南青山MANDALA 25th Anniversary Special Duet GIG! 仲井戸CHABO麗市×宮沢和史 2019.4.10.

これまでの二人の共演から勝手にポエトリーがキーになると思っていたが、
歌…特に宮沢和史のそれを堪能した日となった。

言葉がメロディを持つとそのメッセージは何倍にもなる。
さらにそれを伝える声の力。
こうしたものを確実に持つ彼の魅力があふれた時間だった。

一時は歌をあきらめざるを得ないような状況の話も知ったが、
そのことも、この日の彼の歌には滲み出ていたのだろう。
もちろんそれを意識して出していたのではなく、あくまでも自然に出ていたからこそ、
僕に伝わるものの深さも大きかったのだろう。

2011年、CHABOの恩返しでも感動的だったローザ・ルクセンブルグ「ひなたぼっこ」。
ボサノヴァ風味のRCサクセション「夜の散歩をしないかね」。
オリジナル以外で印象に残ったこれらの曲も、今の彼の状況と、
その曲を歌っていたどんと、そして清志郎がいないという現実も相まって沁みた。
しかもこの2曲で締めくくったので、深い余韻が残る宮沢和史ソロパートであった。

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共演者のカヴァーを自身のステージで演る場合、
歌わずに歌詞をリーディングするという反則技が定番のチャボであるが、
この日は「そこが僕のふるさと」を弾き語りした。
間違いなく歌ったほうがいい。いや、絶対に歌うべきである。
歌と言葉とギター。この3つをあわせてひとつの力に…と言っているわけだから。

     **********

アンコールのセッションは聴き応えがあった。
そのメジャー度においての大きさからラストの「島唄」は貴重なセッションだったが、
この曲に勝るとも劣らなかったのが「唄」。
チャボのリスペクト・アルバムで宮沢和史がカヴァーしたこの曲を
二人は捻らずに「唄」を「唄」として聴かせてくれた。

最近のチャボは自身の曲をオリジナル・アレンジで演ることが、ほぼ無い。
例えばその時、そのライヴだけのアレンジということではなく、
今やオリジナル・ヴァージョンが消えてしまっている曲さえある。
発表された曲のオリジナル・ヴァージョンには、
何ものにもかえがたい不滅の魅力があると僕は思っている。
こうした理由からもどかしさを感じ続けているので、この日の「唄」は感動した。
仲井戸麗市がそこにいた。
この日のチャボのどのオリジナルよりも仲井戸麗市してた。

     **********

2011年にも宮沢からチャボへの手紙…その返信があったが、
この日の20年近い時間を超えて交わされた手紙の書簡も感動的だった。
そこに読まれていた内容云々よりも、
歌ではなく、その経緯を含めた手紙という形式が二人を表していたように思う。
これも二人の音楽なのであろう。

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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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