仲井戸麗市SONGBOOK その9/丸山圭子

92年、Rockin' on Japan誌において、仲井戸麗市全仕事という企画が掲載された。
過去にチャボが参加した作品や、曲を提供した作品などが紹介されていた好企画であったが、
中身はちょっと中途半端だったような気がする。
ただ、当時は既にかなりの仲井戸マニアと自負(笑)していた僕を見事に打ちのめしてくれたのが、
丸山圭子がある曲をカヴァーしていたのをここで知ったことであった。
この曲の存在は、当時はまったく知らなかった。

その曲とは「月夜のハイウェイドライブ」。
『THE仲井戸麗市BOOK』に収録されたこの名曲を歌っているとは!

もちろんすぐに入手しようと動いた…のでは無かったのだな、実は(笑)。
何故か後回しにしてしまったのである。
理由はまったくわからないのだが、これは迂闊であった。
そうこうしているうちに、なかなか入手するのが難しくなり、
結局この音源を手に入れたのは最近である。
何と、存在を知ってから十年以上の月日が経過してしまったわけだ。

丸山圭子の「月夜のハイウェイドライブ」は、
78年発表のアルバム『裸足で誘って』のラスト・ナンバーとして収録されている。
ちなみに、タイトル表記は「月夜のHIGHWAY-DRIVE」となっている。

CIMG6423.jpg

僕がRCサクセションと出会ったのが79年の暮れだ。
78年というと、RCはもちろん、仲井戸麗市のこともまったく知らなかった。
こんな時期に発表されているうえに、
80年代には、この話は少なくとも僕が知る限りでは表に出たことが無かったと思う。
よって、92年まで知らなかったことは別に不思議じゃないんだけどね。
でも曲が曲だからなぁ。
僕にとっては、曲だけを提供したケースや古井戸の既発曲を歌っているのとは、
やはりわけが違うのだ。
だって、あの『THE仲井戸麗市BOOK』収録曲なんだもの。

  L・Aの香り…
  丸山圭子初の海外録音盤
  A&Mスタジオでアメリカ・トップ・ミュージシャンとすばらしい出合い

レコードの帯にはこんなコピーが踊っているが、『裸足で誘って』はその通りのアルバムだ。
所々が歌謡曲っぽいメロディの、どこから聴いてもニューミュージックなサウンド。
今では、所謂シティ・ポップという括られかたがされるかもしれないな。
部屋でかけていても、特に引っ掛かることなく自然に音が流れていく。
好き嫌いはともかく、変な表現だけれど、
何の邪魔をすることがなく聴くことができる音楽だろう。

タイトル曲の「裸足で誘って」は、サビのメロディが印象に残るいい曲。
アカペラで歌われる「季節のかほり」も、小品ながらも耳に残る。
そんなアルバムの最後を締めくくるのが、チャボの曲なのである。
しかも『BOOK』収録の(笑)。
まぁ、この時点では、その『THE仲井戸麗市BOOK』は無いんだけれどね。

歌詞は、チャボが発表したヴァージョンとは若干違っているが、メロディはほとんど同じだ。
間奏などで聴けるSAXソロがいかにも…な、
何ともAORな雰囲気たっぷりのバラードになっているのだが…。
いやいや、これがなかなかいいのです。
もちろん元々きれいなメロディの曲だったけれど、
こんなにメロウなアレンジにバッチリと合うのかと、初めて聴いたときは驚いたものだ。
トレンディ・ドラマで使われたとしても、おそらく違和感が無いと思うな(笑)。

この曲は丸山圭子用に書かれたわけではなく、たまたまあったので提供したそうだ。
それにしても、いい曲をあげたものだなぁ。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

すごいなぁ、相変わらずマニアックですね(もちろん、いい意味で、ですよ!笑)。
私にとってはまず、「丸山圭子って誰?」でした。調べちゃいましたよ~。エレックの人だったんですね。全然知りませんでした。
「月夜のハイウェイドライブ」を他の人、しかも女性が、こともあろうにニューミュージック風ですか…どうがんばっても想像つきません(笑)。

「どうぞこのまま」

私も世間一般のみなさんと同じく、丸山圭子ときけば、標題曲↑しか思い出せません。
しかし、「月夜のハイウェイドライブ」を歌ってましたか…。意外すぎて本当にびっくりしました。さっそく検索してみましたが、Amazonでもいい値段がつけられていますね。うーん、とりあえずは「どうぞこのまま」でも聴くとしますか…。

ayakoさん

>エレックの人だったんですね
そうそう、エレック繋がりだと思います。
あと、今は別れちゃったのかな?
旦那さんが佐藤準という、チャーなんかとも一緒にやっていた人で、
そんなとこからも、昔からの知り合いみたいです。

>しかも女性が、こともあろうにニューミュージック風ですか…
>どうがんばっても想像つきません(笑)
ねぇ(笑)。私もまったく同じで、どんな風に歌ってるんだろう?って思ってました。
でも、本当になかなかいい感じなんですよ。

月見家さん

>「どうぞこのまま」
私もこの曲しか知りませんでした(笑)。

>Amazonでもいい値段がつけられていますね
レコードならば、マメに中古屋を廻れば安価で入手できるんじゃないかなぁ。
ちなみに私は1500円で買いました。

佐藤さんて人、wikipediaには「元夫」って書かれてましたよ。有名人だから仕方ないんでしょうけど、こういうのって本人にしてみれば「大きなお世話」でしょうね(苦笑)。

Charさんと一緒にやってる鍵盤奏者といえば、小島良喜さん、好きです~♪

ayakoさん

確かに大きなお世話かも(笑)。

>小島良喜さん
私はこの人、知りませんでした。KUWATA BANDのメンバーだったんですね。

丸山さんとコジやん

ごぶさたです。
俺も全然知らなかったですよお~。
丸山さんって浜省の「片思い」もカバーしたんですよね。
佐藤準さんは、初期の浜省のレコーディングや
アレンジを手がけてる方です。
チャーともやってたんだあ~。
コジやんこと小島さんも、浜省のバンドでツアー中です。
コジやん、野音でチャーやチャボ、石やん達が出た
ギターフェスでもキーボードでしたよね。
みんな、つながってますねえ~。

RE2Oさん

どーも、こちらこそご無沙汰です。

>丸山さんって浜省の「片思い」もカバーしたんですよね
おー、そうなんですか!調べてみたら、他にもいいカヴァー曲を歌っているかもしれませんね。
ちなみに古井戸の「私の風来坊」も、彼女の何かのアルバムに収録されていますよ。

>コジやん、野音でチャーやチャボ、石やん達が出たギターフェスでもキーボードでしたよね
>みんな、つながってますねえ~
ブログで知り合った人達って、チャボや清志郎、RCが共通する以外は、
見事に音楽の趣味が皆さんバラバラ(笑)だと思うんですが、それだからこそ面白いです。
また、バラバラでもどこかで繋がっていたりするのがわかるのも面白いですよね。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