2009春 梅津和時 プチ大仕事 新宿夜会 新宿PIT INN 2009.3.19

ライヴのラストを飾ったのは、僕の知る限り初となる梅津和時&仲井戸麗市の共作だった。

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今年の初め、チャボのいくつかの " VSライヴ " が発表になったとき、
梅津和時プチ大仕事への出演については、
" チャボにはお馴染みのミュージシャンと言えるので、
単なる共演という以外に、過去のライヴとは違う新展開を期待したいところ… " と書いたのだが、
ライヴのラスト・ナンバーは、僕にとってはまさにこの新展開だった。

過去に何人かの優れたキーボード・プレーヤーとセッションをしているチャボだが、
それでも、やはり、どうしたって、それらはギターが主体のサウンドであった。
たつのすけのシンセが世界観を作っても、kyOnのアコーディオンがやさしく響いていても、
あくまでもチャボのギターが中心であったし、それは今後もいつでも揺ぎ無いものだと思う。

しかし、今回のライヴのラスト・ナンバーは、
梅津さんの生ピアノ(!)でチャボが歌った…という曲なのである。
アコギを手にしてはいたけれど、ほとんどピアノとアコーディオンだけをバックに歌い上げた。
これは新展開…新境地でしょう、やっぱり。
こんなチャボをライヴで観たのは、たぶん初めてだと思う。記憶に無い。

MCから察するに、この曲のタイトルは「祈り」のようだ。
梅津さんの曲にチャボが詞を付けたというパターンらしい。
チャボはこの曲を " 育てていきたい " と表現していた。
いつか何らかのカタチで作品化されることを期待したいと思う。

さて、ライヴは何の演出も無く開演時間ピッタリにメンバーがステージに現れ、
まるで公開リハーサルのような雰囲気(笑)でフラリと始まった。
基本的にはいつものチャボのソロ・ライヴの流れだったのだが、
意外だったのは、おそらくメニューの7~8割がカヴァーだったと言うことである。
ビートルズ、キンクス、ポーグス、カーティス・メイフィールド、トム・ウェイツ…など、
お馴染みの曲から初めて聴く曲まで、実に楽しい選曲だった。

そんな中で個人的に驚いたのは、ビートルズの「ハニー・パイ」。
チャボ自身が取り上げるビートルズのカヴァーはどうしてこうマニアックになるのか。
選曲の基準を聞いてみたいところだ。

中盤のポエトリー・リーディングあたりはチャボのヘヴィな面が出かかっていて、
ライヴの流れの中では浮いていた感じがしたけれど、
ここ以外はまるでカヴァー大会のようなメニューのおかげで、通しては実に楽しく、
結果としては開放的で外に向かっていたライヴだったと思う。
中でも、今回も大いに盛り上がった「ダンシング・イン・ザ・ストリート」は、
しばらくはチャボのライヴの定番になるような気がする(笑)。

サックスとギター、アコーディオンというシンプルなトリオ編成は、なかなか新鮮だった。
急造のユニットであり、かつリハの時間もそんなに取れなかったと思うので、
ぶっつけ本番めいたセッションという雰囲気も随所に見られ、
そんなところはジャズのライヴ・ハウスであるPIT INNにピッタリだったように思う。
それでも何曲かのエンディングに凝ってキメていたところは実にチャボらしかった。

あと、これだけは記しておかなければならない。
アコーディオンの佐藤芳明というミュージシャンのキャラが白眉でした(笑)。
序盤は影が薄い感じだったのだが、いきなり「ダンシング・イン・ザ・ストリート」で本性を現し、
以降はかなり笑わせてくれた(笑)。
実際に観ていない人に文章で説明するのは難しいのだけれど、
とにかくあの怪しさには笑わせてもらいました(笑)。

ところで、梅津さんのピアノも驚いたと共にとても感動したけれど、
実は一曲、ヴォーカルも取ったんだよね。
これも僕は初めて聴いた。歌も味があってとても良かったです。

さて、6月の南青山MANDALAでのMonthly CHABOで、
チャボと梅津さん再びの共演が発表された。
次回はリハに十分の時間がかけられるだろう…ということで、
片山さんとのライヴと同じように、僕個人としては80年代の色が出た曲を期待したいもの。
また、今回披露された共作の音が、更に固まるのも楽しみだ。

