チャボのギターを聴いてくれ その2

あくまでもチャボのギター・プレイに対しての、わたくしBlue基準の特徴と評価。

 A チャボならではの指グセによる記名性がハッキリとしたフレージング
 B タメて爆発させるワイルドなダブル・チョーキング
 C 感情一発でつい持ち上げてしまう一音半チョーキング
 D ソロの最後をルーズに流す
 E ソロの締めをチョーキングでぶった切る
 F タイム感が独特なスライド・ギター
 G ワウを使ったプレイ
 H 早弾きじゃないのにやたらとスピードを感じるツッコミのプレイ
 I 所謂「泣き」や「歌っている」ギター・ソロ
 J 似たような、または同じフレーズのリフレイン
 K 所謂「起承転結」ではなく「起承転転」「起承転転結」に聴こえるソロの組み立て
 L バッチリとコンパクトにまとめたキャッチーなソロ
 M バッキングに徹した不動のリズム・ギター、または単なるバックのみ

 い これこそ仲井戸麗市!必ず聴いてください。
 ろ 聴く価値あります。
 は 満足できます。
 に これもチャボ。ファンなら聴くべき。
 ほ こんなチャボも聴いてみよう。マニア向け。
 へ チャボが弾いていることを思えば損した気にはならないかな(笑)。
 と 聴かなくても支障はありません。

『BEAT POPS』(82)
●つ・き・あ・い・た・い(A、F、H 、L / は)
間奏は所謂ロックン・ロール・スタイルで突っ走るキャッチーなソロ。
終盤は実にこの時期のチャボらしいスライド・ギター。
こういった早めな8ビートに乗っかるチャボのスライドはとても魅力的で僕は大好きだ。
おそらくライヴ(スタジオ・ライヴ)録音と思われるが、この曲もライヴ以上にライヴな演奏だと思う。
特に清志郎による「エーッ!チャボ、エーッ!」からなだれ込むスライドはゾクゾクする。

●トラブル(A、L / に)
こういった重たいリフで引っ張っていく曲はRCには少ないので、それだけで珍しいと思う。
また、この時期にはそんなに見られないので特長にはあえて挙げなかったが、
意図的かそうでないかのピッキング・ハーモニクスがある。
これは『THE仲井戸麗市BOOK』以降にお馴染みになるが、
この曲のソロでは既にその『BOOK』っぽさが垣間見えるのが興味深い。

●こんなんなっちゃった(M / と)
完全にバッキングのみ。

●恐るべきジェネレーションの違い(Oh,Ya!)(M / と)
これまたバッキングのみ。何だかもったいない気がする。

●エリーゼのために(A、H、K / ろ)
グラムなリフもカッコイイし、何と言ってもギター・ソロが最高。
「よそ者」のロング・ヴァージョンといった感じのプレイだが、盛り上がったところで一回落とし、
その後はルーズに流して締めるという組み立ても実に仲井戸麗市。

●SUMMER TOUR(A / へ)
終盤にチャボらしいソロが聴けるが、盛り上がる割にはプレイ自体が平凡。
せっかくライヴ・ヴァージョンなのにな。

●あの夏のGo Go(M / と)
バッキングのみ。

●ナイ-ナイ(F / へ)
バッキングからソロまで全編でらしいスライドが聴ける。
ルーズなノリで押しまくるうえ、音の処理が独特なので、
弾いている割には派手に聴こえないのが残念。

●君を呼んだのに(M / ほ)
チャボのギターに限れば面白くも何ともないが、
アレンジの一部として他の楽器とのからみ具合で聴けば、それなりに聴きものと言えるかもしれない。

●ハイウェイのお月様(M / と)
バッキングのみ。

チャボのギターが目立つアルバムでは無いのだけれど、「つ・き・あ・い・た・い」や「トラブル」、
「エリーゼのために」の印象が強いので、結構ギターが耳に残るんじゃないかな。
それぞれの楽器を聴くというよりも、五人が叩き出すRCサクセション・サウンド。
その勢いが一番凄いのがこの『BEAT POPS』だと思う。
チャボのギターの比重は30%かなぁ。


RCサクセション, 忌野清志郎, G2, 仲井戸麗市 / 東芝EMI(2005/11/23)
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サイドギターがわかってないね

バッキングも大事ですよ、バンドにとっては・・・

ハレタさん

>バッキングも大事ですよ
もちろんです!自分なりにわかっているつもりですが、まぁ好きだからこそ、好きに書かせてください。
あと、私の感想に対して反対云々というだけじゃなく、ハレタさんはどう思うのかに興味あります。
「俺は~のように思うよ」とか。もし機会があれば…。

どうも

なんか、チャボさんやRCのメンバーに失礼だなとかんじたんですよ。RCやSTONESやMG'Sなんかのギターを聴いてやっとスタジオミュージシャンかなんかになれた人間もいたりするんでね。
でも否定してるわけじゃないよ。
なんか、世界を小さくしてほしくないな。

ハレタさん

優劣云々ではなく、私なりにこの時期の、チャボのギターのツボをマニアックにテーマにしたのですが、
ハレタさんのように思われる方もいることは真摯に受け止めます。
もちろん、そのように思われるのは本意では無いことも、ここで述べさせて頂きます。
また、この時期のチャボのギターが大好きなので『OK』までは書きます。
ただ、今の私の文章力はこれが限界ですから、
ハレタさんほか同じように思われた方は気を悪くされないよう…。

ROMってましたが・・

このシリーズ、自分は好きです。
OKまでとは言わず、Baby A GoGo、いやその後も続けて欲しいくらいです。

ギターの音にしても弾き方にしても、時代と流行(チャボ本人の)ってありますもんね。

しかしながら、「BEAT POPS」はバンドサウンドとしてのチャボのギターという意味では一番影の薄い部類に入るかもしれませんね。

なんとなくYMO色というかテクノというか、そんな音の作り方が流行っていた時代でしたからね。

「BLUE」があまりにも強烈だったこともあるんでしょうけど・・。

恭さん

実はこれ、元になったネタ…というわけじゃ無いのですが、ジェフ・ベックとエリック・クラプトン版だったかなぁ。
大昔ですけれど似たような記事があって、それが凄く面白かったんですよね。
で、いつかチャボでやってみたいな…なんて思っていて、札幌のギター聴いて盛り上がったわけです。

>「BEAT POPS」はバンドサウンド
えー、今ではいちばん5人のRCの勢いが出ているのがこのアルバムだと思っているんです。
「つ・き・あ・い・た・い」なんてノリが物凄いですよ。イントロがバーン!って鳴って、
その音がずーっと…というか一気にラストまで続いているって感じ? そんな風に聴こえます。

>「BLUE」があまりにも強烈
今回聴きなおしてみて、「BLUE」は半端じゃなかったです(笑)。すんげぇギター弾いていますもん。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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