麗と蘭 1+1 Acoustical tour One plus One 南青山MANDALA 2007.11.3

大阪2daysと新潟、札幌とツアー前半が終了し、
東京3daysまでのあいだにチャボと蘭丸、そしてスタッフで何らかの確認はあったはずである。
そこで「ツアーはこれでいこう」となったのだろう。
そして「これでいける」とも確信したのだと思う。
そんなライヴだった。

SBSH0013.jpg

アルバム『1+1』を聴き込んだ後なので、
収録曲のライヴ・ヴァージョンは新潟で聴いたのとは段違いだった。
当然、曲を知ったうえで観るわけだから、その形がクッキリとわかるので当たり前なのだが、
やはりアルバム発表→ツアーというのはいいものだなぁと再確認した。

会場のMANDALAはステージと客席がほぼ同じフロア内にあるような感じなので、
麗と蘭が視覚的にも音的にも身近に感じられたのも良かった。
開演前に、「どうしてこの会場を選んだのかな?」と思っていたが、
チャボ自身が希望したらしい。MCでも話していたが、客で来たときに気に入ったようだ。

音のバランスは、会場の特徴でそう聴こえたのかもしれないが、
蘭丸とチャボの音量はほぼ均等になっていたようだ。
ただ、逆に蘭丸の激しいストロークが強烈だったことによる曲によっての迫力は半減していたけれど、
二人のギターがバランス良く聴こえるのは、やはり格別なものですね。
おかげで新曲だけでなく、
過去の曲のアコースティックなアレンジ、アンサンブルをバッチリ楽しむことができた。

さて、メニューは新潟で観たときと同じだろう。
構成やアレンジにはこれと言って大きな違いは無かった。
ただ、僕が明らかに変化を感じたことがある。
それはチャボに対してだ。
まず、「ミュージック」のアレンジは賛否になるかもしれないと新潟を観た後に書いた。
今回のツアーではまったく違う姿で演奏され、歌われているからだ。
今回のMANDALAではこの曲を冷静に聴こうと思っていたので、じっくりと観ていたのだが、
ひとつ気付いたことがある。
新潟ではどうだったのかは記憶に無い。もしかしたら気付かなかっただけかもしれないが、
チャボはサビの歌詞をオリジナルのまま歌っていたのである。

麗蘭結成当時~初期はともかく、
これまでライヴでは「かすかな呟きに似た」の部分も「かすかな呟きだとしても」と歌っていたのだが、
今回は元に戻っている。大した違いでは無さそうだが、聴く側にしてみたら大きく違うだろう。
そして「ミュージック」の前にチャボはこう呟いて…、いや、ハッキリとこう言っていた。

  救いの神様 それはミュージック

音楽、ミュージックに対して、何か新たな特別な思いができたのかもしれない。
アレンジが違う「ミュージック」を聴いて、
このツアーはこの「ミュージック」でいいのかもしれない…なんて僕は思ってもいる。

そして、もうひとつ。
新潟でも「GET BACK」の前のMCは印象的だったが、今回はその比では無かった。
1966年ビートルズ来日時の想いを叩きつけるように語るチャボ。

  ビートルズの演奏が聴こえなかったと大人たちは言っていた。嘘だ!
  ビートルズが来日して日本中が大騒ぎになったと言われている。嘘だ!

「GET BACK」の終盤、マイク・スタンドを掴み勢い余って客席に飛び込みそうになる。
明らかにこの曲は特別な感情で歌われていたと思う。

思えば昨年はビートルズが来日して40周年という節目。
チャボ自身も様々な取材を受けたり、コメントを求められたりしたようであった。
ビートルズの特番に清志郎と一緒に出演し、
二人で「GIRL」と「DON’T LET ME DOWN」を歌ったのも記憶に新しい。

そんな時期に行われた横浜サムズアップでのDJ EVENTも、僕は忘れられない。
このときはチャボにとってのビートルズに少しだけ触れられたような…。
でも、それは僕達には絶対にわからないものなんだということがわかったような…。
あの日はそんな日だった。