     **********

チャボがギターではなくピアノをバックにして歌った曲に、
実は異色作として 『DADA』 の「DREAMS TO REMEMBER」があるが、
あれはハッキリと " ギターを入れない・弾かない " という意志のもとでのアレンジであるため、
チャボは " 弾かない " ことでギターで参加している…と、僕は思っている。
よって、僕にはあの曲はギターが入っていないようには聴こえない。
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たのしかった

>お馴染みの曲から初めて聴く曲まで、実に楽しい選曲だった。

梅津さんのナンバーにチャボさんがからむのかと思いきや、ほとんどチャボさんの楽曲でびっくり!というか、カバーで....。
「ハニーパイ」やポーグスカバーがやはり興味深かったですね。

>アコーディオンの佐藤芳明というミュージシャンのキャラ

絶妙なキャラでしたよね。そして最後の「ガルシア」 の時の楽器とのコンビネーションも絶妙で、新鮮な気分でした。

佐藤くん(勝手にこう読んでます、笑)、笑わせてくれましたね~
白状?すると外見がかなりタイプだったので(笑)、序盤から注目してました。前半、CHABOさんに軽くいじられ照れる佐藤くんに「かわいい~(萌)」て感じで。
Dancin' in the Streetで、お友だちになりたくなりました。
まさか「麗市の父です」とくるとは…!

「祈り」は素敵な曲でしたね。
私も、今後「育って」いくのが楽しみです。

パイン・ヤングさん

想像していたのとは違うライヴでした。
個人的には、もう少し梅津さん色が強いと良かったんですけれどね。

> 「ハニーパイ」やポーグスカバーがやはり興味深かったですね。
それこそビートルズの曲だけでライヴをやってくれないかなと思います(笑)。

> 絶妙なキャラでしたよね。
> そして最後の「ガルシア」 の時の楽器とのコンビネーションも絶妙
肝心の演奏について触れませんでしたが(笑)、
これまでチャボとセッションしたミュージシャンとは毛色が違っていましたよね。
この三人による音楽は新鮮でした。

ayakoさん

> 佐藤くん(勝手にこう読んでます、笑)、笑わせてくれましたね~
ああいったことで笑ったのは久しぶりだ(笑)。

> まさか「麗市の父です」とくるとは…!
これは凄い飛び道具だったな(笑)。ミーティングで絞られたのかな(笑)。
でも、チャボの " ミーティング! " っていうのも、今はなかなか聞かないよねぇ(笑)。

> 「祈り」は素敵な曲でしたね。
> 私も、今後「育って」いくのが楽しみです。
今後も何度かライヴで聴いていきたいな。
それにしても梅津さん、いいピアノ弾くなー。

楽しかった!

3時間たちっぱなしはちょっと大変だったけど、よかった!すごく楽しかったです。
知っている曲も全然違うふうに生まれ変わっていたりして新鮮だったし。

ラストの「祈り」、本当にとてもいい曲でしたね。
梅津さんのピアノもとても素敵でした。

ダンシング・イン・ザ・ストリート、楽しかった~

佐藤さん最高でしたね^^
あのキャラ、かなり気に入りました。
(あ、そうそう、演奏もよかったですよね)

nobuさん

> 3時間たちっぱなしはちょっと大変だったけど、よかった!
お疲れ様です。三時間はさすがに辛いよねぇ…。

> ラストの「祈り」、本当にとてもいい曲でしたね。
> 梅津さんのピアノもとても素敵でした。
nobuさん、梅津さんのピアノって観たことある? 私は初めてでしたよ。
あまりにもSAXのイメージが強力なので驚きましたが、とても良かった。

> ダンシング・イン・ザ・ストリート、楽しかった~
これはチャボのライヴでの必殺技になった気がするなぁ(笑)。

> 佐藤さん最高でしたね^^
あれは謎だ(笑)。

鍵付コメントさん

情報ありがとうございます。
これ、実は私も別の場所で見ました。
それにしても、いつ時間をとってみっちりとやったんでしょうねぇ。

鍵コメントさん

コメントありがとうございます。

ええと、問題ないと思いますので、質問の答えだけしますね。
サインをもらう人はいないんじゃないかなぁ。
ライヴ後はそんな雰囲気じゃ無いと思いますよ。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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