CHABO GO! GO! [THE Duet] 2005.10.8. SHIBUYA-AX
実に感動的なライヴであった。
まずは開演前のステージ上。
新谷祥子さんのマリンバが向かって右奥にどどーんとセッティングされている。
この他は取り立てて凝ったものは無い。
シンプルすぎるセットである。
定刻から10分ほど遅れて開演。
まずはチャボ以下のメンバー全員が登場し、各自が定位置につく。
開演前は何てことの無かったステージ上が一気に華やぐ。
素晴らしい。
とても初セッションの四人とは思えない。
あまりにも四人の姿がはまりすぎていて、演奏が始まる前から僕は満足感が生まれてしまった。
オープニングは、ライヴ用に作ったであろう「CHABO GO!GO!」と歌われるナンバーを軽く決める。
そして「BLUE MOON」「アメリカン・フットボール」と続く。
チャボはMCで「ニュー・バンドを作りました」みたいなことを言っていたが、本当にバンドだった。
ギターにチェロ、ペダル・スチール・ギター。
そしてマリンバ&パーカッションという変則的な編成である。
しかし、まとまっているのだ。
曲の間奏は各自がアドリブを決めているようなのだが、
それが違和感無く、しかもきれいに混ざるのである。
これは素晴らしいバンドである。
パーマネントは無理でも、何年に1回くらいは活動してくれないものだろうか。
さて、四人で3曲を演奏した後は、それぞれとのDuetパートになる。
ここの構成は、まずチャボの曲、カヴァー曲、ポエトリー・リーディングという流れであった。
新しく取り上げられた曲は無く、各ダイジェスト版という形で進んだ。
印象に残ったものを挙げてみる。
チェロの翠川さんとのパート。
まさか再び演るとは思わなかった「サンタドレスのテラス」。
5月に初めて聴いたときは、どうにも涙が止まらなかったポエトリー・リーディングである。
この時の模様は、先日発売された「PRESENT#55」のDVDに収録されていた。
家のTV画面で観ると、さすがに会場で味わった雰囲気を再びというのは無理である。
このため、DVDは冷静に作品として観ることができたから、もう慣れたと思っていた。
よって今日も朗読が始まったときも「今日は泣かないだろう…」なんて思っていたが、
やはりダメでした(笑)。
何度観ても聴いても感動してしまうだろうな、これは。
そしてカヴァー曲、スリム・ゲイラートの「ポイ・ポイ」。
この曲で歌われた「人生のゴミを捨てよう」という歌詞。今回は強く印象に残りました。
次にペダル・スチール・ギター、駒沢さんとのパート。
ここではまずザ・バンドのカヴァー「トワイライト」。
チャボのカヴァー曲の中でもこれは出色の出来だろう。
夕暮れに一人になるのは、僕も嫌だな。
そして何といっても素敵だったのは、駒沢さんとチャボの共作である「かもめ」だ。
この曲はスタジオ・レコーディングをして、是非シングルにして欲しいくらいである。
夏が苦手で嫌いな僕でも、この曲を聴くと海に行きたくなる。
今回のDuetの企画では、いくつか新しいものが生まれたはずだが、
そんな作品の中でもいちばんだと思う。
最後は新谷祥子さんとのパート。
まず、相変わらず、いや改めてカッコイイなぁ新谷さんは。
僕は新谷さんとは逆側の席だったのが残念であった。
「ロックン・ロール・ギタリストがマリンバの人と初めてセッションする時のための練習曲」…。
この長い(笑)タイトルを持つ曲が良い。
9月も思ったことだが、何だかプログレッシヴ・ロック的な演奏だと感じるんだよねぇ。
例えばイエスとかEL&Pとかの。新鮮なんだよね、これ。
そしてストーンズのカヴァー「アウト・オブ・タイム」。
これは再び聴けて嬉しい。そして楽しかった。
ここでの白眉は「九月の素描」。おそらく今のチャボにとってはかなり大きな曲なのであろう。
歌詞は無いが、何かを暖かく訴えかけてくる良いメロディである。
「かもめ」のシングルのカップリング曲はこれにキマリです。
新谷さんのパート後、再び四人でアンコールまで進む。
「遥かな手紙(ニジェールから)」「真夜中を突っ走れ!(Drive on)」「久遠」に、
「ギブソン」「ガルシアの風」等々。
ラストのサッチモ「この素晴らしき世界」からジュディ・コリンズの「アメイジング・グレイス」まで約四時間。
久々にたっぷりと仲井戸麗市ワールドを堪能できたライヴだった。
さて、今日のライヴ、アンコールの最後のナンバーは「九月の素描」であった。
この曲を演奏する前に、突然チャボがしゃべりだした。
渋谷の街、言葉…。
何か思うことがある、またはあったライヴだったのかもしれない。
いったい何を言いたかったのか、何を話したかったのか、何を伝えたかったのか…。
ここでのチャボを観ていて、何だかたまらなくなった。
音楽は素晴らしい
改めてそんなことを今回のライヴで受け取りました。
仲井戸麗市のギター、唄、曲、メロディ、歌詞や詩、言葉、それらすべては素敵です。
でも、今日は仲井戸麗市という人間に感動しました。
この人を聴き続けてきて本当に良かったと思います。
ありがとう、チャボ。
