仲井戸CHABO麗市 monthly CHABO vol.9 CHABO SOLO NIGHT 「小さな願い」 南青山MANDALA 2009.3.14

今年になってからのMonthly CHABOはソロと共演が交互に開催されるようなので、
1月のライヴに続いて今月もソロだ。
前回が素晴らしい内容だったので、今のチャボが演るソロ・ライヴを僕は期待している。
よって、今日もかなり楽しみにしていた。

Image0903141.jpg Image0903142.jpg

僕の記憶が正しければ、1月のセット・リストとは一曲もダブリが無かったのではないだろうか。
土曜日ということでお馴染み「Take You To The Movies Tonight」が歌われたが、
この曲以外は、たぶんダブッていなかったんじゃないかなー。
しかも定番ナンバーがほとんど歌われなかった1月に続き、この日もそんなライヴとなった。

前半で「春たけなわ」と「おいてきぼり」の、古井戸の曲が続けて歌われた。
「春たけなわ」のアレンジがレゲエ風になっていたのだけれど、
これは昔、チャボのソロ・ライヴで演奏された際のアレンジが踏襲されているんだよね。
もちろんそのときはバンドだったけれど、一人でのそれも良かったなぁ。
「おいてきぼり」は、チャボ曰くC.C.R.風。
曲のエンディングで、そのC.C.R.の曲のフレーズをいくつか付け加えていた。
こういった即興的なアレンジは、ソロならではだと思う。

ところで、Monthly CHABOは途中からライヴにタイトルが付くようになった。
これまでのライヴでは、この付いたタイトルと同じ曲をチャボはカヴァーしてきたので、
今回も事前にわかってしまったのだけれど、
それでも僕は「小さな願い」をどうカヴァーするのか、楽しみにしていた。
このカヴァーは、意外にも前半で飛び出した。
ライヴのハイライトとせずにサラッと歌われたのだけれど、だからこそ印象に残ったように思う。
相変らず歌詞は沁みる内容であり、またしても、やはり、どうしても…であった。

この日は他にもカヴァーがいくつか歌われた。
まずは浜崎貴志との共演で演奏されたBEATLESの「All My Loving」。
チャボ単独のヴァージョンとなったことで、ビートルズ度はアップしていたと思う。
ポール・マッカートニー100%とも言えるこの曲だが、
有名な三連譜のギター・カッティングでジョン・レノンの名もそこに刻まれていることを忘れず、
チャボはその三連譜のギターを、曲のある部分で取り入れていた。
この辺は実にチャボらしい。

SEX PISTOLSの…いや、SID VISIOUSの「My Way」。
これを取り上げたのは雑誌のインタヴューがきっかけのようだが、
久々の歪ませたギブソンのセミアコが最高だった。

「Dancing In The Street」は盛り上がったなぁ。
いやー楽しかった(笑)。

そして「Heart Like A Wheel」という曲。
作者のAnna McGarrigleや、
この曲を歌っていたLinda Ronstadtの名前を出して紹介していたけれど、
僕はこの曲を2006年2月、サムズアップでのDJ Eventで知ったのだ。
チャボはその日、June Taborという人のヴァージョンでかけてくれたのだが、
僕はそれを一発で気に入り、CDを手に入れた。
今でもたまに部屋で流れるアルバムとなっている。
このように大好きな曲なので、個人的に驚くと共に嬉しいカヴァーだった。

さて、ライヴの終盤は、あまりこれまでに無かった展開だったんじゃないかなぁ。
お決まりのメニューでの構成と違ったことには、少し驚いた。

まずは本編のラスト。
「SOSが鳴ってる」の朗読から「今 I Love Youを君に」に繋げて締めくくる。
しかもこれだけでは無く、アンコールのラストは、何と「ガルシアの風」を朗読で披露し、
続けて古井戸の「夜奏曲」で締めたのである。
僕自身には新鮮であり、かつ刺激的な展開だった。
この辺のチャボの心境については、今後のライヴを観てから色々と想像してみたいと思う。

今のチャボのソロ・ライヴは本当に見応えがある。
実際に観るまで内容がまったく予想できないし、目の前で展開される世界もその都度で違う。
だからこそ観た後の感動も深い。
そして何より、定番以外の多くの曲でライヴを構成しているのに、
まったく違和感が無く、不満を感じることもなく、仲井戸麗市の世界が構築されているのがいい。

来月は共演だけれど、早くも次のソロ・ライヴが楽しみである。

     **********

本編では久々の「ムーンライト・ドライヴ」や「ランタン」という 『DADA』 からの選曲。
そしてポエトリーでは「ドリームランド」が取り上げられるなど、
今回は個人的にもその当時を思い出させられるようなシーンが多かった。

思えば、チャボのソロ・ライヴは80年代の中頃から観ているのである。
よって、今の僕がチャボのライヴに行った場合、
単にそこで演奏された曲が云々ということだけでなく、
その曲を聴いた、そして観た過去のシチュエーションが一瞬にして思い出されることも多い。
時間の違いはあるにせよ、ファンは皆、同じような経験をしているのではないだろうか。

僕はもう人生の半分以上をチャボの音楽と過ごしてきたのである。
同じような人は他にもいるだろう。
ということは、チャボの物語は、もうチャボだけのモノではなくなっているのだ。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

ほんとうに

>だからこそ観た後の感動も深い。

マンダラのライブは回数を重ねるごとに私自身も、感動が深くなってきている気がします。
ライブが終わった後、次の日から毎日反芻しているうち、あっという間に次のマンダラが来てしまう......、そんな繰り返しでますます楽しみになっています。回数を重ねればあきていくのが普通なのに、まったくその逆ですね!

