COUNTDOWN JAPAN 1819 SoulMates(仲井戸麗市+梅津和時+早川岳晴) MOON STAGE 幕張メッセ 2018.12.31.

ライヴが行なわれているステージ以外の場所でも、
会場中に響き渡るのは比較的ヘヴィでアッパーな音。
かつ勢いのある呼びかけ系のMC。
CDJでは、会話も満足にできないほどの大音量で、
こうしたものを耳にすることになる、ある意味でカオス的な環境である。
僕自身、もう慣れてはいる。
それでも、たとえばここにアコギ一本で臨むこと自体に、
根拠なく " 実にロック的だ " と感動してしまうのも事実。

2018年のチャボは、最近のメイン活動形態、SoulMatesでの出演だ。
アコギ、コントラバス、サックスのトリオである。
前述したギター一本ではないが、じゅうぶんなアコースティック編成である。
このことから、もちろん正しくない表現だと思うが、勝手にある種のアウェイ性を感じる。
しかし、僕の指摘するものとは違っていても、アウェイ的なものがあれば、
間違いなくそれをエネルギーに変えるのが仲井戸麗市である。
事実、この日のライヴはそんなスタンスで演奏していたのではないか。
そう思ってしまうほどの迫力を感じた30分だった。

IMG_2471.jpeg

このユニット自体、新宿PIT INNに始まり、南青山MANDALA、横浜Thumbs Up、
そしてARABAKI ROCK FESなど、僕は様々な会場で体験してきている。
しかし、今回の彼らは、まるで初ステージを体験したかのような印象だった。
そのいちばんの要因はステージ環境…いわゆる照明や広さなどを含めたそれだ。

パープルを中心とした効果的な照明。
それは特に凝ったものではなく、ごく当たり前な照明演出ではあるが、
そんなステージに浮かび上がる三人のトライアングルの美しさ、かっこよさはどうだ。
元々その立ち姿が大きなステージに映える人であり、人たちである。
特にチャボにはそれを強く感じる。
フェスなどの野外ステージでも大きな場に立ってきてはいるが、
どちらかと言えば夜よりも昼間の時間…要するに照明演出が活かされた場は多くはない。
ライヴハウスでは小さなステージに見合った演出になるので、やはり同様だ。
CDJも決して大きなステージではない。
しかし、ミュージシャンをロック・スターとして演出するステージではある。
そこに立つだけでピタッとハマり、見事に応えられる姿と振る舞い。
そして何よりも肝心の演奏をバッチリと提示できるトリオがいた。
まるで3Dメガネをしているように、照明から浮かびあがる三人は本当にかっこよかった。

  COUNTDOWN JAPAN 18/19
  MOON STAGE 12/31(月)15:35〜
  セットリスト
  M1 Final Carve
  M2 ま、いずれにせよ
  M3 BLUE MOON
  M4 Going Going Gone
  M5 やせっぽちのブルース
  M6 MY WAY
  ※オフィシャルサイトから引用

定番のメニューでは、ある。
しかし、これまで聴いたことのあるこれらの印象とはまるで異なった。
早川さんが最年少と紹介されるレアなメンバー紹介。
もちろん梅津さんは最年長と紹介される。
SoulMatesがフェス出演者の中でも最年長であるのは本当だったようだし、
僕は笑顔で聞いたが、チャボは笑いを取るだけでなく誇りとして言っていたように思う。
そんな自分たちを今も呼んでくれる渋谷さんへの感謝も述べつつ。

 俺たちを知らない人たちも
 俺たちの音を聴いてくれ

最年長トリオがあの場…アウェイ感があふれる場で出す渋い音。
そうだ…2018年のARABAKIを思い出した。
ここでも出演者の中で間違いなく平均年齢は最高な三人だったはずだが、
彼らはいちばんシンプルで聴きやすく、誰にでも伝わる音を放っていた。
その音自体がメッセージになっていた。
CDJではこのことは変わらずも、しかしそれはビンビンに尖っていた。
いや、チャボは尖らせていた。
間違いなくそう放っていた。

リラックスしているようにみえたが、実は逆で気は張っていただろう。
オープニングの「Final Carve」。
言ってしまえばこれまでプロローグ的に歌われてきたこの曲さえ、重く深く響いた。
ギターと歌も迷いがなく、チャボの中から自然と出てきているように見えた。

中盤で披露された「Blue Moon」の美しさと、
ラスト「My Way」のロック的高揚の見事なコントラスト。
仲井戸麗市の二つの魅力が実によく出ていたと思う。

チャボがキレる「My Way」は何度も体験済み。
過去には精神だけでなく演奏もぶっ飛んでしまう場も少なくなかった。
理解できる部分もあったが、やはり肝心の演奏は大事である。
CDJではそんな心配は全く無用。
その歌われる歌詞を考えれば、自身が歩いてきた道が長くなった現在、
今がいちばんリアルな「My Way」を聴けるわけで、
その通り、同じ歌詞であっても伝える、伝わるものが増していて突き刺さった。

  愛する人を守るため
  大切な友達や何かに出会うため
  俺は行くのさ この道

「My Way」はこう歌われるのだが、
今回は " この道 " が何なのかもハッキリ伝えてくれた。

ロックン・ロール!

" 来年は69歳。ロックだぜ!" とチャボ。
そうだ、ロックだ。
ロックン・ロールだ。
俺の行く道はロックン・ロールであるという強烈なメッセージ。
感動した。

最高のライヴ納め。
チャボ、2018年もありがとう。
新しい年、2019年もよろしく。

IMG_2475.jpeg

p.s.
チャボのファンにとって磔磔・麗蘭がその年をしめくくるライヴとなって久しい。
CDJにも出演し続けているが、大晦日という日程と、持ち時間を含めたフェスという性質から、
言ってしまえば磔磔のアンコール的な位置づけになっているのだろう。
しかし、渋谷さんが声をかけ続ける限り、それにチャボは応え続けるように思う。
一年をしめくくり、次の年に向けて宣言する。
具体的な言葉でなくても、音楽…演奏でそれを表してくれることは間違いない。
CDJに全国の仲井戸麗市ファンが集まる…なんてことが将来はあるかもしれない。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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