チャボのライヴ、Opening SE

ビリー・ヴォーンの「浪路はるかに」。
この曲が麗蘭のライヴでOpening SEに使われることになった理由は何だろう?

とにかく麗蘭のライヴと言えばこの曲というくらいファンにはお馴染みになってしまったし、
何だかそれは麗蘭のレパートリーのような錯覚さえしてしまう。
「麗蘭のテーマ」や「Eden.」というインストがあるし、
実際に「Eden.」がOpening SEだったこともある。
それでもやはり「浪路はるかに」がいちばん麗蘭にはしっくりくる。
ライヴの開演時間までの約1時間もの長い間、
立ったまま待たされて辛い思いをしても、
♪ちゃ~らら~ ららら~ とこの曲がかかれば、
いっぺんにそんなものは全て吹き飛んでしまうのだ。

実際にライヴ・アルバム『宴』でも聴くことができるが、
初期からの定番であった「浪路はるかに」から「ミッドナイト ブギ」という必殺のオープニング。
これは未だに強烈な印象を残す。

麗蘭のライヴはこの曲で決まりだが、チャボのソロ・ライヴとなると話は違ってくる。
Opening SEを使用しなかったライヴもいくつかあるが、
僕にとってチャボのライヴと言えばこの曲…というのが二曲あるからだ。

まずは2ndアルバム『絵』に伴うツアーから使われるようになったと記憶しているのだが、
フランク・シナトラのヒット曲「夜のストレンジャー」(Strangers In The Night)だ。
何故この曲を使用したのか?
これは僕の想像なのだが、
おそらく夜とストレンジャーというキーワードが、
当時のチャボのテーマのようなものだったのだろう。
さらに66年のヒット曲というのも関係があるだろうなぁ。
チャボにとっての64年~66年辺りの曲は、やはり特別なんだと思う。

あまりにも有名な曲なので、
シナトラのベスト・アルバムをチェックすれば収録されているはずだ。
聴きたい人は簡単に手に入れることができるだろう。

ちなみに、『絵』に収録されている「夜のピクニック」という曲があるのだが、
この曲の間奏でチャボは「夜のストレンジャー」のメロディを弾いている。
もちろんわかる人には、これはすぐにピンとくる。
それは67年のモンタレー・ポップ・フェスティヴァルでのジミ・ヘンドリクス・エクスペリアンス。
ジミはここで演奏した「ワイルド・シング」の間奏で「夜のストレンジャー」を弾いているのだ。
チャボの頭の中にこれが無かったら嘘だろう。

ちなみに90年のネブワース・フェスだったかな。
エリック・クラプトンも「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」だったと思うが、
やはり間奏で「夜のストレンジャー」を弾いていた。

それにしても『絵』も90年か…。
同じ時期にチャボとクラプトンがモンタレーしているというのは興味深い。
このような二人の共通点は2003年にもあった。
この二人の間には、何かがあるのではないだろうか?

「夜のストレンジャー」に乗ってステージに現れるチャボ。
あまりにもハマッていて最高なのだが、しばらくこの曲がOpening SEになることは無かった。
しかし、昨年のイヴェントTiara Rock Fes.“WORDS”では、久しぶりにこの曲が復活した。
とても良かった。

そしてもう一曲。
今ではまったく使われなくなってしまったし、
おそらく85年~86年の仲井戸麗市バンドでのライヴでしか聴けなかったのではないだろうか。
その曲はディーン・マーティン「誰かが誰かを恋してる」(Everybody Loves Somebody)だ。
64年のヒット曲である。
この曲もチャボには実にハマッていた。

ストリングスがスルスルと下りてきて、ディーン・マーティンが歌いだす。

  ♪えーぶりばで らぶさばーで さむたーいむ

今ならばすぐにでもCDで探せるのだろうが、
この曲が欲しかった当時の僕は中古屋を探しまくった。
そしてやっとのことで明大前のお店(今でもあるのだろうか)で、
7インチのシングル盤を手に入れたのだ。
この曲、チャボのライヴのOpening SEに復活しないかな。

さて、チャボのライヴはOpeningだけでなく、もちろんClosingも重要。
今ではサッチモの「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)がド定番だけど、
以前はヘンリー・マンシーニの「ムーン・リヴァー」(Moon River)も良く使われていた。

これらの曲は、それぞれ独立してももちろん名曲なのだが、
家で流すと、どうしても部屋がチャボのライヴ会場になってしまうのだ(笑)。
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♪リアルな現実など突き抜けてしまうブルース♪

お久しぶりです。
まめにチェックしたいと思いつつ、なんだか伺いそびれてました。(ソーシャル・ネットワーキング・サービスやり始めたら、自分の日記とか書くのに手いっぱいで、他人様のところに行くのが減ってしまって)
こちらには私、2007年お初ですね。明けましてです。(遅いって!)

というわけで。
『ムーンリバー』に一票!
これ聴くと、あぁ、終わりなんだな、と思います。

〉部屋がライブ会場
あはは。すごくわかります、それ。私もそうです。

(あ、それからタイトルに深い意味ないです。『プリンセス』私も好きってだけで)

蘭芳さん

あけまして…はいくら何でも遅いので、今年もよろしく…です。

>『ムーンリバー』に一票!
今じゃサッチモにその座を奪われてしまいましたが、「ムーン・リヴァー」も良かったですよね。
いつくらいまで使われていましたっけ?

とにかく部屋でこれらの曲がかかると変なんですよね(笑)。
絶対にアタマの中にはステージでのチャボの姿が浮かんでいますから。

>♪リアルな現実など突き抜けてしまうブルース♪
『DADA』のライナーに「NEW SONG」ってタイトルでこの一節が含まれた詩が載ってるじゃないですか。
これ、いつか曲として発表されるのかと思っていますが、その気配は無いですね。

>『プリンセス』私も好きってだけで
名曲ですよ。チャボの未発表曲で作品として聴きたい上位3つに入ります。
でも、全てを憶えているわけじゃないから忘れそうです。
そのためにもそろそろライヴで演って欲しいですね。
最後に聴いたのは日大の学園祭でのチャボ・バンドかな。

「波路はるかに」
♪ちゃ~らら~ ららら~

うーん。いいですねぇ。
このひらがなの羅列でメロディが浮かんでくる快感(笑)

いまにもミッドナイトブギのドラムの渇いた音が聞こえてきそう。

恭さん

♪ちゃ~らら~ でわかってくれましたか(笑)。ありがとうございます。
メロディを文字にするのって、その人のセンス(?)が出ますよね?
私は ♪ちゃ~らら~ にしましたが、
人によっては例えば ♪た~らら~ とか、♪てぃ~りり~ とかになると思うんですよ v-290

直感的にシナトラ等論外、で(笑)、時期的に…もしかして
裸のラリーズの影響は・・・ないかなぁ?水谷さんとか。

ラリーズは曲自体あまり知らないんですが、夜、が付く曲は山程あったかと。
ex)夜,因果者の夜 等
モノクロの悲しみな世界でギターギャギャ~ン、な彼と
対照的なイメージのCHABO、関連があれば面白そうですね

ani-lineさん

ラリーズとチャボは、さすがに繋がりは無いでしょうねぇ。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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