CHABOのKing Biscuit Time #20 南青山MANDALA 2019.12.25.

毎回ではないが、この場でチャボのプライヴェートな音源を披露してくれることがある。
過去にも、結婚するチャボに清志郎が贈ったオリジナル曲や、
『夢助』用の清志郎とのデモ音源など、マニアでなくとも唸るようなものがあったが、
それらに負けない音源をチャボは持ってきてくれた。
しかもメディアがカセット・テープなのだから、最高である。

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まずは70年代のいつ頃かわからないが、当時のFENを録音したもの。
単に番組が録音されたテープが僕らファンにとって価値がある理由は、
忌野清志郎が録音し、チャボに渡したテープだからである。
番組ではヤング・ラスカルズの「グルーヴィン」がかかっていたのがわかるが、
清志郎がいい曲だと思って俺にくれたのかも…的な話があった。
当時の二人を想像するだけで、自然と笑顔になる自分がわかる。

続けては、テープの音源としてはラジオと共に定番であるライヴの録音だ。
ただしネタがいい。
渋谷ジァンジァンでの古井戸。
しかも1978年3月14日と日付がハッキリしていて、資料的価値も高い。
曲は「さよならマスター」。
解散の前年ではあるけれど演奏はよく、
こうした切ないメロディを歌う加奈埼さんのヴォーカルは最高だ。

" 聴くとベースが入ってるんだよ "
" しかも弓だから、これ、リンコかもしれない "

何とも嬉しいことをチャボは言ってくれたが、
僕の中では、既に " かもしれない " ではなく、ベースはリンコさんである。

更に古井戸が当時やっていた、
ラジオ関東の古井戸ミッドナイトプラザという番組。
スタジオ・ライヴで、僕は聴いたことがない未発表のブルースだったが、
当時の古井戸はこうした曲をたくさんプレイしていたんだろう。

そして次はもの凄い音源が登場した。
テープには " RCハウス " と書かれているらしい。
そのハウスでのセッション音源だった。
RCででハウスとくれば思いつくのは…場所は福生のジャパマ・ハイツだろうか?
メンバーは清志郎、リンコ、チャボ、奥津光洋、そして新井田耕造。
ほぼ80年代のRCサクセションだが、当時の清志郎とリンコのRC組に、
チャボと光洋、コーちゃんが加わったという形なのかもしれない。
曲は光洋のオリジナルで「ぼくは本気さ」。
ヴォーカルも光洋。
コーちゃんは何故だかピアノを担当していたらしい。
正直、音質は最悪だし、どんな曲でどんな演奏なのかは把握できなかったが、
チャボも言っていたように、" 確かにみんなで音を出したんだ " であり、
" 光洋も清志郎もいないけれど、音は残る " である。
音楽的な何かをこえてMANDALAに響いたその音は、
確かに僕の中に残るだろう。

カセット音源特集の最後は、僕にとっての極め付け、ダメ押しだった。
1980年12月25日、渋谷公会堂。
RCサクセション PLEASE Play it Loud。
オープニングの「ホワイト・クリスマス~よォーこそ」だ。
1980年である。
チャボが客を煽ってスタートしていた時期だから、
当然、オープニングMCもあるが、その部分は聴かせてくれなかった。
気持ちはわかるが、あれがあっての当時のRCサクセションであり、
あれがあっての当時の「よォーこそ」である。
しかもジョン・レノンが射殺された直後だったので、
" 今夜のコンサートをジョン・レノンに捧げます " という、
実にかっこよく、感動的なMCがあったはずだから、聴かせてほしかったなぁ。

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" カモン、リンコワッショ!" からソウルフルなクリスマス・ソングが始まる。
曲の途中でステージに清志郎が登場したであろうことが、客の歓声でわかる。
そして " ワンツーサンシッ! " で「よォーこそ」が始まるのだ。
確か、生活向上委員会の前で、清志郎は指揮者を真似ていたはずだ。
そこからの " ワンツーサンシッ! " だったと記憶している。

とにかく凄い。
かっこいい。

個人的には81年の演奏がいちばんだったと思うRCだが、
久保講堂から8ヶ月後、既にこんな演奏を聴かせてくれていたのだ。
カセットだからなのか、臨場感が抜群で、まるで会場にいるみたいだった。
どーだい? シブコーベイベー! と歌う清志郎に泣けた。

  RCはすげぇだろう!

39年前の渋谷公会堂にいた16歳の僕も、
39年後に南青山でその音を聴いている僕も、
大きな声で世界中に自慢したい。

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終わってみれば、この日は特にテーマは設定されなかったが、
あえて挙げるとしたら、時期的なこともあり、クリスマスだったのだろう、きっと。
しかし、中盤のカセット音源特集がすべてを持っていってしまった感がある。
でも、この夜はそれでいいだろう。
少なくとも僕にとっては最高のクリスマス・プレゼントだった。
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