Poetry / 仲井戸麗市 -2008-

これのいったいどこがミニ・アルバムなんだよ…と(笑)。
今の時代にこんなことを言うのはまったく意味が無いかもしれないけれど、
アナログの時代ならば、フル・アルバムとして十分な内容である。


仲井戸麗市(2008-06-10)
Amazonランキング:786432位
Amazonおすすめ度:


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※CDは発売日(2008.6.10)に行われたライヴ会場で購入した。サイン付きだった。嬉しい~!

あの伝説的なライヴとなった『今日 歌いたい唄』
今回のアルバムの選曲からして、音はあのときと似た感じなのだろうなと想像していたが、
はたしてその通りだった。
僕はあのライヴでのたつのすけのサポートを素晴らしいと思っていたので、
これは個人的に嬉しいことだった。

●久遠
いきなりヴォーカルのみがスピーカーから聴こえてきたときはぎょっとした。
意表をつかれたアレンジだが、すぐに、あの独特のチャボの世界に惹きこまれる。
スタジオで早く作品にしたかったというチャボの強い想いに相応しい名曲だと思う。

●Home
『今日 歌いたい唄』で「06 4月のメモ」とタイトルされていた感動的なポエトリー。
ここではスタジオでの無伴奏でのリーディング。
感情が抑えられている分、ライヴとは印象がかなり違う。

●9月の素描
まるで目の前でチャボが弾いているようなギターが、いきなり生々しい。
とても美しいメロディを持つ曲だけれど、変にキレイな演奏にしていないのが良かった。
それどころか、ギターはかなりラフである。
実は、「アレンジはもしかしたら色々といじってくるのかな…」と思ったりしていたのだけれど、
ライヴよりも間奏部分がショート・ヴァージョンになっている程度だった。
でも、その間奏が短くなったことと、
チャボのヴォーカルが音処理によって浮いている気がするので、
ずいぶんと曲の印象が変わっている。

ここまでの三曲の流れは『今日 歌いたい唄』のクライマックスとまったく同じである。
チャボにとってこの流れは、きっと大きな意味があるのだろう。

あと、ちょっとしたことだけれど、気付いたことがあるので記しておく。
「久遠」と「9月の素描」。
曲のKeyが同じということと、チャボの手癖というものもあるかもしれないが、
この二曲のエンディングで爪弾かれるフレーズがまったく同じなのである。
もしかしたら、何か意味があるのかもしれない。

●太陽に歌って(戸山ハイツ)
『今日 歌いたい唄』のDVDに収録されたヴァージョンをリミックスしたもの。
チャボのヴォーカルが柔らかくなり、且つハッキリとした感じだ。
歌詞、ギター、メロディー、ヴォーカル、
それらすべてがこれしかないというところに収まっている曲であり、
ポエトリーというテーマで言えば、
この曲と演奏はある意味で完成形のひとつなんじゃないかとも思う。
歌われている内容ももちろんだが、まさにLove Songs Of Musicなところが感動的。

●キューバの唄
キューバ音楽に詳しくない僕が聴いても、キューバ風味だということが伝わってくる曲。
急場(?)とキューバをかけている歌詞も秀逸。
メロディへの言葉の乗せかたも心地よく、しかも簡単な単語ばかりなのが素晴らしいと思う。
ここ最近のチャボの曲の中でも、名曲度は群を抜いているんじゃないかな。
ところで、チャボ自身も気に入っているというギターのフレーズだが、
盗難にあったテレキャスター・カスタムをレコーディングで使おうと思っていたと言っていたので、
おそらくこの曲でプレイしたかったのだと思う。

●Poetry
こういった小品的なインストはチャボの得意とするところだけれど、
何となくこれまでのものとはニュアンスが違うように聴こえる。
とてもロマンチックなメロディで、聴いていると映像が浮かぶようだ。
何だか映画音楽っぽい。

●風樹
最近のライヴでも良く披露されているポエトリー。
ライヴではブライアン・イーノの曲をバックに流していた。
ここでは新たにたつのすけが作曲したものになっているが、
オリジナルのイメージが壊れることのない曲になっており、これは成功だろう。

このアルバムを通して聴いて印象に残るのは、
ポエトリーというテーマだということもあるが、チャボの声だ。
本当にいい声をしていると思う。

帯にある「ポエトリー・リーディングの企画ミニ・アルバム」なんていう肩書きは必要ない傑作。
僕にとっては、間違いなく夏に向けての愛聴盤になるな。

さて、アルバム発売記念のライヴが、発売日の6/10に南青山MANDALAで行われた。
幸運なことに僕はこのライヴを観ることができ、ちょっと前に帰宅したばかりだ。
日付が変わっていることでもおわかり頂けるように(笑)、
毎度のことではあるけれど、本編だけで二時間半。
アンコールを含め、ライヴがすべて終了したのが11時という凄いライヴだった。
レポはあらためて…。
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非公開コメント

おはようございます。
ライブはどうだっただろうかと 朝一番に見に来てしまいました(笑)
>アンコールを含め、ライヴがすべて終了したのが11時という凄いライヴだった。
ぬぬー やるなぁCHABOさん。
アルバムは自分が想像していたカラーと少し違ったのと、今の自分にしっくりこなくて まだまだ聞き込むことが出来てないです。自分のところにあまりレポを書いてませんが、、、、なんか素直になれないのです。ライブで聞いたときと違って(笑) 斜に構える自分が見え隠れしてそんな自分がちょっと嫌になっちゃうのでありました。ライブを見てから 買ったら印象違ったかなぁ・・・どうかなぁ・・・

yukoさん

>アルバムは自分が想像していたカラーと少し違った
私が想像していたのとも違っていましたよ(笑)。

音的には『今日 歌いたい唄』に似ているとは思っていて、それは当たってはいたのですが、
アレンジや歌い方やギターや…は、当たり前ですがライヴで聴いたのとは違いました。
今のチャボが凄く出ているアルバムだと思いますが、
それでもファンによって好き嫌いは当然ありますからね。

実は私、「久遠」や「9月の素描」「太陽に歌って」「風樹」といったテーマの核になる曲よりも、
「キューバの唄」にぶっ飛ばされました(笑)。

どうも、お久しぶりです。
キューバの唄、とっさに「オヤジギャグじゃん!」と思ってしまった私はファン失格でしょうか(苦笑)。
でもかなり好きですよ、あの曲。ほんとに。

まだ充分に聴き込めてませんが、結構いい感触です。どうしてもライブでのイメージや思い入れが強い楽曲ばかりなだけに、細かいことを言い出せばキリがありませんけど。。
あらためて、Duetシリーズの存在が自分の中でとても大きかったことに気がつきました。

ライブのレポートも楽しみにしています。

ayakoさん

>でもかなり好きですよ、あの曲。ほんとに。
や、私もかなり好きですよ、この曲。ほんとに(笑)。

ライヴのイメージ…私はやっぱり『今日 歌いたい唄』が強烈でしたから、
良くも悪くもあの時のヴァージョンを引きずっちゃいますからね。

でも、いいアルバムだと思います。

私も

キューバの唄、はまりました^^

LIVEすごかったですね。
CD買ってきましたよー。

nobuさん

>キューバの唄、はまりました^^
おー、人気あるなぁ!
でも、マジで名曲だと思っているんですけどね(笑)。

>CD買ってきましたよー。
スタッフじゃありませんが、ありがとうございます!
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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