Char×Chabo 宝箱 EX THEATER ROPPONGI 2019.4.26.

こうしてがっぷりと演るのは初めて…と言っていたが、確かにフル・サイズは初かもしれない。
しかし、二人は忘れているのだろうか。
2011年のJAPAN JAM
今回はCharのバンドにチャボが加わる形だったが、
この時は早川岳晴、河村カースケ、kyOnというチャボのバンドにCharが加わるセッション。
「Cocaine」のリフに乗って登場したCharとの、
とにかくギターギターギターギターギターギター…の印象で、
フェス仕様の短い時間だったが、カヴァーを中心とした素晴らしい共演だった。

その日を再び…ではないけれど、元々スタイルが異なるミュージシャン同士。
とはいえ、特にチャボはLOSERで下山淳と組んだときから僕が感じていたことだが、
そうした環境でも、しかも自身のスタイルをほぼ変えることなく、
不思議と違和感なく聴かせてしまうギタリストだし、それが独特の音となるわけだから、
いったいどんな演奏を聴くことができるのか、今回の共演をとても楽しみにしていた。

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「Let's Spend the Night Together」や「Little Wing」など前回も取りあげられた曲があったが、
決して2011年の拡大版ということではなかった。
特にそれを感じたのが前半にあったアコースティック・パート。
ライヴの入口として本人たちだけでなく、
お客さんもすんなりと受け止められたと思う、実に効果的な演出だった。
MCで笑いを取りながら二人はリラックスした雰囲気で進めたが、
演奏には自然と緊張感があったことが素晴らしい。
このことから重ねたリハーサルの回数が伺えたが、単なる数字の回数だけではなく、
二人が顔を突き合わせて重ねた物理的なものが気持ち的にも反映されていたからだと思う。

アコースティック・パートは途中からバンド編成に。
一気に音に色がつき、客席側に伝わるものが格段に変化する。
この感じと雰囲気はあのGLAD ALL OVERの構成を思い出す。

特にハッキリした統一テーマは感じなかったが、
二人に何らかで関連している曲たちが取りあげられた前半は良い意味で幕の内的。
ジョニー吉長、ムッシュかまやつ、山口冨士夫などの名前が挙がっても、
そうした雰囲気に引っ張られることはなく、曲を曲として楽しめた。

そんな中で聴きものだったのが「春夏秋冬」。
もしチャボ一人だったら、最近の傾向として歌詞をリーディングしたかもしれないが、
この泉谷しげるの名曲を名曲として二人は演奏し歌ってくれたからこそ、
僕の心に残るものになった。

クライマックスは仲井戸麗市の「ま、いずれにせよ」と、Charの「スモーキー」。
前者はこれまでも様々な人とのセッションがあり、そのどれもが素晴らしかったが、
全員で回すソロを含め、Charとそのバンドはさすがの安定した演奏を聴かせてくれた。
そして「スモーキー」を演奏するチャボを観られたことはかなりレアだろう。

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後半はエレクトリックのバンド編成。
実は、理由があってのことなのか、本編だけでなくアンコールを含めて、
この日はストーンズ・ナンバーが印象強かった。

まずは「Don’t Stop」。
“ やめるな、俺と行こうぜ “ とCharに呼びかける様はシンプルだが感動的だった。
土屋アンナが加わったアンコールでの「Gimme Shelter」もストレートでよかったが、
Charとチャボのどちらかにミック・テイラーに徹してソロを弾いてほしかったなぁ。
特筆すべきは「Rain Fall Down」。
チャボのやり方である日本語詞を乗せライヴでカヴァーしていたこの曲は
その歌詞を残すためであろう、後に「雨!」として改作してオリジナルで発表された。
しかしこの日はストーンズのカヴァーのまま披露。
こうしたチャボのモードが興味深い。

旅立っていった俺たちの友人。この曲で送らせて…の「Little Wing」。
さすがにグッときたが、これ以上だったのが石田長生の「ラ・ジ・カ・セ」。
“ いい歌聞かせろ たまには泣かせろ “ の歌詞も相まって泣けた。
Charの歌を聴いて、声質がCharと石やんは似ているなぁと思った。
いや、似ているのではなく、
「夜の散歩をしないかね」を歌うチャボの声が僕には清志郎に聴こえたことと、
もしかしたら同じ理由だったのかもしれない。
ホーンが印象的なイントロのフレーズを奏でるCharのギターが切なかった。

「雨あがりの夜空に」から「Crossroads」が演奏されたところで終わるかと思ったが、
またしばらく会えなくなるんだから(もう少し)遊ぼう…というCharの一言から、
内田裕也に捧げての「Route 66」「Johnny B. Goode」の連発。

Go! CHABO! Go!Go!
Go! Char! Go!Go!

冷静に振り返れば「Don’t Stop」で歌われた " やめるな、行こうぜ! " が、
この夜のテーマだったように思う。

終わっていく夜と終わらせたくない夜が、
音楽のジャンルを超えて歌いギターを弾いた2人に交錯。
今夜の六本木が俺たちのクロスロード。
チャボのこの言葉がそれを象徴していた。

20190426.jpg
     **********

遂に実現!一夜限りで開ける二人の宝箱
EX THEATER ROPPONGI Presents
Char×Chabo “宝箱”
4月26日(金)東京・EX THEATER ROPPONGI
開場 18:00/開演 19:00
出演:Char/仲井戸"CHABO"麗市
   Dr.kyOn (key)/古田たかし (ds)/澤田浩史 (b)

前売料金 : 全席指定¥10,000 (税込)
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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