麗蘭 磔磔 Vol.25 「Come on! Let's go!」 2017.12.30

会場の環境からして仕方がないことだし、
じゅうぶんにそれを理解していることでもあるが、
ステージ上の麗蘭を満足に確認することはできない。
それどころか、顔を見られることさえも難しい。
特にドラマーのJAH-RAHを演奏中に見ることは不可能である。
それでも、麗蘭の" 磔磔の音 " を年末に浴びることの幸福感。
今年もこの場にいられてよかったと思わせてくれる、
決して言葉にできない不思議な魅力があるのが、年末の磔磔での麗蘭である。
これは今年も同じだった。

IMG_9234.jpg

ライヴのタイトル曲で始まるのはお馴染みだが、
その1曲だけでココロが持って行かれるのもお馴染みである。
さらに言えば、オープニングSEの「波路はるかに」が流れただけで、
既に満足感が生まれてしまうのもお馴染みである。
年末・磔磔・麗蘭、恐るべし!

麗蘭の「ミュージック」は、たとえかすかな呟きだとしても、
音楽は素晴らしいということを音楽で表している曲である。

" 俺たちには音楽がある "
これは2016年の磔磔で聞いたチャボによる確信を持った宣言。

" 誰も奪えないもの、汚せないもの、いちばん綺麗なもの…ロックンロール! "
2017年のチャボはこう歌った。

そしてチャボは、
" 今夜、いかれてる音楽へ、俺たちと一緒にGet Back!" と呼びかける。

磔磔の麗蘭は最高だ。

     **********

最新作『25』からは「夜風」「何はなくてもR&R」「今 Yes We Can」のみ。
カヴァーや新曲が多かったことで、麗蘭色は良い意味で薄かった気がする。
披露された新曲も、今のチャボは麗蘭とソロとでは分けていないと思われるし、
新曲のひとつは過去発表曲の改作だったので、実際はセルフ・カヴァーだ。
こうしたことも、僕がそう感じた理由のひとつだ。

もちろん年末の磔磔「Hello Good-bye」に、最終日なので「年の瀬」、
クライマックス的な「ミュージック」もあるので、麗蘭のライヴとしてじゅうぶん堪能した。
前半には「Get Back」が持ってこられていたことで、
いきなり盛り上がるような構成にもなっていた。
しかし、実際には中盤がカヴァーと新曲中心になっていたので、
これは麗蘭の既発曲の魅力によることが大きいだろう。
その場ではカヴァーと新曲を楽しみながらも、
いかに過去に麗蘭が凄い曲を作ってきたかを実感したのも事実。
贅沢な悩みかもしれないが、もっと1st、2ndからのオリジナル曲を聴きたいと思う。

そんな薄い(?)麗蘭色の中でも白眉だったのは公平…いや、
麗蘭だから蘭丸だな…が歌った「GIBSON」。
このCHABO'S BLUESは蘭丸自身でカヴァーしているようだが、
80年代のチャボのソロ・ライヴやRCサクセションでのアレンジを踏襲し、
今の麗蘭でぶちかましてくれた。
発表された曲のオリジナル・ヴァージョンには不滅の魅力があると思っているが、
そのことを心の底から感じさせてくれて、肯定してくれた演奏だった。
純粋な麗蘭の演奏だったとは言えないが、
僕には他の新曲やカヴァーよりも麗蘭らしさを感じさせてくれた。

     **********

オリジナルであったりカヴァーであったりするが、
誰かに捧げるナンバーというのは、もういいのではないか…と思う。
今回チャック・ベリー、ファッツ・ドミノ、トム・ペティのカヴァーが、
こうした曲として演奏された。
やらざるを得ないということもあるだろうが、
磔磔だからここで演りたいということだと想像する。
チャボらしいとは感じる。

でも、それならば僕は「今夜R&Bを…」を僕は聴きたい。
以前、この曲が演奏されなくなったことにふれ、
その理由を " 追悼曲として演奏するのがチャボは嫌になったのでは " と書いた。
当たらずとも遠からずだと思っているが、前述したように、
その年に亡くなったミュージシャンに対しての曲は演奏され続けている。

かつて麗蘭は「時代は変わる」のカヴァーをその年をふり返る曲として演っていた。
しかし、色々な事があり過ぎて、歌も比例してキリが無くなる云々という理由で、
ある年からチャボは歌うことを止めた。
これと同じ理由であれば、亡くなったミュージシャンに捧げる曲も同様だろう。
「今夜R&Bを…」が追悼曲であってもいいではないか。
だって偉大なブルース・マンやソウル・マンに捧げたナンバーなんだから。

『25』で発表された曲を含め、磔磔で演奏されなくなった既発曲は多い。
年末の磔磔だ。
繰り返すが、麗蘭のオリジナルをたっぷりと聴きたいというのが本音だ。

IMG_9235.jpg
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