CHABOのKing Biscuit Time #3 南青山MANDALA 2018.7.23

キーワードは夏。
と言っても夏に関わる曲だけがチョイスされるわけではなく、
チャボにとっての、チャボが思う、チャボが選ぶ夏という切り口。
そこに現在と過去のチャボらしいエピソードが添えられて進行した。

IMG_0807.jpg

夏はチャボにとって定番のテーマだ。
だからこの夜も、例えばライヴのMCやラジオにインタヴューに、
今回のようなトークショーから、それこそ書籍に至るまで、
そうした場でこれまでも披露されてきたいくつかの夏が、
2018年のチャボを介して話されていた。

1966年ビートルズの来日。
そして1994年の清志郎との夏を大きな柱とすれば、
その周りには著書『だんだんわかった』や『一枚のレコードから』に収録された、
まるで小説のような小さな物語たちがある。
特に僕にとって『だんだんわかった』に収録された作品たちは、
1992年ポエトリーリーディング・ツアーでの体験が決定的だ。
そこで披露されたのは単なるエッセイではなく、
かといって歌でもなかったが、
いずれにせよ言葉、リズム、間合い、抑揚など、
リーディングを構成するすべてが仲井戸麗市としか言いようのないものであり、
セロニアス・モンクのピアノと煙草のけむり、
どう反応してよいか掴めない客席の雰囲気など、
その独特の空気と共に今でもはっきりと思い出せる。

2018年のMANDALAを、こうした当時の基準と比べても意味が無いのだろうが、
それでもそれを知る身としては当時のチャボが強烈に印象付けられているので、
例えば笑いを取りながらの進行が多かったとしても、
特に過去の話でそうしたものほど僕自身は切なさを感じてきたから、
心から笑えず…という独特な時間だった。
もちろんこれまで通り、チャボと一緒に音楽を聴くわけだから、いい時間だ。
だけど、同時に切ない時間でもあった。

Peter Gallwayの「My Electric Guitar」という曲がある。
その歌詞は彼が観た初のローリング・ストーンズ体験が歌われている内容で、
チャボもこれまで様々な場所で何度もかけてきた曲でもある。
歌詞をチャボは自分にとってのものになぞらえて紹介した。
楽しそうに話すので、客席も愉快な気分だったのだが…。

話は変わる。
僕はチャボが語るビートルズが好きだ。
数々の著作、TVやラジオ、雑誌等でのちょっとしたコメントなんかにも本当に感動する。
今まで何度も目にし、耳にしたチャボにとってのビートルズと、
チャボの60年代、中学、高校時代。

   ビートルズってさ
   今じゃこうだ、あぁだって言われるけど、違うんだよ
   俺はこう感じていたんだよ
   こんな風に思っていたビートルズ・ファンもいたってことを、
   伝えたかったんだよ

過去にこうした話をするチャボを見て胸が詰まる瞬間が何度もあった。

話を戻す。
Peter Gallwayが歌う「1963年にミックとキースがやってくる」は、
チャボには「1966年にジョンとポールがやってくる、ジョージとリンゴがやってくる」であり、
「金をためてヘンリーの楽器屋へ行く」は、
「金をためて丸井の楽器屋へ行く」という、
チャボの原点でもあるだろうそうした話を楽しく受け止めながらも、
やっぱり切なさを感じてしまうのだった。

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7月も終わる。
残りの夏は『だんだんわかった』と『一枚のレコードから』を、
カバンに入れて持ち歩こうと思った。
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グッときました

この夜のわたしにとってのハイライト、というか一番グッときた場面は「My Electric Guitar」の歌詞を読んだところでした。なんかもうチャボの感情があふれ出ていましたね。「ミックとキース」が「ジョンとポール」になり、ジョンとポールだけでなく、「ジョージとリンゴ」と続けたところ。うまく言えないのですけれど、チャボの人生のもっとも大切な部分の一つが突然あふれてきてしまうような。身じろぎもできずに真横からチャボを見つめてしまいました。

Re: 夢風さん

> この夜のわたしにとってのハイライト、
> というか一番グッときた場面は「My Electric Guitar」の歌詞を読んだところでした。
> なんかもうチャボの感情があふれ出ていましたね。

そうなんです!
あの場では愉快な雰囲気だったけれど、「そこ、笑うところじゃないよ」って思ってました。


> ジョンとポールだけでなく、「ジョージとリンゴ」と続けたところ。

私のココロの中で「A HARD DAY'S NIGHT」のイントロがジャーンと鳴りましたよ。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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