CDで聴く古井戸

一昨年、古井戸のエレック時代のオリジナル・アルバムがCD化されることが発表された。
見事にそれは成し遂げられたのだが、
『イエスタデイズ』という未発表ライヴを含む編集盤は外されていた。
当時は出る気配がまったくなかったのであきらめていたのだが、
何故か去年の年末に突然リリースされた。
プロモーションはエレックのCD化が始まったときよりも明らかに落ちているので、
仲井戸麗市マニアの方はチェックを忘れずに。
市場から消えるのは意外と早いと思いますよ。買いのがさないように。


古井戸(2006-12-21)
Amazonランキング:99234位
Amazonおすすめ度:


これにより、エレックの古井戸名義のオリジナルは全てCD化された。
古井戸に限らず、
このエレック再発運動は、日本の音楽シーンの歴史に残る素晴らしい仕事だと思う。

さて、これで古井戸の作品のほとんどがCDで聴けるようになった。
アルバムで未CD化なのは『サイド・バイ・サイド』のみだ。早期のCD化を望みたい。
キリがいいので、個人的にCDで聴く古井戸というテーマでちょっと書いてみます。

チャボを語るには、やはり避けて通れない古井戸であるが、
古くからのファンばかりでは無いので、聴きたいけれど迷っている人もいるかもしれない。
オリジナル・アルバムを全て揃えるよりも、代表曲を手っ取り早く聴きたい…。
そんなファンにお薦めなのが『古井戸Selection(1971~1974)』の二枚組だ。


古井戸(1993-09-17)
Amazonランキング:235972位
Amazonおすすめ度:


エレック期のほとんどの代表曲が36曲も収録されているので、
これがあれば一通りの歩みが把握できる。加奈崎&チャボのライナーも読み応えがある。
ただし欠点がひとつある。
これは僕が思う欠点であるのを断っておくが、「年の瀬」が入っていないということだ。

聴きたいけれど二枚組じゃなぁ…という人には『古井戸ELEC YEARS RECOLLECTION』がある。


古井戸(2002-11-20)
Amazonランキング:131350位
Amazonおすすめ度:


19曲で編集されたもので、まぁコンパクトに代表曲がまとめられてはいる。
でも、音だけでなく、ジャケットなども含めた総合的観点から言えば、
圧倒的に前者が後者を上回ります。

エレック期はオリジナルを全て揃えるか、二枚組のベストにするか…。
どちらもお薦めできます。

さて、エレック期以外では…。

エレック期以外で、これだけは必聴というのが『酔醒』だ。
RCサクセションの「Johnny Blue」の原曲である「飲んだくれジョニィ」が収録されている。
もう、これだけで買いだ。傑作だと思う。

79年の解散コンサートを収録したライヴ盤『ラスト・ステージ』もいい。

古井戸(1991-12-21)
Amazonランキング:204217位
Amazonおすすめ度:


聴いていると、まるで自分が久保講堂にいるかのような錯覚に陥る。
切なくも前を向いている(と思う)ラスト・ライヴだ。
今ではチャボのファンに人気が高い「いつか笑える日」。
この古井戸ヴァージョンが聴けるのも貴重だろう。

このほかいくつかの編集盤に曲がバラで収録されているケースも多いが、
『唄の市 第一集』『野音 唄の市』『唄の市 番外編 泉谷しげるvs古井戸』。
この三枚のライヴ以外は無視しても大丈夫だと思う…たぶん(笑)。

最後にマニアックなアイテムを二枚。

まず泉谷しげるの『ベースメント・テープス』。
泉谷のデヴュー作はライヴ盤なのだが、これはそのライヴ直前にスタジオ録音された未発表音源。
何と、数曲でバックを古井戸が担当しているのだ。
ただし、あくまでもバックに徹しているので、かなりディープなチャボ・マニア向けです。
でも、泉谷の未発表作の視点で聴くと、これが素晴らしい作品なのです。


泉谷しげる / フォーライフミュージックエンタテインメント(1999/04/21)
Amazonランキング:99043位
Amazonおすすめ度:


次は98年に突然ソニーからリリースされたオムニバス。
その名も『オルタナティヴ・フォーク・コレクションVOL.2』。
ここに古井戸のシングル「ローリング・ストーンズが鳴ってた」のAB面が収録されているのだ。
ヤフオクなんて無い時代から何度も中古オークションに挑戦しながら落札できなかった一枚だ。
今でもレアです。
このタイトルで仲井戸麗市の作詞、作曲とくれば、誰だって聴きたくなるだろう。
しかし、発表されたのは77年。時代はニューミュージック全盛。
古井戸とはいえ、それに逆らうことはできなかったようだ。
未聴の方は、そのタイトルとはまったく逆のイメージを想像してください。
僕は初めて聴いたとき、イントロのフレーズだけで倒れてしまいました…(笑)。
このライナーにもニューミュージック歌謡と書かれているが、そのとおりです。
間違いなく古井戸の作品中、一番の問題作。

