the TEARS OF a …

やはり「雨あがりの夜空に」だった。
バンドで演奏する曲として完全復活祭のラスト・ナンバーに持ってきたのは、
どうしたってこの曲だったわけだ。
あの日、京都の夜
この曲でのチャボのパフォーマンスは、今まで僕が観たことが無いようなものだったが、
色々な人のレポを読んだり話を聞いた限り、それは皆も感じていたようだ。
チャボは何か特別な思いでプレイしていたことは間違いないだろう。

これだけでも十分に感動的なのだが、
実は演奏が終了した後に、
チャボが涙していた…と書いている人がいることが気になっている。
僕の席も、メンバーの表情が肉眼で十分にわかる位置だったのだけれど、
こればかりは気付かなかった。

チャボ自身、清志郎が歌うこと、
そして一緒に演奏できることを本当に心待ちにしていたに違いない。
思えば清志郎が色々と飛び入りを始めた頃から、
チャボは自分のライヴなどでも、清志郎についてのコメントをしていた。
回復しているぞ、元気だぞ…って。

思えばチャボは、あれ以来ずーっと清志郎についてのコメントをし続けてきたような気がする。
もちろんそれは派手で大きなものでは無かったけれど、
少なくともチャボのファンの前では、常に経過を知らせてくれていたはずだ。
単に回復しているというだけでなく、一緒にライヴに行ったとか野球を観に行ったとか。
しかもチャボ自身の口で伝えてくれていたのだ。

これは安心するでしょう。
僕は安心した。
安心したはずだよね、みんなも。
そうだろう?

そして、実際に清志郎復活の見通しがたったこともあったのだろう。
2006年の年末、麗蘭のライヴで「雨あがりの夜空に」を歌ったのだ。
“ 来年はあの声でこの曲を聴けるぜ ” との力強い発言と共に。

明けて2007年の2月。遂に札幌で共演を果たす。
「雨あがりの夜空に」が演奏されたことは言うまでも無いだろう。
この後は皆さんご承知の通り、いくつかの共演を経て、2008年の完全復活祭となった。

一連のこういった流れだけでも嬉しいのに、
僕みたいなファンにとって更に最高なことがある。
それは、これらのチャボの発言や清志郎との共演が、
映像や音に残っているということだ。

まずは映像。
アルバム『夢助』制作のドキュメンタリーでのチャボも、
麗蘭の「雨あがりの夜空に」も、
『札幌市民会館最後の日』も、
『ジョン・レノン・スーパー・ライヴ』も、
すべてTVでOAされた。

もちろん観ていない人もいるだろう。
僕だってそうだ。
実際、未だに『ジョン・レノン・スーパー・ライヴ』のOAは観ていない。
でも、例え後からだとしても観ようと思えば、
いや観たいと思えばいつか観ることができるだろうと思っている。
だいたい映像があるという事実だけで今は満足しているし。

次に、音。
2005年から、麗蘭は年末の磔磔でのライヴをCDとして発表しているが、そのうちの2006盤
本来なら、曲の途中に ” 清志郎! ” とチャボが叫んだ、
感動的な「雨あがりの夜空に」が聴きたかったのだが、それは贅沢というものだろう。

ただし、代わりというわけでは無いが、Bonus Discに収録された「時代は変わる‘06」。
ここでチャボはこう歌っている

  個人的に今年いちばん打ちのめされたこと
  それは俺の友達が病に倒れたということ
  でも結果的に今年いちばん嬉しいこととなる
  それは その友達が元気に回復してくれてるということ

盤に刻まれたこの一節を聴くたび、チャボの清志郎に対する思いに胸が熱くなる。
更に「今夜R&Bを…」のエンディングで聴ける、

  Welcome back next year!
  Welcome back! sweet soul kiyoshiro!

というチャボのシャウト。
説明不要だ。

そして発表されたばかりの2007盤
「Blue Blue」で盛り上がっている中、
チャボは清志郎による定番MCである “ イェーって言えー!” と何度も客を煽る。
そしてその中で “ イェーって言えーって言うのは…清志郎! 元気になったぞー!“
と嬉しそうに叫んでいるのだ。
2006年から2007年までの一年間を考えると、
ここだけでこのCDを聴く価値があるんじゃないかとも思える程に感動的だ。

こういったことを振り返り、実際に映像を観て音を聴くと、
ファンとしてはやはりたまらないものがある。

僕自身、変に大袈裟でドラマチックな物語に作りあげようとしているわけでは無いのだけれど、
チャボの涙ということが本当ならば、あまりにも美しいじゃないかと思うのだ。

仲井戸麗市、京都での「雨あがりの夜空に」の爆発、そして目に光っていたという汗は、
祝祭とチャボが呼んだライヴのラスト・シーンに相応しい。
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非公開コメント

特別な思い

私には涙に見えたけど、Blueさんに見えなかったなら違うかもしれないですが^^;

でも、あの時、本当に、特別な思い、伝わってきました。

祝祭のラストナイト、本当に特別でしたね。

時代は変わる もありましたね(思い出した笑)

清志郎、元気になったぞ

チャボも自分の事のように嬉しいんでしょうね!

チャボの、あったかい人柄が大好きです!

雨あがりを、また清志郎と一緒に演奏できて嬉しかったんだろうな…

二人の思い出が沢山詰まってるんだろうな…

nobuさん

京都のライヴについて私が読んだブログの中には、
nobuさんの他にもやっぱり泣いていた…みたいに書いているものがありましたよ。
私が気付かなかっただけのようですね。

今回の完全復活祭については、どうしても私はチャボ側からも見てしまうので、
清志郎のファンの方達とは感じ方もかなり違うと思います。
この一年半のチャボを思い返すと、やっぱり、かなりグッときますね。

ヒナさん

>雨あがりを、また清志郎と一緒に演奏できて嬉しかったんだろうな…
この曲を、それこそ二人で何千回も演ったでしょうが、
それでもあの京都は忘れられないセッションになったんだろうと思います。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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