SoulMates(仲井戸麗市+梅津和時+早川岳晴) Going, Going, Gone 南青山MANDALA 2018.11.24

この夜、僕は何を期待していたのだろう?
これはライヴを観る前でなく、後に思ったことである。

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SoulMatesと名付けられた仲井戸麗市と梅津和時、早川岳晴。
この3人が片山さんの訃報後に演奏する。
ということは、いつも通りのステージ上での笑顔や冗談が、
しかしいつもと違う経路で僕のココロに届くということである。
もちろん受け止め方はひとつではなかったけれど、
どうしても片山さんを通したものとしてのそれが少なくなかった。
致し方ないことだ。

だが、しかし、3人はただただSoulMatesを演り続けていただけであった。
だが、しかし、その場から滲んでくるものは語られること以上に伝わるものがあった。

     **********

本編の終盤。
チャボのお馴染みのカヴァー。
トム・ウェイツの「オール'55」。
俺たちがいた日々へ、あの日々と言う名の場所へ車を走らせよう、
俺たちがいた日々には愛と音楽が溢れていた…と歌われる。
そんな歌詞にチャボはこう付け加えていた。

  君の歌が、ギターが、君のサックスがソウルが聴こえてきそうだ…と。

アンコール。
静かに始まったベースに歌を乗せたのは早川さんだった。
チャボがギターを、梅津さんがサックスを重ねる。
「ハレルヤ」。
僕自身、これまでは早川さんをミュージシャンとしてでしか見ていなかったが、
ステージ上で初めて感情を露わにした早川さんに触れた気がする。
それは演奏と歌で…音楽でのそれであったが、僕には初めての早川さんだった。
ある種の激しさが歌とベース・ソロにあったけれど、とてもキレイで美しかった。

どこからの、そして何からの帰り道なのかがわかるチャボの新曲。
曲調は軽快。
コミカルな歌詞。
しかし、君が奏でた音の中に君のブルースがあるのを知ってる…という歌詞が、
強く大きなやりきれなさを感じさせてもくれた。

この後はRCサクセションが続いた。
「いい事ばかりはありゃしない」。
聴こえるはずのテナー・サックスを頭と心で鳴らしたのは僕だけではあるまい。

「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
やつはBluesをきめて サックスをぶちかます…とチャボは歌っていた。

これらの曲は、ただただ演奏されただけである、
何も語られることはなかった。
しかし僕がキャッチしたこうしたことで、
きっと何かを感じてもらいたいということだったのだろう。

     **********

辛いことがあった。
でも、あの場にいたみんなで悲しい気分なんかぶっとばしちまえと思いをひとつにし、
笑顔でそれぞれの家に帰ろう…と、ライヴは「家路」でしめくくられた。

  音楽で悲しい気分なんかぶっとばしちまおうぜ

この夜、僕が何を期待していたのかを、SoulMatesは教えてくれたように思う。
音楽は素敵だ。素晴らしい。
チャボ、梅津さん、早川さん、ありがとう。
そして片山さん、ありがとう。
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