Boys,be ambitious 仲井戸CHABO麗市×湯川トーベン 南青山MANDALA 2017.11.22

湯川トーベンと仲井戸麗市。
もちろん子供ばんどとRCサクセションだが、もうひとつあげなければならないのは、
1983年にトーベンがチャボと小川銀次等を誘って結成したバンド、
湯川トーベン & イージーズである。

これまでにチャボが組んだいくつかのセッション・バンド中、
僕が体験していないひとつであり、それを後悔しているNo.1のバンドでもある。
当時の雑誌に載った渋谷LIVE-INNのライヴ・レポ。
記憶ではロッキンf誌…にセット・リストがあった。
『OK』リリース前の「ブルドッグ」など、チャボの未発表曲のタイトルを見て興奮した。
ちなみに後にソロで発表する「ティーンエイジャー」は、
「ティーンエイジャーだった頃」と記されていた。
イージーズは記事だけで勝手にカッコイイと決めつけていた想像上のバンドである。

その二人は、長い時を経て、ここ数年、点でのセッションをする機会が増えた。
おかげで想像上だったイージーズの、その一端を体験することもできた。
2011年、チャボのバースデー・ライヴ。
この時の仲井戸麗市BANDのベースをトーベンが務めた。
実際にMCでイージーズにふれて、トーベンのヴォーカルで「ロコモーション」が演奏された。
たった1曲のイージーズだったが感無量。
その日に僕が受けた感動は今も思い出せる。

トーベンはこの時の気持ちを自身のブログに綴っている。

  おれが子供ばんどをやめた時にすごく気に掛けてくれて、
  一緒にツアーまで行ってくれたチャボに少しは恩返し出来たかな?

実は、当初はバンドのベースが早川さん(岳晴)の予定が、
スケジュールの都合でトーベンのトラになったことが明かされていた。
同時に、一方からは単にスケジュールが合わなかったことであっても、
もう一方から見れば、実に30年間のドラマがそこに存在していたこともわかった。
こうしたトーベンのココロの動き。
そしてイージーズでのチャボに対する恩を返したいという、
決して浅くは無いだろう思いを知って感動した。
ブログは「キョン、カースケ、そしてチャボありがとう」と結ばれていたが、
この " ありがとう " という言葉は、少なくとも当時の僕はトーベンに言いたかった。

2017年の秋。
こんな二人の共演を観た。

image2 (2)

チャボはソロ・パートの中でイージーズのメンバーでもあった小川銀次との思い出を語った。
もちろんチャボにとっての銀次はRCサクセションのメンバーでもある。

  銀次が残した音源で、トーベンの歌詞をリーディングするよ
  つまり、イージーズだ

こう言ってチャボは銀次のギターをバックにトーベンの歌詞をよむ。
終わりには " オン・ギター、小川銀次 " と紹介した。

僕が出会った頃のRCサクセションでギターを弾いていたのは小川銀次だ。
銀次が在籍したRCに触れられた実際の時間はほんの一瞬だが、
そこから約40年が経過した今も、当然のように僕の中では続いている。
銀次が旅立ってしまった今も、それは変わらないし、これからも変わることはない。
チャボが銀次と共にトーベンをよむのを聴いている最中、
僕のココロとカラダの奥底から込みあげてきた感情。
それは涙のカタチをしていたけれど、決して悲しみというネガティヴなものではない。
誤解をされると困るが、言葉にすると、たぶん、よろこび…に近いものだったと思う。

続いてチャボは " お月様のうた " を歌った。
抱えていたギターはCHET ATKINS CE。
誰もが「BLUE MOON」だと思っただろう…が、
歌われたのは「夜の散歩をしないかね」だった。
レコードのA面を聴き終えてひっくり返し、
B面に針を落としたかのようにココロの景色が変わった。
忌野清志郎がいた。

アンコールのセッションはひたすら楽しい雰囲気だった。
お互いに冗談を飛ばしあい、それを受けてまた掛け合う。
しかし、あれだけステージでふざけ合っているのに、
セッション全編から溢れ出ていた切なさは何だろう?
もちろん故人が関わっていることもその理由のひとつではあるだろう。
しかし、ここでも感じられたのはネガティヴなものではない。
もし、心地よい切なさと言うものがあるのだとしたら、おそらくあの場にあったのはそれだ。
いや、あったのではなく、あの場で僕が感じたもの。
それが、それだ。