オムニバス, 伊東きよ子, カルメン・マキ/ブルース・クリエイション, 遠藤賢司 / ソニーミュージックエンタテインメント(1998/05/21)
Amazonランキング:549379位
Amazonおすすめ度:


と、ここまで書いて気がついたが、
ここで紹介したCD、今でも入手可能なのかな?
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

知らなかったなぁ~
早速アマゾンで注文しちゃいました。届くのが楽しみですー

[壁]ー^)ノ ドモ

あけましておめでとうございます~
今年もよろしくおねがいします☆

先日、友達と忘年会に行って
友達がRCのスローバラードを
唄ってむちゃくちゃ清志郎様に
似てました(^-^)
あの曲のサックスソロにむちゃくちゃ
はまりました(^0^)

yukoさん

>早速アマゾンで注文
早っ!さすがですね。

私もこれに気付いたの、発売日の数日前でした。FCからも何にもインフォメーション無かったし。
「750円のブルース」のライヴがカッコイイですよ。

なぎささん

v-281 HAPPY NEW YEAR!

>友達がRCのスローバラードを唄って
ほとんど行かないカラオケですが、私が唯一歌ったRCナンバーが「スローバラード」です。
絶賛されました ←マジです v-424 大昔の話ですけどね。

今年もよろしくお願いします v-290

RC関連を聴いてみたいと「ベスト集を作って欲しい」って
よく頼まれますが、いざ作ると「知らない曲ばっかり~」って感想で...
(そりゃ難し過ぎて困りますよ、ね?)
しかし古井戸のカラオケ収録曲の多さは謎です。麗蘭、CHABOソロなんて
逆にどうなってこうなったのか謎だらけの少なさ…

処でレアでもありませんが、ハロプロ系企画モノ集の「さなえちゃん」
(ゴマキ中澤ミキティ)はどうですか?(私は結構好きです)
そして、Blueさんが2~3番目に好きな筈のギタリストを堪能出来る
藤本美貴「ロマンティック浮かれモード」(C/W)もどうぞ!ついでに(笑)

ani-lineさん

>古井戸のカラオケ収録曲の多さは謎
歌うなら麗蘭やチャボよりも古井戸でしょう。
何がカラオケにあるかわかりませんが、例えば会社の同士でカラオケ行って、
「今夜R&Bを」や「向日葵10.9」なんか歌ったらきっと引かれますよ(笑)。

>ハロプロ系企画モノ集の「さなえちゃん」
それ、フジテレビの番組と坂崎幸之助が関与している流れかな?
「ともえちゃんフォークゲリラ」とかいうヤツ。
http://www.fujiint.co.jp/FOLKJAMBOREE/index.html
良くわからないのですが、そこでは保田圭と安部なつみのジョント・コンサートが行われ、
古井戸の「ポスターカラー」を演っています。
それどころかRCの「ぼくの好きな先生」や「三番目に大事なもの」まで演っていますよ。

>Blueさんが2~3番目に好きな筈のギタリストを堪能出来る
これ、下山淳ですか?まだこういう仕事もやっているのかな。
昔、下山の追っかけ(笑)時代はうしろゆびさされ組や小泉今日子のレコードまで買っていましたが、
今はなー v-292
でも、下山なら聴いてみたいな。

えっ!保田が…保田が「ポスターカラー」?!
そっちの方がビックリです保田~!でもこちらと違うのかな、さなえちゃん。

ミキティのシングルは、最初元ルースターズ花田先生がプロデュースを
されたと耳にしただけで驚きでしたが、B面「ケーキ止めました」は
ある意味、Vo.藤本美貴のルースターズではないかと(笑)
しかし、下山さん目当てでうしろゆびレコード買っていたBlueさん
気合いの入れ方が半端じゃない!(店員さんの対応や如何に?)

*私、「今夜R&Bを」平気で歌ってしまいました、誰も聞いてない筈(笑)

ani-lineさん

>えっ!保田が…保田が「ポスターカラー」?!
いえ、「ポスターカラー」は安部なつみです…って、どっちもどっちですが v-292

>ミキティのシングルは、最初元ルースターズ花田先生がプロデュース
凄い話…。言い出したのが誰かを知りたいですね。

>下山さん目当てでうしろゆびレコード買っていた
買いましたよ(笑)。しかもCDではなく、何てったってLPレコードですからね。
高井麻巳子と岩井由紀子のピンナップっつーんですか?そんなのが付いています(笑)。
ちなみにメンツは下山(G)、池畑(D)、ホッピー(K)です。
歌はともかく、オケがやたらカッコイイです。曲のタイトルは「Dan Dan 赤ずきん」と言います(笑)。
ある時期、彼のギターは何でも聴きたかったんですよね。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