ここに来てチャボの中のビートルズが、何か特別なものになっているのかもしれない。

「ミュージック」と「ビートルズ」。
チャボにとって、このふたつは今後のキーワードとして、僕は重要な気がとてもしている。

ライヴの後、友達と軽く打ち上げ。
ライヴの話はもちろんだが、これからのチャボや清志郎についてたくさん話をした。
もちろんチャボと清志郎二人だけしかしらないドラマやエピソードもあるだろう。
でも、その二人がいて、その二人の音楽を聴いて、僕達は今ここにこうなって存在しているのだ。
もう、二人だけのドラマや音楽では無いのである…という結論になり、僕達は青山を後にした。
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麗と蘭 2007年冬季限定 アコースティカルライブ「1+1」 / 11月2日(金)南青山MANDALA

行ってまいりました、麗と蘭のアコースティカルライブ! いや~面白かったです!とにかく予想以上に面白いライブでした。この面白いってのは僕的にいろんな意味をこめてるんだけど、まずはこの「麗と蘭」っていうスタイルそのものに、僕は「麗蘭」とは別の面白さを感じま...

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こんばんは。麗と蘭のライブ2本目の感想興味深く読みました。
私もアルバム聞き込んでからライブに臨もうと思いました。
この前は斜に構えすぎてたのかもしれない。と、ちょっと反省したりしてます。
12月が楽しみになりました

yukoさん

反省することは無いと思いますよ。
ファンなら色々な思いを持つのは当然ですし。
とても難しいけれど、思考を邪魔するあらゆるものを取り除き、
できるだけニュートラルに接すれば、また違った麗と蘭が見えてくるんじゃないかなぁ。
いいライヴでしたよ。

Well Alrightに出て来る歌詞「救いの神様それはMusic」大好きです。
聴いた人のほとんどがうなずいたのではないでしょうか…?

チャボにとってももちろんそうだったわけで。

チャボの思いはわかるようでわからないけど、自分の思いと重なるような…自分の思いも上手く言えませんが…あ、わけわからないですね(笑)

この言葉、そして「ミュージック」だなんて。
胸がいっぱいで…嬉しいです。とても。
この目で、耳で体験したかったです。

ヒナさん

>救いの神様それはMusic
東京の1日目、2日目に行った人の話によると、こう言ったのはどうやら2日目かららしいです。
新潟では聴いた記憶が無いので、やはり途中からでしょうね。

ライヴの後に友達と話した中で、ここに書いた話題について色々と深読み(笑)したのですが、
今後のチャボからは、ちょっと目が離せませんね。
個人的には、特に「ビートルズ」というキーワードはポイントだなぁ。

僕はけっこう今回の「麗と蘭」、衝撃を持って受け止めてます(笑)。この二人が期間限定でやるんですから、それなりのものになるんだろうとは思ってましたが、これほどバンドと違うものになるとは実は思ってなかったんですよね。
CHABOはドブロ、蘭丸はCF-100Eをそれぞれ新調したってのも気合入ってるなあ~って思いますし。
ビートルズに関しては、今年の夏に斎藤誠×Leyona×CHABOというメンツでかなり濃い3世代座談会(笑)をやったから、その影響が出てるのかも知れませんね。

Y.HAGAさん

>僕はけっこう今回の「麗と蘭」、衝撃を持って受け止めてます(笑)
衝撃とは凄いですね(笑)。
私は " 二人で " って聞いたとき、最初は素直に「何で?」って思いました。
麗蘭に対しては、新しいバンドとしてどんどん上向いて(特にライヴ)きて、
これからどう転がっていくのかのほうにアタマが行っていたので、何で二人なの?って。
まぁ、チャボが4人の形を今回は止めたということだけで、強い決意なのは想像できますけれど。
でも、今では年末に向けてツアーがどうなっていくのかに、アタマはシフトされています。

>CHABOはドブロ、蘭丸はCF-100E
しかしチャボとドブロのカップリングはアタマに無かったなぁ。結構驚きました。
新潟で弾いているのを初めて観ましたが、違和感ゼロなのにもビックリ。
チャボが持って似合わないギターなんて無いんじゃないかな。

>斎藤誠×Leyona×CHABOというメンツでかなり濃い3世代座談会
これ、まだ読んでいないんですよ。チェックしないと。

開演前とエンディングにかかるナイヤビンギドラムが気になります。誰のCDなんだろう?

パインヤングさん

申しわけありませんが、私もちょっとわかりません。
FCギャラリーに問い合わせてみたら教えてもらえると思います。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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