パイン・ヤングさん

ずいぶん前の話なのですが、チャボのソロ・ライヴに行っても、
私はその内容にあまり変化を感じることができない時期があったんです。
その時と比べれば、今のソロはまったく違います。

> あっという間に次のマンダラが来てしまう
時間が無いことをチャボはプレッシャーみたいに話していましたが、
でも、これは良いほうに出ていると思います。
過去に似たようなライヴで " SWEET HOME SHINJUKU " がありました。
あれもCHABO BANDよりもソロ・ライヴが充実していたように思います。
毎回が凄かった。時間が無いのは今後も歓迎したいと思います(笑)。

No title

アレサ・フランクリンの邦題「小さな願い」でチャボさん登場!
1曲目は「庭」でしたね♪
マンダラ2日目は、チャボざんがカーディガンをぬいでくるのを忘れて、その上に水玉のベストを着て出てしまったので暑かったらしく、歌詞の春のところを夏に替えてうたってやろうかと思ったと言っていたのがおもしろかったですね~♪
チャボさんカヴァーの「小さな願い」は感動しました☆
難しんだゾー!と言ってましたが、なるほどコードは次々変わるわ、曲調も転調というのか変わるわで、複雑そうでした。(よくわかりませんが…)
でもあのメッセージはぐぐっときました。。同じ道を歩いて行こう♪
「All My Loving」もよかったですが、三連譜のギターカッティングは素人にはわかりませんわ!
さすがBlueさま☆
「My Way」も超かっこよかったですね~♪
ポエトリーでは『だんだんわかった』20pの「ドリームランド」のバックにドアーズがかかっていて、それがまた幻想的で心地良かったのですが、Blueさんはいかがでしたでしょうか?
このドアーズは伊豆のDJイベントでかけてくれましたよね~♪懐かし★
こうやってつなげていくと、ホント、音楽とチャボさんとキヨシローさんで自分も語れるんだなぁと思いました!

ブラウンシュガーさん

コメントありがとうございます。

> チャボさんカヴァーの「小さな願い」は感動しました☆
> 難しんだゾー!と言ってましたが、なるほどコードは次々変わるわ、
> 曲調も転調というのか変わるわで、複雑そうでした。(よくわかりませんが…)
ギター一本の弾き語りでやる曲じゃないですわ(笑)。

> でもあのメッセージはぐぐっときました。。同じ道を歩いて行こう♪
ライヴのタイトル曲は毎回グッときます。今回も例に漏れず…。

> 「All My Loving」もよかったですが、
> 三連譜のギターカッティングは素人にはわかりませんわ!
えー?
チャボが弾いたのは歌のバックじゃなかったから、すぐにわかったかと思ったけど。

> ポエトリーでは『だんだんわかった』20pの「ドリームランド」
これはね、例のポエトリー・リーディングのツアーで、
私が観た時の最初に読まれた章なので、個人的にも凄く思い入れがあるんですよ。
だから感動でした。

> バックにドアーズがかかっていて、それがまた幻想的で心地良かったのですが
そうですね。「ドリームランド」から「ムーンライト・ドライヴ」という構成だったから尚更でした。

> ホント、音楽とチャボさんとキヨシローさんで自分も語れるんだなぁと思いました!
そうそう、語りましょう(笑)。

ん~なんだかCHABOさんのライブはどんどんすごいことになってますねえ。
私は踊りの発表会&最終練習と両日かぶってしまい今回はどうしても行けなかったのですが(涙)、踊ってる場合じゃなかったですねこりゃ(笑)

私はまだまだファン歴浅いですけど、
やっぱり聴けば・見れば重なってくる過去の思い出みたいなものが少しはあります
そんな時間と記憶の重なりが、CHABOさんへの思い入れをますます強くしていってる気がします。。

ayakoさん

> 踊ってる場合じゃなかったですねこりゃ(笑)
また踊っていたんですか(笑)。それは残念でしたね。

> 私はまだまだファン歴浅いですけど、
> やっぱり聴けば・見れば重なってくる過去の思い出みたいなものが少しはあります
時間は人によって違いますが、思い入れの強さに時間は関係ないと思うので、
色々なカタチでファンそれぞれがチャボに対する気持ちを持っているんでしょう。
最近のライヴを観ていると、そんなことを強く思ったりします。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