花田裕之と下山淳 ROCK’N’ROLL GYPSIES

ROOSTERZ解散後、花田と下山の共演は意外と早く実現した。
ROCK'N'ROLL GYPSIESという名称は、最初は花田のソロ・アルバムのタイトルだったと思うが、
それがそのままバンド名になり、現在に至る。

僕がROOSTERZ解散後、初めて二人一緒のステージを観たのは99年の赤坂BLITZ。
トリビュート・アルバム『RESPECTABLE ROOSTERS~a tribute to the roosters』に伴うライヴに、
花田、下山、井上、池畑のバンドが出演したのだ。
中盤に演奏された「ニュールンベルグ」にはさすがに血が騒いだが、
初期のルースターズ・ナンバー中心のメニューだったのが不満であった。
ただし、この時はラストに「NEON BOY」を演奏したのである。これには感動した。
『KAMINARI』以降の曲はまったく演奏されなかったのだけど、
この一曲だけで僕は満足してしまった。

ただ、あれだけROOSTERZにのめり込んでいた割には、
僕自身、しばらくはこれ以降の二人の共演を手放しで喜べなかった。
その一番の理由は下山色の後退だ。
花田のソロ・アルバムからスタートした、そのままの音になっていたからだ。
ROOSTERZをもう一度…とは言わないが、やはり個人的には不満であった。

それでも2003年に出たROCK'N'ROLL GYPSIES の1stアルバムには感激するしかなかった。
ジャケットを開き、そこに花田、下山、井上、池畑の姿を確認しただけで、
音を聴く前にオッケーであった。


ROCK’N’ROLL GYPSIES(2003-06-18)
Amazonランキング:102805位
Amazonおすすめ度:


もうカッコイイとしか形容できないものである。
花田作の「Lazy Sun」と「Truckin'」は、これぞロック!といったミディアム・ナンバー。
下山作で自身がヴォーカルも取る「N.W.O.」は、
「WARM JETTY」や「SEIREN」「曼陀羅」を歌っていたのと同じ人物が作ったとは思えない曲だが、
この飄々(笑)とした歌い方が良い意味で浮いていてアクセントになっているし、ギター・ソロもいい。
井上作で、やはり自身が歌う「揺れる陽炎の彼方に」は、彼のPOPセンスが出た佳曲。
アルバムでは思い切り浮いているけれど(笑)

驚いたのがラスト・ナンバーの花田と下山の共作「いつものこと」。
このようなモロにブルース・スタイルの曲はROOSTERZでは絶対に演らなかったものだ。
まさか下山がこんなギターを弾くとは、80年代には想像すらしなかったし。
これを聴いた僕は「もうROOSTERZは無い」と確信したものである。
オマケに付いていたライヴDVDで観られるのも初期ROOSTERSのナンバーであり、
「やはりなぁ」と、更にその確信は揺らぎの無いものになる。
もう、Zは無いんだろうと。

僕自身、あまりにもROOSTERZを引きずり過ぎていると思われるだろうし、
それは外れてはいないのだが、だって花田裕之と下山淳が一緒に演っているのである。
もし、忌野清志郎と仲井戸麗市の共演があったら、
良くも悪くもRCをアタマに浮かべない人はいないだろう。それと同じ感覚なのだ。

それと、帯に書かれたこんなコピーも僕の気持ちを逆なでした(笑)。

  大江慎也 作詞参加

こんなことがいまだに売り文句になると思われており、花田には付きまとうのである。
正直「冗談じゃねーよ」って思った。
「Zをぶちかましてやれよ、下山!」って思ったものだ。

今ではGYPSIESの音を何の違和感も無く受け入れているし、
最上級のロック・バンドだとも思っている。
2005年の2ndアルバムも期待以上の作品であり、やはりオマケのDVDで観るライヴはド迫力。
花田のギターはROOSTERZ時代よりもはるかにギンギンに鳴っており、
下山のストラトキャスターも最高である。

ライヴはご無沙汰しているが、最近はROOSTERZ期の曲を演奏するようになったようだ。
このことが嬉しいかと言われれば嬉しいと答えるが、以前よりも冷静に受け止めている。
でも、Zを演るということは、花田と下山に何か変化があったのだろうな。

今後はライヴに足を運びます。花田と下山を観に。


ROCK’N’ROLL GYPSIES(2005-11-30)
Amazonランキング:80713位
Amazonおすすめ度:

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