オッケー、チャボ!

忌野清志郎完全復活祭のパンフレットに掲載されている清志郎とチャボの対談。
ここで初出のエピソードも多く、かなりの読み応えがあるものだ。

既にファンには知られていることだが、「雨あがりの夜空に」の歌詞は、
オリジナル・レコーディング・ヴァージョンとライヴで演奏されるヴァージョンとでは違っている。
こうなった経緯について作者である二人の口から語られたというのは、過去に僕は記憶が無い。
今回のパンフでの対談が初めてなんじゃないかな?

チャボが言っているように、確かにライヴで歌われている歌詞は決定的な部分だと僕も思う。
だからこそ、清志郎へ向けて麗蘭でチャボが歌ったときにも意味を持ったのだし。
メンバー自身がこの部分を変えてしまったということは、
今や日本のロックのスタンダードと呼ばれている曲らしからぬエピソードでもあるけれど、
何事も両面だ。このことが、ある意味で曲をドラマチックにしているような気もする。

完全復活祭でも、「雨あがり~」は実質的なラスト・ナンバーとして演奏された。
チャボはテレキャスター・カスタムを手にしていた。
RC時代を含めても、
僕はこのギターで「雨あがり~」をプレイするチャボを観たことがあるだろうか?
このときのチャボは、最上級のカッコ良さだった。

80年代前半は、それこそミックとキースみたいだと語られた清志郎とチャボ。
でも、今のチャボに対して日本のキース・リチャーズというイメージは無いだろう。
ただ、完全復活祭で「雨あがり~」を弾くチャボはキース・リチャーズだった。
持っていたギターもあるから、そのアクションや佇まいがそうだったんだよ…ということではない。
英国にローリング・ストーンズのキース・リチャーズというロック・ギタリストがいるように、
ここ日本には、仲井戸麗市というロック・ギタリストがいる…ということで同じだと思ったのだ。

HAGAさんが「やっぱりCHABOは、まぎれもないロックスターなんだなあ…」って書いていたけれど、
僕が感じたのも、きっとそういうことだろう。

RC時代のインタヴューではこんな発言がある。

  「雨あがりの夜空に」は何千回やったかもしれないけど、
  イントロを弾くあの瞬間はいつも同じ気持ちなんだ

今回の武道館。
ギターを構え、清志郎の “ オッケー、チャボ! ” で「雨あがりの夜空に」のイントロを聴くまでの一瞬。
80年代からこの日まで僕が目にしたすべての「雨あがりの夜空に」を弾くチャボが、
アタマの中で重なったような気がする。
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唯一無比のWネーム

どうもっ!いやあ~Blueさんの心象スケッチ…リアルだあ~。
そうだよねえ…イントロを聴いたり、リフを聴いた瞬間を
思い出しちゃいましたよお~。
とにかく体中の五感と魂が喜んで仕方なかったですよ。
いつか、一緒に打ち上げしましょうねっ!

CHABO自身はスターなんて言葉を嫌うかもしれないけど、やっぱりCHABOは正真正銘100%のロックスターだなあって思いましたね。
僕自身もライブハウスでプレイするCHABOを見慣れてて、こういう感覚を忘れていたんだと思います。あのオーラ、それが出ていれば、どんなメンツでやろうとバンドの名義がなんであろうとRCサクセションなんじゃないのかなあ?

