ハイウェイのお月様/RCサクセション from『BEAT POPS』 -1982-

この連休はちょっとした長距離ドライブ。
残念ながら運転席からお月様を見ることはできなかったが、
ドライブの時、それが夜であれば僕は必ず空に探すようにしている。
そうなったのはこの曲がきっかけだ。

今日はちょっとしたこの曲が絡む個人的エピソードを書いたものを思い出したので、
引っ張り出してみる。
2003年の11月に、忌野清志郎のライヴを観た直後に記したものだ。

     **********

11月の終わりに忌野清志郎のライヴに久しぶりに足を運んだ。
最近の僕の清志郎への接し方は、ここ数年は発売されるCDを買ってはいたが、
以前のようにのめり込むように聴くことがなくなっていた。
RCサクセション無期限活動休止以降、どうしても清志郎よりもチャボにのめり込んでいたので、
僕と清志郎の距離はどんどん離れていくばかりだった。

そんな感じだから、その時もあまり期待していなかった。
大体、チケットも偶然取れたようなものだったし…だったのだが…。

オープニングはいきなり「雨あがりの夜空に」だった。
反則だろうこれは。
そして「ロックン・ロール・ショー」「たとえばこんなラブソング」と、
80年、81年のRCナンバーが立て続けに前半に演奏された。

何なんだこれは。
RCサクセションじゃないか。

コンサートが始まって4曲目。
すでに僕の意識は25年前に吹っ飛んでいた…。

  時は1979年の師走のある夜だ。友人のTが家にやってきた。
  何やらあるバンドのラジオ公開ライヴに行ってきたという。
  Tはもう一人の友人と、いかにそのバンドが格好良かったか、
  凄かったかを一通り話し終えた後、満足して帰っていった。
  その奇妙なバンド名だけが記憶に残った。
  その名はRCサクセション。

  年が明け80年代が始まった。
  中学を卒業していたが高校生してはいなかった4月5日。
  霞ヶ関の久保講堂というホール。RCサクセション・リサイタル。
  友人に誘われ、チケット代が1500円という安さだったという理由だけで僕はそこにいた。
  まさか、後に伝説と言われるコンサートに立ち会うことになるとは夢にも思わず…。

  この日の翌日「雨あがりの夜空に」のシングル盤を買った。
  繰り返し繰り返し、何度も何度も聴いた。
  聴くたびに世界観が変わっていくのがわかった。
  今では、僕の10代はきっとこの時から始まったのだと思っている…。

僕にRCを教えてくれたTも、この日の清志郎のライヴに来ていた。
終了後、軽く食事をした。
僕たちはRCによって何かが決まってしまった人間である。
久しぶりにRCのネタで盛り上がり、短くも楽しい時間を過ごした。

翌日、Tからメールが携帯に入った。

  ハイウェイのお月様へ  
  キヨシよかった。現実社会で溜まった乳酸が抜けた気がする。
  いつもキヨシに教えてもらいっぱなし。
  明日からもがんばって生きていけそーな気がする…

僕もメールを返した。

  ミスター・TVプロデューサーへ
  RCをBGMに今これを書いている。アルバムは「PLEASE」だ。
  曲は「いい事ばかりは ありゃしない」になったぞ。
  このアルバムには、これと一緒に「トランジスタ・ラジオ」も収録されているが、
  この2曲は大人になれない大人、俺達のテーマ・ソングみたいなものだな…

まるで10代の頃のようなやり取りを、当時は無かったメールで僕たちはした。
「ミスター・TVプロデューサー」というのはRCサクセションの曲名だ。
Tの仕事はTV関係なので、それに引っ掛けたのだ。

そして「ハイウェイのお月様」。
82年発表の「BEAT POPS」のB面ラストに収録されている、チャボが歌うブルージーな名曲だ。
きっと今夜もどこかのハイウェイから、きれいなお月様が見えているんだろうなぁ…。
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