ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか / 中山康樹

この本には海外の14人のロック・ミュージシャン…いや、
年老いた海外の14人のロック・ミュージシャンが取り上げられている。

ポール・マッカートニーやミック・ジャガー、
あるいはボブ・ディランにブライアン・ウィルソンという人達は、
過去の全盛期を超える事ができないし、かつてのようには売れない事をわかっているのに、
それでも新しい曲を書き、アルバムを発表し続ける。
彼等はいかにして生き、何を表現し、そして今後も何を表現していくのか。
そんな彼等の活動から生きるための指針を見出せるのではないか…ということを、
中山康樹さんの視点で書いたものがこの本だ。

個人的に興味が無い人も取り上げられているが、それぞれ興味深く読めた。

これまでも色々なところで言われているし、ここにも書かれているけれど、
僕達は現在進行形で、ロックが初めて経験する " 老いる " という時代を生きている。

僕がロックを聴き始めた当時、若者のための音楽だと言う意識を持っていたかというと、
実はそんなことは無かったように思うけれど、
それでも60歳でシャウトするポール・マッカートニーや、
ステージ狭しと駆け巡り歌いまくるミック・ジャガーは想像していなかった。
でも、僕は実際に60歳を超えたポールのシャウトと、
ステージを駆けるミックのライヴを体験しているのだ。
先日観たジェフ・ベックとエリック・クラプトンも60を超えているし
65歳になったロジャー・ダルトリーが " 老いる前に死にたい " と目の前で歌うのも聴いた。

僕自身、ストーンズやポールのライヴでは、やはり過去の曲を多く求めてしまうし、
今後もそれらを聴きたいと思うし、聴き続けると思う。
でも、発表される新作を必ず聴き続けるということも、やはり間違いないことだろう。
となると、こういう形容はどうかと思うけれど、
彼等のロックの最後というものを僕は目撃できるのかもしれないのだ。
この " 最後 " というのは決してマイナスではなく、肯定的な視点だ。

彼等がいかにして生き、何を表現してきたのか…は僕なりにわかっている。
今なお何を表現しようとしているのか…という意識を今後は強く持って、
彼等のロックを聴き、観て、付き合って行きたいと思う。
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年齢を重ねること

連続書き込み、失礼イタシマス。。。\(^o^)/。。。

私は、なんつーか。。。
年齢とかはあんまり気にしたことがないです。
逆に、このヒトは年食ってからの方がイイ仕事してるなって、
感じるミュージシャンもいます。
それはミュージシャンに関わらず、女優さんとかでもね。
私もロックを若さの象徴っていう捉え方はしていなくて、
(ま、コレは若いから出来たことだなって
感じる作品もありますケド。。。)
やっぱり、基本はミュージシャンそのものと、作品なんですよ。
若い頃、勿論、売れてるバンドだけに
注目していたわけでもないし。。。。
調子がイイときだけに注目していたわけでもない。
自分の琴線のどこかに触れるか、触れないか。。。
それは今も昔も変らないですね。

ところで、麗と蘭とLeyonaさんのコラボ。
個人的にあんまり。。。。とお感じになられる理由。
もし、ブログ上及びコメント欄で、
差し障りがなければぜひぜひ教えて下さぁ~い♪
私は単純にLeyonaさんの声がいいなって
思ったからだけなんだケド、
麗蘭に合うかどーかは別問題かな。。。?

本のレビューはまたアップしますねー。。。(^_^.)。。。

沙羅 さん

> 年齢とかはあんまり気にしたことがないです。
私もどちらかと言えば年齢は気にしないほうなんですけれど、
チャボが何時からか、思い切り気にしている(笑)という発言をするようになったので、
それなりに興味を持つようにはなりましたね。

> ところで、麗と蘭とLeyonaさんのコラボ。
> 個人的にあんまり。。。。とお感じになられる理由。
いや、私の友人達のあいだでのLeyonaは、人気が二分されているんですよ。
単にそれだけのことですー(笑)。

No title

60年台から70年台にかけて絶頂期を迎えたスーパースターが今も精力的にツアーを続け、新作も出し続ける現在、とても興味深い題材ですね。こういった切り口での本・文章というのも余りお目にかかったことがない気がしますし・・・。本作でも中山節は炸裂しているのでしょうか?(笑)

ところで、こちらを拝見して思い出したことがあるのですが、2005年くらいに産経新聞に、AP電でボブ・ディランが、「自分にはもう新しい曲を生み出す能力はない、才能の泉は枯れてしまった」といったニュアンスのことを語ったとの記事がでてて(正確な表現は覚えていないのですが)、ちょっと驚いた覚えがあります。90年代前半に新作を出さずに、古いトラディショナルやブルースのカバーアルバムが続いた時期にも、近いニュアンスのことは言っていましたが、ここまで断定しきった言い方はしていなかったので。

その後、充実した作品を発表してはくれましたが・・。

チャボもこういった弱気な?自信を失いかけるような思いになることがあるんでしょうかねぇ???