まずは開演前のステージ上。
新谷祥子さんのマリンバが向かって右奥にどどーんとセッティングされている。
この他は取り立てて凝ったものは無い。
シンプルすぎるセットである。
定刻から10分ほど遅れて開演。
まずはチャボ以下のメンバー全員が登場し、各自が定位置につく。
開演前は何てことの無かったステージ上が一気に華やぐ。
素晴らしい。
とても初セッションの四人とは思えない。
あまりにも四人の姿がはまりすぎていて、演奏が始まる前から僕は満足感が生まれてしまった。
オープニングは、ライヴ用に作ったであろう「CHABO GO!GO!」と歌われるナンバーを軽く決める。
そして「BLUE MOON」「アメリカン・フットボール」と続く。
チャボはMCで「ニュー・バンドを作りました」みたいなことを言っていたが、本当にバンドだった。
ギターにチェロ、ペダル・スチール・ギター。
そしてマリンバ&パーカッションという変則的な編成である。
しかし、まとまっているのだ。
曲の間奏は各自がアドリブを決めているようなのだが、
それが違和感無く、しかもきれいに混ざるのである。
これは素晴らしいバンドである。
パーマネントは無理でも、何年に1回くらいは活動してくれないものだろうか。
さて、四人で3曲を演奏した後は、それぞれとのDuetパートになる。
ここの構成は、まずチャボの曲、カヴァー曲、ポエトリー・リーディングという流れであった。
新しく取り上げられた曲は無く、各ダイジェスト版という形で進んだ。
印象に残ったものを挙げてみる。
チェロの翠川さんとのパート。
まさか再び演るとは思わなかった「サンタドレスのテラス」。
5月に初めて聴いたときは、どうにも涙が止まらなかったポエトリー・リーディングである。
この時の模様は、先日発売された「PRESENT#55」のDVDに収録されていた。
家のTV画面で観ると、さすがに会場で味わった雰囲気を再びというのは無理である。
このため、DVDは冷静に作品として観ることができたから、もう慣れたと思っていた。
よって今日も朗読が始まったときも「今日は泣かないだろう…」なんて思っていたが、
やはりダメでした(笑)。
何度観ても聴いても感動してしまうだろうな、これは。
そしてカヴァー曲、スリム・ゲイラートの「ポイ・ポイ」。
この曲で歌われた「人生のゴミを捨てよう」という歌詞。今回は強く印象に残りました。
次にペダル・スチール・ギター、駒沢さんとのパート。
ここではまずザ・バンドのカヴァー「トワイライト」。
チャボのカヴァー曲の中でもこれは出色の出来だろう。
夕暮れに一人になるのは、僕も嫌だな。
そして何といっても素敵だったのは、駒沢さんとチャボの共作である「かもめ」だ。
この曲はスタジオ・レコーディングをして、是非シングルにして欲しいくらいである。
夏が苦手で嫌いな僕でも、この曲を聴くと海に行きたくなる。
今回のDuetの企画では、いくつか新しいものが生まれたはずだが、
そんな作品の中でもいちばんだと思う。
最後は新谷祥子さんとのパート。
まず、相変わらず、いや改めてカッコイイなぁ新谷さんは。
僕は新谷さんとは逆側の席だったのが残念であった。
「ロックン・ロール・ギタリストがマリンバの人と初めてセッションする時のための練習曲」…。
この長い(笑)タイトルを持つ曲が良い。
9月も思ったことだが、何だかプログレッシヴ・ロック的な演奏だと感じるんだよねぇ。
例えばイエスとかEL&Pとかの。新鮮なんだよね、これ。
そしてストーンズのカヴァー「アウト・オブ・タイム」。
これは再び聴けて嬉しい。そして楽しかった。
ここでの白眉は「九月の素描」。おそらく今のチャボにとってはかなり大きな曲なのであろう。
歌詞は無いが、何かを暖かく訴えかけてくる良いメロディである。
「かもめ」のシングルのカップリング曲はこれにキマリです。
新谷さんのパート後、再び四人でアンコールまで進む。
「遥かな手紙(ニジェールから)」「真夜中を突っ走れ!(Drive on)」「久遠」に、
「ギブソン」「ガルシアの風」等々。
ラストのサッチモ「この素晴らしき世界」からジュディ・コリンズの「アメイジング・グレイス」まで約四時間。
久々にたっぷりと仲井戸麗市ワールドを堪能できたライヴだった。
さて、今日のライヴ、アンコールの最後のナンバーは「九月の素描」であった。
この曲を演奏する前に、突然チャボがしゃべりだした。
渋谷の街、言葉…。
何か思うことがある、またはあったライヴだったのかもしれない。
いったい何を言いたかったのか、何を話したかったのか、何を伝えたかったのか…。
ここでのチャボを観ていて、何だかたまらなくなった。
音楽は素晴らしい
改めてそんなことを今回のライヴで受け取りました。
仲井戸麗市のギター、唄、曲、メロディ、歌詞や詩、言葉、それらすべては素敵です。
でも、今日は仲井戸麗市という人間に感動しました。
この人を聴き続けてきて本当に良かったと思います。
ありがとう、チャボ。
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