雨あがりの歌詞

あれは興味深かったですね。
ラプソディでは、どうぞ勝手に・・が最初で、早く来いよ・・の部分はなかったですよね。
途中で変えたんだと勝手に思っていましたが、最初はあって変えてしまっていたとは・・。

まだまだ語られてないエピソード、ありそうですね。
アルバム「BLUE」の収録モレの曲とか(笑)

RE2Oさん

RCの映像作品『ミラクル』に収録された「雨あがり~」が頭の中をよぎりましたよ。
あの編集は当時のファン…というか私にはたまらないものでしたからねぇ…。

武道館ではご挨拶程度でしたが、またお会いできることを楽しみにしています。

Y.HAGAさん

会場の大きさなんて関係ないのでしょうが、
大きなライヴになると、あの人達は途端にそれに合ったカッコ良さになります。
ミュージシャン個人としての資質はもちろんでしょうが、
内に秘めたもの全てが、ああいった場で全身に表れるんでしょうね。

恭さん

歌詞の変更がいつからだったかはハッキリと覚えていないのですが、
友人と良く当時から話題にしていました。

>まだまだ語られてないエピソード、ありそうですね。
>アルバム「BLUE」の収録モレの曲とか(笑)
そうなんですよ。レコーディングについての話が少なすぎるんですRCは!

Y.HAGA

Blueさんの書き込みを見てて思い出したんだけど、昔、松村雄策さんが久しぶりにツアーをやったジョージ・ハリスン&エリック・クラプトンのことを、「この人たちは大勢の人たちの前に出ると途端にカッコよくなる」みたいなことを言ってたんですよね。今回のCHABOにも似たオーラを感じましたよ、オレ。こういうもんなんだろうなあ、スターって。

Y.HAGAさん

そうそう! 松村さん言ってましたね。
あの番組は私も観たのですが、そこまでは感じ取れなくて(笑)。
さすが松村さんだと、その文章を読んで納得しましたよ。

でも、チャボはああいった場に急に出て行っても、緊張とかしないんですかね(笑)。

未来に向いたライブ

武道館のライブから早一週間。あの感動の余韻がまだ続いています。
blueさんや他のみなさんもそうかな?
何かいつものライブと違う、持続するこの余韻はなんだろーって。
私にとっては、「過去」じゃなくて「未来」に向いたライブだった
からなのかなって思っています。
もちろんRCは大好き。でも昔の曲だけではなくて、今回は「夢助」でのチャボさんとの共作がある。それも二曲の傑作が。
パンフに書いてたように、バンドに解散はあってもバンドマンに終わりはないですよね。まずは体が大事。無理せず続けて欲しいです。
P.S 頂いた「夢助」のDVD,観直してます。ありがとーございました!

hisakata さん

>何かいつものライブと違う、持続するこの余韻はなんだろーって
本当にたくさんのひとがブログに書いたあの日を読みましたが、
私には実際のライヴと同じく感動的なレポや感想ばかりでした。
そして、あの場にいたほとんどの人が同じように思っているということにも感動しています。

>「過去」じゃなくて「未来」に向いたライブ
そうですね。きっとこれがいちばんの理由でしょう!

おすすめレポ

blueさん、レスありがとうございます。
今ネットで武道館ライブの良いレポ読みました。
感動がまたたま蘇ってきました。写真も良いです。
とっくにご覧なっていたら、あしからず。ごめんあそばせ。
nikkei TRENDY netの2/13 「忌野清志郎 がんを克服」
クレジットを見てびっくり! 四本淑三さんとな!
「ロッキング オン」の最初の四人のあの方かな?
http://www.gnarbs.comで「多摩蘭坂」にも行って
コメント載っけてました。
私、松村さん大好きですよ。
武道館では、斜め前に渋谷陽一さんを発見したし。
なんかロッキングオン繋がりでした。以上 

hisakata さん

>今ネットで武道館ライブの良いレポ読みました
チェック済で~す(笑)。

>クレジットを見てびっくり! 四本淑三さんとな!
>「ロッキング オン」の最初の四人のあの方かな?
もちろん…と断言できませんが、おそらくそうなんじゃないかな?
かなり熱いレポでしたね。
ちなみに、私は最近RCの記事が載っている昔の雑誌を引っ張り出していて、
たまたま82年のロッキング・オンを読んだんです。
そこで四本さんのロバート・プラントについての記事を読んだばかりでしたよ(笑)。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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