や楽曲が有りますよね。二人の共演また見たくなっちゃった。でも終演後のチャボの様子、気になるな。無理しないでよチャボ。。。

チャボさん、心配ですね。ワタシも青山で気持ちの整理が出来たと思ってたんですが、『OH!RADIO』を聴く度に泣いてしまいます。前に進んだり、2歩下がったり、、しばらくはワタシこんな状態なんだろうな、、、。だからチャボさんもゆっくり温かく見守っていきたいですね。
昨日、本棚を整頓していたら、去年の『清志郎がん再発』の日刊スポーツが出てきました。この時すでに『激しい雨』を引用して記事にされてましたね。改めて、BlueさんやSさんが言う、この曲の想いや意味の深さを知りました。

Blueさん、Sさん
いつもありがとうございます。感謝します。

S さん

フォローありがとうございます。解説付きになって助かります(笑)。

> 片山さんのおかげで、チャボさんに言えないでいたことを言えました
> BB KINGは80過ぎ90近いのに、いまだにBlues演ってます。チャボさんのそんな姿が見てみたい
これはいい話だったですね。

あぴすさん

> 私は休止以降、チャボや三宅さんのソロの活動は追いかけていないので、
> とても吉祥寺に伺う資格はなく
あのー、自分で " 資格が無い " とか線引きしちゃうなんて最高につまらないと思いますよ。
そんなの関係無いんだ。観たいから、聴きたいから私はそうする…でいいんですよ。

> あの二人のギターでの“飲んだくれジョニー”は
> さぞやカッコよかったことでしょうね!
最高でした。本当にカッコ良かった。

弦さん

> 伸ちゃんだからこそ引き出せるチャボの魅力や楽曲が有りますよね。
「あの娘が結婚してしまう」を三宅じゃなくてチャボが歌うんですよ、2009年に。
凄いと思いました。

まつさん

> チャボさん、心配ですね。
Sさんが余計なことを書くから…(笑)。
もちろん皆さんを心配させようと思っているのではないんですけれどね。
単にチャボのスケジュールが凄いというのもあると思いますよ。
8日間で4本のライヴ…うち2回があのMANDALAですからね。

すみません。。。

> チャボさん、心配ですね。
いや。。。本当に余計なこと書いちゃいました、不安がらせたとしたら、すみません。。。
もちろん、大前提にチャボさんは毎回、すごく前進しています。
昨夜は、終始笑顔で初めて涙もなかったと見えましたし、何より南青山で演れるようになってた「ガルシアの風」をこの日も。そして、この曲を歌っているときの目が、すごくまっすぐで力強かったのです。
僕は、目力(めじから)ってヤツを、久々に感じた瞬間でした。ちょっと武者震いするほど。それは、とても前向きなパワーを感じる、ある種、僕らを導いてくれるような頼もしさすら感じたわけです。
僕個人としては、この目力と伸ちゃんの「BB KING~」の話が、ハイライトでした。

最近、蛇足が多すぎますね。。。反省します。

タワレコのポストカード

タワレコの特典で、清志郎のポストカードが付いてきてて、
俺、知らなかったから倍、嬉しくて。
そん中の田舎のホームにいる写真がなんか沁みてきて、
「やれやれ、雨の中走って来たのに、(電車)行っちゃったよ・・・。」
って清志郎が頭をかいているように見えて。

だから俺は、彼を見送るんじゃなくて、
彼に見送られるんだって思うことにした。

チャボの電車も次へと進む。
俺の電車も停車時間を過ぎた。

もちろん忘れるなんてできっこない。
思い出と歌は持っていくよ、いつまでもね。

POP-ID さん

> 清志郎のポストカード
これはいい写真でしたね。
ステージの写真じゃなかったのも良かったんじゃないかな。

No title

毎度毎度レポ有難うございます!
ライブにいけない人間にとってはうれしい限りです。

まあ、しょうがない事なのでしょうが、以前から予定されていたライブ等は別として、全てのイベントが首都圏に集結されすぎ^^;
地方の人間としては、もやもや感が高まっております。まあ、地方でやる意味もないので仕方ないのですが・・・
この思いどこで吐き出せばいいんだ!
来月は僕の地元で伸ちゃんのライブがあるので楽しみにしています。
Blueさん、FUJIロックは参加されるのですか?

初めまして

ずっと以前からこちらには一方的におじゃましてましたが、いつもコメントできずにいました。

でも、今日は違った。
Blueさんのレポ読んで、何だか皆さん言われているように、自分の中で何かが前進したようで、悲しかったことや淋しい気持ちは忘れないけど、また違う新しい気持ちが見つかった気がします。Blueさん、きっかけをくれてありがとうございます!

