仲井戸CHABO麗市 Online Acoustic LIVE 2020 [ソロアルバム1枚を全曲演るライブ Vol.3] 南青山MANDALA 2020.8.19

91年、麗蘭からのチャボの作風は、
『絵』の世界をさらに発展させ…と表現するのは簡単だが、
こんな形容では表せないほど独特な曲を生み出していた。
特にその歌詞は、他者の追随を許さないまさにオンリー・ワン。
しかも素晴らしいのは、決しておぼえやすい言葉ではないにもかかわらず、
仲井戸メロディとこれ以上ないところで結びついていることで、
聴く側のアタマやココロに違和感なく響き、染みこんでいったことだ。

現在もチャボがこの当時の曲を演奏することがあるが、
おそらく自身も身体に染みこんでいるのであろう、
最近の曲よりもスラスラと言葉と歌が出てくるように思う。
譜面を置きながらの演奏になって久しいが、それでもそう僕には見える。

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今夜は93年に発表された3rdアルバム『DADA』。
まさにそんな時期の作品だ。
もちろん弾き語りなので聴く印象は異なっていたが、
それでも、実に「チャボを聴いた・チャボを観た」と満足できる本編だった。
ギターとメロディ、そして何より歌われる歌詞の世界観。
2020年の僕にも93年の作品はそのまま、いやそれ以上の表情で響く。
これこそが仲井戸麗市と言えるものだった。

もちろん作品としての『DADA』は素晴らしい。
それと同時に、
この当時のチャボが尋常ではない才能を放っていたことをあらためて感じる。
90年代の仲井戸麗市は本当に最高である。

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" リアルな現実など、突き抜けてしまうブルース " 

『DADA』は、このテーマそのままに、
実際に突き抜けようとする音が鳴っている。
RCサクセションが止まり、麗蘭が始まった時期。
ソロ・アルバムのジャケットも『THE仲井戸麗市BOOK』の黒から、
『絵』のグレーときて、『DADA』は白…ホワイトである。
まさか意識してのことではないだろうし偶然ではあるのだろうが、
こうした色の変化も今では必然に見える。

ある意味でチャボにとってはこれ以前・以後という言い方もできる重要作であり、
実質的な1stソロアルバムかもしれない…と思い続けているが、
この日のライヴ中のMCで、

 (『DADA』制作時は)新しい何かを探し始めていたんじゃないかな…

とチャボ自身も振り返っていたように、
やはり今となっては実質的1stアルバムなのだろう『DADA』は。

IMG_9776.jpg

アンコールのラストにうたわれた新曲。
タイトルは「ふたりのシーズン」。

 いくつもの季節
 ぜんぶ カメラとギター
 ギターとカメラの日々
 ふたりのシーズン

歌われるのは簡単な言葉だが、
チャボを聴いてきたファンがここから受け取るのは、
おそらくファンの数だけあるものではなく、
ファン全員が思い浮かべられるひとつのもの…だと思った。
ここまで活動し続けてきた今のチャボが歌う最高のラヴ・ソングだろう。

配信ライヴは無観客。
でも、チャボが見つめるその先には多くのファンがいる。
その逆もしかり。
無観客ではないのだ。
こんなシチュエーションだからこそ同じ思いを共有できた感はとても強い。
特別な夏…の一日だった。

     **********

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