80年代に同じ時代を過ごし、違う道だとしてもやり続けてきたチャボとトーベン。
その、やり続けてきた二人と共に、チャボの音楽を聴き続けてきた自分もいる。
終始楽しい雰囲気の中に滲み出ていた切なさ。
それを感じられたのは、お互いここまで来たからこそ体験できる音楽でありステージだったから。
おそらくそんなことなのだろう。
そしてそれは幸せなことであるのだろう…と思ったりする。

ありがとうチャボ、トーベン。

p.s.
楽しいアンコールの中、ここだけはよい意味で異質な場面があった。
遠藤賢司の「不滅の男」。
この曲を何の紹介もせずトーベンは歌い、
チャボはギターとコーラスをつけ " グレイト遠藤賢司! " と叫ぶ。
二人はエンケンの名曲を名曲として提示した。
それだけのことが、いかにあの夜に似合っていたか。感動的だったか。
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お久しぶりデス!

Blueさん、Blueさん!!
お久しぶりデス(≧∇≦*)

久しぶりにここに来て、この記事目について読んだの。

静かに、
静かに涙。

良かったですねー、トーベンとチャボのLIVEなんて。
イージーズ観に行った頃思い出しちゃったよ。
もう35年ほど昔のことですよ、ホンマに。
お正月に梅田の方行きまして、バーボンハウスがあった界隈をうろついてきたんですが、あの辺行くとどうしてもイージーズ観た時のこと思い出しちゃうんですよね~。
外で開場待ちしてる時にチャボがタクシーから降りてきた。
そのタクシーが止まった場所とかチャボのファッションとか鮮明に。
そして、『ブルドッグ』『ティーンエイジャー』『サマータイムブルース』…

アタシもチャボとトーベン観たかったなぁ~~

清志郎展行って来て、元気な清志郎の写真観て、ココでBlueさんの記事読んで、気持が今RCになっちゃってます(笑)

どう抑えよー💦💦

今すぐRCのコンサート行くよー!って感じの気持ちなっちゃってます。

困ったー。


へっへっ(笑)

Blueさん!
また来ますねー(*´ω`*)

Re: 桃未さん

> Blueさん、Blueさん!!
> お久しぶりデス(≧∇≦*)


おおっ! 桃未さん!
久しぶり…どころかいつ以来でしょうか?
お元気そうでなによりです。


> 良かったですねー、トーベンとチャボのLIVEなんて。
> イージーズ観に行った頃思い出しちゃったよ。

私はイージーズ未体験なので、
そのぶんチャボとトーベンには楽しませてもらいました。


> Blueさん!
> また来ますねー(*´ω`*)

ブログのエントリーはライヴがあるときのみになっちゃってますが、
ぜひ遊びに来てください。
桃未さんのRCへの想いを聴くのを楽しみにしています。

お久しぶりデス!のコメを…

誤字2箇所気になったから編集したら、消えちゃってビーックリ。
Blueさんの承認下りたら元の位置に戻るかなぁ?

しーんぱい。

コメントし直しついでに、、

話変わりますが、こないだ行って来た清志郎展、良い時間だったんですよ。
清志郎の写真、そんなに多くは無かったですが、じっくり写真の中の清志郎の表情を見てきた。
スタッフの方、あの人1枚1枚が長いなあーなんて思ったかもしんない(笑)
RCがバリバリに活動してた頃からのファンであると言う私なりの大きな大きな気持ちがある。
たった1枚にかける時間、ずっと見ていられるんよ、スタッフさん。
なーんてちょっと思いつつ見てた。

例えスパンが2年だって5年だって良い、ずっとRCに触れていたい。
それが写真だけでも。

あ!
今回、清志郎の直筆歌詞ノートも展示されてて、開かれてるページは『毎日がブランニューデイ』やったんやけど、他のページも見たかったー。
清志郎の直筆、写真、ギター、衣装を直に目に出来た機会。有り難いことです。
また、こんな機会あればいいなぁーと、切に思った。

Re: 桃未さん

> 誤字2箇所気になったから編集したら、消えちゃってビーックリ。
> Blueさんの承認下りたら元の位置に戻るかなぁ?

大丈夫です!


> 清志郎の直筆、写真、ギター、衣装を直に目に出来た機会。有り難いことです。
> また、こんな機会あればいいなぁーと、切に思った。

そうですね。
願わくばそこに清志郎の音があるとさらにいいですね♪
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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