ギタリストでは無いギタリスト

一般的にギタリストとして認識されていない人の中でも素晴らしいギターを弾くミュージシャンがいる。
僕もギターをいじるので、当然どこから見てもギター!といったジミヘンやベックのようなタイプも大好きだが、
本業がギタリストでは無い人や、ヴォーカリストも兼ねている人の弾くギターにも好きなものが数多くある。
ここではそんな何人かのことを書いてみます。

●ポール・マッカートニー
何はともあれ、まずはこの人である。
ベース・プレイヤーとしての才能もとんでもないが、ギターを弾く時のそれも、やはりとんでもない。
エレキはもちろんアコギも凄い。特にビートルズ時代はすばらしいプレイをたくさん残している。
エレキでは「Another Girl」や「Ticket To Ride」のヘタウマなプレイも味があって良いが、
何と言っても「Taxman」や「Good Morning Good Morning」「Hey Bulldog」での鋭いリード・プレイだ。
「Back In The U.S.S.R.」での、まるでジェット機のようなトレモロ・ピッキングもカッコよすぎる。
そしてアコギでは「Blackbird」につきるだろう。

それにしても、ジョン・レノンが弾く「You Can't Do That」のギター・ソロもそうだが、
ビートルズでのジョージ以外のメンバーのギター・ソロは、激しく過激なものが多いのが特徴だ。

この1枚 THE BEATLES(WHITE ALBUM)/BEATLES -1968-
ホワイト・アルバムは、ギタリストだけでなくマルチ・プレイヤーとしてのポールを堪能できる。


ザ・ビートルズ / 東芝EMI(1998/03/11)
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●ブルース・スプリングスティーン
意外だと思う人が多いのではないだろうか?実は僕もそう思っていた1人である。
だってE・ストリート・バンドにはスティーヴ・ヴァン・ザントという優れたギタリストがいたし、
彼が脱退した後もニルス・ロフグレンというこれまた素晴らしいギタリストが加入した。
当然のように彼らが主なギター・ソロをプレイしていると思っていたのは僕だけでは無いだろう。
しかし85年の初来日公演。
そこで観たのは、ニルス・ロフグレンにお構いなしにギターを弾きまくるスプリングスティーンである。
曲のイントロはもちろんギター・ソロまで、ほとんどがスプリングスティーンによるプレイであった。
彼が持つテレキャスターは決して飾りでは無かったのだ。
78年の名曲「Prove It All Night」でのギター・ソロが震えるほどに大好きだ。

この1枚 LIVE 1975-85/BRUCE SPRINGSTEEN&THE E STREET BAND -1986-
10年間に渡るライヴの集大成。
全編で鳴るエレクトリック・ギターすべてがロックしているが、中でも78年のライヴが素晴らしい。


ブルース・スプリングスティーン / Sony Music Direct(2005/07/20)
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●ニール・ヤング
この人をギタリストでは無いというのも本来はおかしいのだが、彼はギタリストとしてよりも、
そのミュージシャンとしての強烈なパーソナリティ全体で語られることが多いと思うので取り上げさせてもらう。
テクニックもへったくれも無い、とにかく本能のままに暴走ギターを弾く。
というよりもまさにかき鳴らすという表現がこれほど当てはまる人もいないのではないか。

そういった人だから、スタジオ録音作ではそのギターを100%堪能できることができない。やはりライヴだ。
幸いなことに、彼には多くのライヴ盤がある。どれを選んでも凄いギターが聴けるが、やはりこれだ。

この1枚 LIVE RUST/NEIL YOUNG&CRAZY HORSE -1979-
前半はアコギの弾き語りだが、中盤からのエレクトリック・セットが凄い。
ニール・ヤングのディストーション・ギターは、本当にズシンと重く響く音である。
レコードでこれだけの音だ。実際に生ではどんな音がしていたのだろう?
レコードで言う4面。
「Cinnamon Girl」「Like A Hurricane」「Hey Hey,My My(Into The Black)」「Tonight The Night」。
後半のこの4曲だけでいいから聴いてみて欲しい。


ニール・ヤング / ワーナーミュージック・ジャパン(2005/09/21)
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●浅井健一
ブランキー・ジェット・シティはピンク・クラウドと並ぶ日本を代表する3ピース・バンドだったと思う。
とにかくその演奏力は凄まじかった。何度かライヴを観たが、本当のホンモノだった。
ブランキーが素晴らしいのはスタジオ作からもバンドの凄さが伝わってくるところだ。
今までいろいろなバンドを観て聴いてきたが、スタジオ録音とライヴが近いアーティストはそうそういない。
しかし彼らは間違いなくそういうバンドだった。
これは初期のプロデューサーである土屋昌巳によるところも大きいのだろう。
しかし、やはりそれを具現化できるバンドが凄いのだ。
そして浅井健一のギターも間違いなく日本のトップ・クラスである。
バンドの活動中もあまりギタリストとして語られなかったのは残念。
ワイルドでハードだが繊細さと器用さもあわせ持ち、センスも良くテクニックも完璧である。
それに、何しろギターを持って立つ姿がロックしていた。
実際のレコーディングはわからないが、グレッチでライヴであれだけの音を出していたのは凄い。
決して弾きやすいギターではないし、ブランキーの曲から言えば他に合うタイプもあっただろう。
曲によってはライヴでストラトを使用していたが、やはり彼にはグレッチが似合う。

この1枚 BANG!/BLANKEY JET CITY -1992-
何の先入観も無しにこの2ndを聴いてぶっ飛んだのを今でも思い出す。
曲も歌詞も演奏もすべてが最高。全曲必聴。
このアルバムはギターもかなり重ねられていて丁寧な作りがされているので、
例えばギターが2人いるバンドで収録曲をコピーしてみるのも良いと思う。


BLANKEY JET CITY, 浅井健一, 土屋昌巳 / 東芝EMI(1992/01/22)
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