I Wanted The Best, I Got The Best! 『KISSOLOGY 地獄大全』を観る

キッスの 『地獄大全』 をひと通り観終わった。

キッスの歴史をライヴ映像中心に時系列で追ったDVD 『KISSOLOGY』 のVol.1~Vol.3。
このDVD3セットに、米で販売された際、購入店毎に内容が違っていたと言うボーナスDVDを加え、
18枚ものDVDボックスにしたものが 『地獄大全』 である。


(2009-03-25)
Amazonランキング:5357位
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ファンなら誰もが知っているライヴ映像はバッチリ収録されているし、
あいだに挟まれるインタヴューやTV出演も貴重な映像だし、
79年に公開された映画『KISS IN ATTACK OF THE PHANTOMS』 までも収録されている。
これら3つの 『KISSOLOGY』 だけでも凄いが、
それぞれの時代からピックアップされたライヴ映像が9枚のボーナスDVDで付いているわけだ。
あらためて、いかにとんでもないものかがわかってもらえると思う。

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『KISSOLOGY Vol.1』
さすがに興奮した。
70年代のライヴ映像は、これまでは仕方なくBOOTLEGのVIDEOで観ていたわけだが、
クリアな映像に浮かぶ4人には感動するしかない。
特にウィンターランドのモノクロ映像は迫力満点。
何度もBOOTLEGの粗い映像を食い入るように観ていたライヴだが、
ここでのポール・スタンレーは死ぬほどかっこいい。
本当にホレボレする。

Vol.1の個人的最大の見ものは、
きっと僕は一生忘れることができないだろう、77年初来日の武道館ライヴだ。
これの完全版を観ることができるのだ。
NHKのヤング・ミュージック・ショー放送時の字幕など余計なものが無いので、
純粋に、そして十分に初来日公演を楽しめる。
それにしても、個人的な思い入れを差し引いたとしても、
この初来日公演は素晴らしいのではないだろうか。
ROCK AND ROLL OVER TOUR と言う70年代全盛期のセット・リストはもちろん、
演奏のクオリティもかなり高いと思う。
全15曲、感動の一言しかない。

僕がギンザNOWで観ていた「Hard Luck Woman」や「I Want You」はPVではなく、
TV用(?)に制作された映像だったんだなぁ。
今では初めてこれを観た当時の感動は味わえないけれど、
一本のWネック・ギターをポールとエースが弾くシーンは、今でもカッコイイと心から思う。

この時期のキッスを観ていると
CIMG7413.jpg
まさに「燃えたぎる血気」状態だ(笑)。

『KISSOLOGY Vol.2』
70年代末から80年代初頭の 『LOVE GUN』 以降は、
メイク期と言えども、こういった流れで観るとさすがに複雑。
ビートルズの歴史に例えれば 『LET IT BE』 に当たる感じかなぁ。
「Shandi」のPVなんかは、懐かしいけれど切ないしなぁ…。

それでも各ライヴ・シーンは盛り上がるし、見所は満載だ。
中でもブラジル・リオデジャネイロでの大観衆を前にしたライヴをじっくりと観られたことが嬉しい。
ただ、ピーターとエースが抜けた辺りからは、
その穴を後任のエリック・カーやヴィニー・ヴィンセントが埋めたとしても、
僕には、既にポールとジーンのバンドになっているように見える。

そうそう、Vol.2のボーナス・ディスクには88年の武道館ライヴ、
素顔での来日公演があるのも日本のファンには最高のプレゼントだよね。

それにしても 『KISS IN ATTACK OF THE PHANTOMS』 のB級、C級さは笑える(笑)。
本当にとんでもない映画で困ったものだ(笑)。

『KISSOLOGY Vol.3』
見所は96年のREUNION TOUR以降…と言いたいところだけれど、
実は 『ALIVEⅢ』 をレコーディングした92年のREVENGE TOURのライヴが最高にかっこいい。