それから失礼ながらこの場をお借りして…
Sさんもいつも貴重な話を本当にありがとうございます。蛇足だなんて皆思ってないですよー!俺は普段新聞買ってないけど、携帯のニッカンに登録してるので、番記者日記、拝読しております!今日はSさんだなぁとか(^^)

では長々と失礼しましたー!

別の何か

>ステージを踏むたびに何かが薄れ、別の何かが生まれているように思う。

これ、ファンである自分の場合も同じです。
CDを聞くたび、パンフを見るたび、ROCKIN'ONを見るたび、
別の何かが生まれているように感じます。
5月2日以前とは違う何かが、今度は生まれ始めています。

。。。って、事で、
Blueさんっ!
やっと、フロリダにもROCKIN'ONが
届いたんですっ!!!(感涙)。。。。

お菓子に混ざって。。。燦然と光る、白黒の彼!

ブログに写真があります。見てね。

kaitoさん

ニッカン芸能に入られてるなんてありがたいです(笑)

たしかにあそこでの番記者コラムでは、恥ずかしいですが、ここで書いていない個人的な清志郎への想いとか、書いたりしてます。

安心しました

Sさんの補足リポートでビックリして、慌ててメールをBlueさんに送ってしまったのですが、
チャンと返信を頂いて感激しました。
PCは苦手でいつも見てるだけの人だったので、本当に失礼しました。

その後Sさんのコメントが入っていたんですね。涙がなかった…目力を感じた…良かったです。
安心しました。ありがとうございます。

蛇足だなんて思いません、これからも詳細なリポートよろしくお願いします。

5/22のマンダラ

こんばんは。
Blueさんの言葉通り、遠のいていたライブにも少しずつ足を運んでみようと思います。

さて、そして今、フジで「僕らの音楽」を観ていたのですが
ほんの一瞬、ワンカットだけ、5/22のマンダラでのチャボの「君ぼく」が映りました。
カメラが入っていたことにまず驚いたのですが
それを許したチャボも本当にプロフェッショナルな人だと感動しました。
ロッキングオンのインタビューにしても然り。
本当に、みんなが求めているものを何とかまっとうしようとしてくれているんですね。

見に行けなかった私たちにも、その思いが届いた気がしました。
心からお礼を言いたいと思いました。

マイトさん

> 以前から予定されていたライブ等は別として、全てのイベントが首都圏に集結されすぎ^^;
> 地方の人間としては、もやもや感が高まっております。
> この思いどこで吐き出せばいいんだ!
うーん、私としては何とも…。

> Blueさん、FUJIロックは参加されるのですか?
フジで追悼ライヴを行う必然性はあるんでしょうが、私には5月22日がありましたからね。
今のところは未定です。

Kaito さん

> Blueさんのレポ読んで、何だか皆さん言われているように、自分の中で何かが前進したようで、
> 悲しかったことや淋しい気持ちは忘れないけど、また違う新しい気持ちが見つかった気がします。
こんなブログでそんなことを思ってくれるなんて感激ですよ。ありがとうございます。

> 俺は普段新聞買ってないけど、携帯のニッカンに登録してるので、番記者日記、拝読しております!
Sさん、これは嬉しいことだよねぇ。

Candy さん

> やっと、フロリダにもROCKIN'ONが届いたんですっ!!!(感涙)。。。。
おー、そうですか! 無事に届いてよかったですね。
それにしても、ここのコメント欄は世界をまたにかけているようで(笑)、不思議だなぁ。

MASAKO さん

> PCは苦手でいつも見てるだけの人だったので、本当に失礼しました。
いえいえ、これからは気軽にコメントしてくださいね。

> 蛇足だなんて思いません、これからも詳細なリポートよろしくお願いします。
Sさんの補足リポートは私も楽しみですからねぇ。

あぴすさん

> Blueさんの言葉通り、遠のいていたライブにも少しずつ足を運んでみようと思います。
あぴすさん、そうですよ。観たいから観に行き、聴きたいから聴きに行きましょう。

> さて、そして今、フジで「僕らの音楽」を観ていたのですが
> ほんの一瞬、ワンカットだけ、5/22のマンダラでのチャボの「君ぼく」が映りました。
マジですか? 私はまだ観ていません。録画していますので後でチェックしますね。

僕らの音楽

ふいうちでした。まさか、マンダラのチャボの映像が出てくるなんて…。もう泣かないでも何とかやっていけると思っていたのに…。
Blueさんはあの日あの場所のチャボを受け止めていたんですね。(それからあの場所にいたほかのみなさんも)
なんだか、こころがふるふる、しました。せつないようなくるしいような。(うまくいえないや)

はじめましてなのに、コメントせずにいられませんでした。
いつも、ありがとうございます。

miyamaさん

> ふいうちでした。まさか、マンダラのチャボの映像が出てくるなんて…。
あぁ、本当に放送されたんですね。観てみないと何とも言えませんが…。
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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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