私も年齢ってあんまり気にならないなぁ
そもそも大して過去に興味がないので(笑)、「ピークを過ぎてもなお歌う」的な発想はまったくありません。

今も現役で歌い続けている人たちって、全盛期とか売り上げとか、それほど気にしてらっしゃらないんじゃないでしょうか。気にしてたら怖くてCDなんて出せないだろうし、何より「売れる=いい音楽・本当に表現したい音楽」とは限らない、というのはご本人がいちばんわかってるでしょうから…。

CHABOさんが年齢を気にしているのは、「あと何年、体力・気力を充実させてステージに立てるか」という理由だと推測しています。
私も、数字としての年齢は気にならなくても、CHABOさんの健康状態は常に気にしてますから(笑)

GROW OLD WITH ME

こういうの俺もよく思います。
深い思い入れがあって、最後まで付き合おうと思ってる
アーティストの殆どは還暦前後の方ばかり。
ストーンズ、ルー・リード、イギー、パティ、清志郎、チャボ、ミチロウ。
この人たちは最後の曲まで聴きたいですもん。

トワイライトさん

> 本作でも中山節は炸裂しているのでしょうか?(笑)
一連のビートルズ本よりは柔らかいですが、爆発していると思います。
良くも悪くも、この決め付けは読んでいて楽しいですよ(笑)。

> その後、充実した作品を発表してはくれましたが・・。
ディランの発言は初めて知りました。どういう意味で言ったんでしょうね。

> チャボもこういった弱気な?
> 自信を失いかけるような思いになることがあるんでしょうかねぇ???
あると思いますよ。でも、それを乗り切る思いのほうが強いと確信しています。

ayakoさん

> そもそも大して過去に興味がないので(笑)
それが好みかどうかは別にして、好きな人の過去の作品って興味ありませんか?
例えば、私は古井戸を知ったことで、チャボの作品に対する見方や楽しみ方は増しましたよ。

> 今も現役で歌い続けている人たちって、全盛期とか売り上げとか、
> それほど気にしてらっしゃらないんじゃないでしょうか。
そうですね。この本での中山さんの視点もそこじゃ無いです。

> 気にしてたら怖くてCDなんて出せないだろうし
確かに(笑)。でも、今は作品を発表すること自体が大変なんじゃないかなぁ。
私は以前よりも簡単には出せなくなっていると想像しています。

> CHABOさんが年齢を気にしているのは、
> 「あと何年、体力・気力を充実させてステージに立てるか」という理由だと推測しています。
私はチャボが年齢に触れることをマイナスに感じていません。
逆に、実にらしいなぁ…と思っちゃうくらいです(笑)。

LA MOSCA さん

> 深い思い入れがあって、最後まで付き合おうと思ってる
> アーティストの殆どは還暦前後の方ばかり。
まぁ、私達がこの年齢ですからねぇ(笑)。そりゃ還暦前後の人ばかりになりますよね。
でも、十代から聴いていた人達が、こうやって今でも活動していることに感動するし、
勇気や夢や希望をもらいますよ。

> ストーンズ、ルー・リード、イギー、パティ、清志郎、チャボ、ミチロウ。
> この人たちは最後の曲まで聴きたいですもん。
でも、その " 最後 " がいったいどういうものかがわからないじゃないですか。
それを作るのもこの人達なんだと思うんです。だから楽しみです。

S&G 旧友

連続の投稿、恐縮です。

サイモン&ガーファンクルの来日公演が発表になったことで、ふと思い出したのですが、彼らの名曲、「旧友」について、チャボがこの曲をカバーしたか、曲にちなんでの話をステージでしたような?記憶があるのですがはっきり思い出せません?

セントラルパークを訪れたときに、ベンチに座る一組の年老いた友人たちを見たことについて語ったような気がするのですが・・・この曲のテーマずばりですね。

サムズアップだったか、どこかで・・。思い出せなくてもどかしいです。全くの思い込み、勘違いかもしれません。

本稿のテーマにも関連あることなので思い出しました。失礼しました。

トワイライトさん

> チャボがこの曲をカバーしたか、曲にちなんでの話をステージでしたような?
はい、話をしていましたね。映像も流したはずです。
サムズじゃなく、私は別の会場だったという記憶です。

ちなみにS&Gの二人が「旧友」を歌ったときは二十代ですが、
二人の再会ツアーのライヴ盤では、本当の旧友になった二人が「旧友」を歌う…。
と中山さんもこの本に書いていますよ。

変な例えで恐縮ですが(笑)

> 好きな人の過去の作品って興味ありませんか?

確かに、「全然ない」と言えば嘘になります
でも、その「好きな人」が現役ミュージシャンである場合、過去の作品(というか、今とは違う名義のバンドなどで出した作品)を深く追究することに対して、私は、恋人の昔の恋愛遍歴を詮索するかのような、罪悪感みたいなものを感じてしまうんですよ(笑)
で、なぜかCHABOさんに対しては、とりわけその罪悪感が強いんです。
もしも私がリアルタイムにRCで出会ってたら、今でもソロや麗蘭などと同じ頻度で聴いてたと思いますけど…でもやっぱり古井戸は聴かなかっただろうな。そう言う意味では、もっと早く出会ってたかったと思うことはあります。
でも、今のライブで私の知らない古井戸やRCの曲を歌っても、不思議と原曲を聴きたいとは思わないんですよね。私はとにかく「今のCHABOさんの」「今の解釈の」音楽が聴きたいみたいで。たま~にRCや古井戸の動画をYou Tubeで探したりもするんですが、音楽がどうこうよりも「きゃー、CHABOさん前髪ツヤツヤ!」とか、そんなとこばっか見てますし(笑)

いくらCHABOさんが好きでもさすがに恋愛感情はないですが(笑)、「恋人の過去の恋愛遍歴」に置き換えていただければ何となくお解りいただける…かな??

長々と、失礼いたしましたー

ayakoさん

> 恋人の昔の恋愛遍歴を詮索するかのような
それは面白い考え方だなー(笑)。でも、何となくこの例えはわかる気がします。
ただ、私はきっとayakoさんと真逆だと思うなぁ。
過去を聴きたいという言い方だとアレですが、
その人が発表した作品はすべて聴きたい…という言い方だとわかりやすいかなぁ。
そんな感じです。
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