Kiss(1993-05-18)
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ここでの新旧とりまぜた怒涛の名曲が繰り出されるメニューは圧巻。
ラストの「Love Gun」から「Star Spangled Banner」の演奏シーンは、
思わず " これぞロックだ!" と叫びたくなってしまった(笑)。

REUNION TOURは初日のライヴが収録されているが、
いきなりオープニングの「Deuce」からミスをしでかしていて、かなり生々しい。
さすがにメイクをしてのオリジナル・メンバー再結成ツアーの初日は、
そりゃぁ緊張とプレッシャーは相当なものだったと思う。ミスもするだろう。
キッスも人間なんだということである(笑)。

その後の98年PSYCHO CIRCUS TOURから2000年FAREWELL TOURを観ていたら、
何だか切なくなってしまい、ちょっと感傷的な気分。
終わりに向かっているわけだからねぇ。
オリジナル・メンバー4人の最後の姿だもんなぁ。
オープニングの「Detroit Rock City」が悲しく聴こえたなんて初めての経験だ。

Vol.3が凄いのは、最後のディスクにキッス最古のライヴが収録されていることだ。
小さなライヴ・ハウスと思われる場所で、映像のクオリティは最悪だけれど、
それこそ 『ALIVE!』 並みの演奏をしているのには感動する。

     **********

これを手に入れたとき、" 18枚組のDVDなんて、いつになったら観終わるんだろう… "
なーんて思っていたが、二週間も経たないで制覇(笑)。
というか、ディスクをセットしてモニターにあの4人が現れたら、
途中でストップ・ボタンを押すことはできないって(笑)。

音声はメンバーによるコメンタリーも収録されているので、
個人的に " ここは! " というシーンはそれもすべて聞いた。
それらを含めて観た結果、最後にココロに残ったのが、
ポール・スタンレーとジーン・シモンズ二人の強力なパートナー・シップだ。
この関係は、ちょっと他に同じような例は無いのではないだろうか。

  エースとピーター無しには今日のキッスは無かった
  だが、二人がとどまっていたら、やはり今日のキッスは無い

途中でポールのこんな印象的な発言があるが、
そんなものを超えて、僕はポールとジーンがいれば、それはキッスであると確信したよ。
オリジナル・メンバーへの僕の思い入れは変わらないけれど、それでもこの二人は凄い。
あまりにも大きい。でかい。

これは点で観て聴いていたらわからない。
でも、こうして線で観るとハッキリとわかるんじゃないかと思う。
少なくとも僕にはそれがわかった。

オリジナル・メンバー再結成のきっかけとなった95年MTV UNPLUGGED。


KISS(2008-09-03)
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ここでポール、ジーン、エース、ピーターだけで演奏される「2,000Man」と「Beth」。
今では、このシーンからは色々なモノが観えるような気がする。

18枚のDVDでバンドの歴史を振り返る。
こんなものはビートルズにもローリング・ストーンズにも、ボブ・ディランにも無い。
キッスのファンは幸せだと思う。
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No title

Blueさんの買われた18枚組仕様のは、もうないみたいですね・・・。
ボーナスなしの通常仕様のモノも懐具合の関係で買えなそうです・・・(涙)
羨ましい~。

確かにこれだけファンのニーズに忠実なバンドは他にないですよね~。
それだけ報酬も得てますけどね(笑)

LA MOSCAさん

> Blueさんの買われた18枚組仕様のは、もうないみたいですね・・・。
> ボーナスなしの通常仕様のモノも懐具合の関係で買えなそうです・・・(涙)
うーん、これは仕様からして限定盤にせざるを得ないでしょうからねぇ…。

> 確かにこれだけファンのニーズに忠実なバンドは他にないですよね~。
でも、ファンのためにやったことに対して「辛かった」みたいな発言もあるんですよね。
ただ、バンドのヒストリーの流れでそれを聞くと感動的なんですよ。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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