『怪談/中田秀夫』を観る

中田秀夫。
10年前に観た『女優霊』でその名を知り、98年の『リング』が決定的となり、
それ以来僕のフェイヴァリット監督となった。

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本人はホラーに拘っているつもりは無いそうだが、一連の『リング』シリーズはやはり強烈なので、
日本のホラー映画を撮る代表的な監督の一人と言えるだろう。
ちなみに、僕は『リング』をまったくの白紙状態で観たので、
例のTVから貞子が出てくるシーンは本当に恐怖だった
過去に観たホラー映画で心の底から驚いたのはこのシーンしか無い。
これは今後も変わらない可能性が高い。


/ 角川映画(2005/03/02)
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もちろん彼の監督作ともなれば無条件に足を運んでしまうので、
お盆にはピッタリな新作の『怪談』を観に行った。
女優に『仄暗い水の底から』で組んだ黒木瞳と『ラストシーン』で組んだ麻生久美子を配し、
日本の古典とも言える原作『真景累ヶ淵』の映画化だ。
僕は落語には詳しくないので、原作云々よりも、単に中田監督の新作というスタンス。
だから、単純なストーリーしかアタマに入れずに観た。


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これはホラーを題材にした、何人かの女性達による様々な愛の形を表現した映画だ。
時代劇であり、落語の古典が原作であり、女性の怨みがテーマであり…
とくれば、誰だってドロドロとしたものを想像すると思う。まして僕の大好きな監督だし。
更に、黒木瞳がどのような演技をしているのかも楽しみだった。
結果としては、かなりスタイリッシュに作られた作品という印象だ。
例えば雨のシーン。
まさに時代劇のホラー映画らしい雰囲気を出すには最適なシチュエーションだと思うし、
この映画にも重要な場面として出てくる。
例を挙げるのに相応しくないかもしれないけれど、
僕が子供の頃に観た60年代の大映『妖怪百物語』や『妖怪大戦争』のような、
それこそ日本の怪談にありがちなイメージを、中田監督が現代にどう持ってくるのかな…
なんて勝手に想像していたのだが、まったく違った(笑)。
僕がスクリーンから感じた印象は洗練されたそれであり、息が詰まるようなものでは無かった。
これは映画全編から感じた印象なので、
もしかしたら、この辺はハリウッドでの経験が出ているのかもしれない。
人によって好き嫌いは分かれそうだが、僕はこの映画では正解だと思う。

黒木瞳は主演ではあるが、他の女優の描き分け方も素敵で、
井上真央、麻生久美子、瀬戸朝香、そして木村多江の5人の女性すべてがとても良かった。

『ゾディアック』のときに予告を観たのだけれど、その時はかなり怖そうな印象を持った。
でも、ホラーというよりも人間ドラマ色が強いので、ホラー映画として期待する人には、
もしかしたら物足りないかもしれないなぁ。

予告にもあったが、橋の下で雨を避けているときに、
その橋を何かが追ってくるギーッ、ギーッという足音は中田監督らしい。
こういう怖さはいい。僕は好きなシーンだ。
もちろん急に何かが飛び出してきたり、突然の大きな音で驚かされるといった、
所謂ホラーの常套手段もあるにはある。
でも、そういった意味での恐怖という点は、そんなに大きくはないと思う。
ただし、ラスト・シーンはゾッとしました。
観ようによってはキレイなのかもしれないけれど、僕はかなり背中に悪寒が走りました。

さて、ホラーと言えば清水崇の『呪怨パンデミック』も公開されたぞ。
『呪怨』シリーズはヴィデオ版がいちばん怖いと思うし、
映画化されてからは " やり過ぎ " のような気がするけれど、
あれは伽椰子と俊雄というキャラクターの性質上、仕方が無いんだろうな。
僕はあの路線を指示するけれど(笑)。
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