ジョン・レノン・ミュージアム

ジョン・レノン・ミュージアム訪問記。

念願のこの場所に行けたのは、実に開館から3年経ったある日だった。
ここはジョンの生誕60年にあたる2000年10月9日に、
オノ・ヨーコさんの正式な承諾を得てオープンした世界で初めてのミュージアムとの事。
常時展示品とは別に、時期や季節によって特別展示がある。
例えば「ジョン・レノン最期の遺留品」というものがあった。
これは何かというと、1980年12月8日に射殺された時に見につけていた遺留品の展示だ。
血痕の付いた愛用のメガネと最期の衣服…。
その衣類が詰められた袋はヨーコさんのもとに遺留品として返されたものだ。
返された後、一度も開封されていないらしい。
こういう展示が企画されるミュージアムなのである。

さて、上野から電車で数分。
笑っちゃうほど大袈裟な作りの駅を出て、さいたまスーパーアリーナ方面へ向かう。
最初に目に入ってくるのはミュージアムの外のガラスに浮かぶジョンの顔だ。
そして奥の入口へ。
建物に入ると左側にモノクロのジョンの写真が数十枚、いや百枚以上はあるだろうか、
それをコラージュした巨大なパネルが…。これだけでもう胸がいっぱいになってしまう。
そして正面にはこれまた巨大なタペストリーが下がっている。
シンプルなエントランス部が素敵だ。

エスカレーターを上がり入口へ。
チケットカウンターの横には等身大のジョンとヨーコ。かっこいい。

そしてついに館内へ。
まず、10分弱のジョンの歩みを綴った短い映画が上映される。
見ている間、ちょっときてしまう。
まずい。知っている話ばかりなのに、こんなところで泣いてどうする。
何とかこらえて、係りのお姉さんに案内されて順路へ。

各ゾーンはテーマ別になっている。
まずはゾーン1「少年の記憶」、2「ロックン・ロール」と進む。
ここで凄いのは、ポール・マッカートニーと初めて会ったときに弾いていたギターだ。

そしてゾーン3「ザ・ビートルズ」へ。ここでも目を引いたのはギター。
初期のトレードマークだった黒いリッケンバッカー。
ビートルズのステージで使われていたギターだ。
あぁ、これでジョンはツイスト・アンド・シャウトしていたのか…。
ガラスケースをぶっ壊してリッケンバッカーを抱きしめたいと思ったのは僕だけでは無いだろう。

ゾーン4は「ジョンとヨーコの出会い」。
1966年、ヨーコの個展に出かけたジョンは、「天井の絵」という作品に関心を持つ。
天井に1枚のキャンバスが貼ってあり、横に虫眼鏡がぶら下がっている。
はしごを登り、虫眼鏡でキャンバスを見ると、そこには小さい文字で”YES”と書かれている…。
ジョンとヨーコの出会いのあまりにも有名なエピソード。これが再現されていた。
ただし、はしごだと子供が登ると危険なので、階段が使用されていた。
素敵だった。

もうひとつ良かったのがテレフォン・ピース。白い電話が置かれているだけ。
この電話には、ニューヨークからヨーコさんがたまにかけてくるらしい(本当?)。
運が良くその場にいた人はヨーコさんと会話ができるというアート作品。
今にも電話が鳴りそうだったので、しばらくその前にいた。
ヨーコさんとの会話をそこでイマジンした…。

ゾーン5「ラブ・アンド・ピース」、6「イマジン」、7「ニューヨーク・シティ」、
そして8「失われた週末」と進む。

ゾーン9の「ハウス・ハズバンド」へ。
ここはジョンとヨーコが住んでいたダコタハウスを再現してあるそうだ。
ここでも何故か泣きそうになる。
中央には白いピアノの上には、
ジョンとヨーコの子供時代から最近までの写真が立てかけられている。
もちろんショーンとの写真も。これは実際に置かれている通りに再現してあるらしい。
そして窓から見える青い空には飛行機雲。
それは”HAPPY BIRTHDAY JOHN+SEAN・LOVE YOKO”の文字…。
これは1980年のジョンとショーンの誕生日にヨーコさんが贈ったプレゼント。
ニューヨークの青空にこのメッセージを浮かばせたという素敵な贈り物だ。

そして次がいよいよファイナル・ルーム。
しかし、そこまで行く通路の真っ白で大きな壁。
その中央に「1980.12.8」という日付が書かれている。
しばらくその前で立ち止まる。
ここまで観て来て白い壁に書かれたその日付を目にすると、
なかなか次の部屋に行くことができなかった。

ファイナル・ルームは、白い壁やガラスの壁にジョンのメッセージが書かれていて、
それを透明なイスに座って見るという趣向。開放感が溢れる素敵な空間であった。

観て来た事は全部知っていることばかりなのに、
実物じゃないにしてもどこかで目にしたものばかりだったのに、感動した。
ただ観てまわっているだけなのに3回ほど泣きそうになった。

ジョンのことが好きならば、是非行ってみてください。



※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2006/07/21 0:22

Rainbowさん

こんな古い記事にわざわざコメントまで付けていただいてありがとうございます。

私は何かと開催されるビートルズ展のような催し物には必ずでかけてしまうのですが、このミュージアムはやはり印象が違いますね。うまい言葉が見つからないのですが。

チャボが良く言うのです。「ビートルズは切ない」って。
ビートルズは解散したし、残念なことにジョンはああいう最期だったので、やはりその切なさが溢れるということは確かにあるのでしょうが、そういう切なさとか悲しみとかの、どちらかというとマイナスな感情じゃなくて、素直にココロと身体が感動してしまった…という感じかなぁ。

観終わった後に「また訪れたい」と思いました。でも、一度だけでいい…とも思うのです。


Rainbow
2006/07/20 23:11

(http://ameblo.jp/rainbowgraf/)
Blueさん、記事へのお誘いありがとうございます。

知っている話ばかりなのに・・・
本当にそうでした。

どうしてなんだろう。
あそこの場所のもつエネルギーでしょうか。

Blueさんの記事とても詳しくてもう一度あの場所に立った感覚です。
わたしときたら、気持ちばかり高ぶってちゃんと記憶できてない。

今日、ミュージアムに行くことはだいぶ前に決めていたので
Blueさんの先日の「YES」の写真みたときドキッとしました。


Blue1981
2005/03/26 1:45

mayieeさん 私もメルマガ登録していますよ。今年の夏は「ジョン・レノンとリバプール」展ですねぇ。いつか、是非訪れてください。素敵なミュージアムです。観終わった後にミュージアム・カフェでお茶をするのもいい気分ですよ。


mayiee-
2005/03/25 22:18

(http://spaces.msn.com/members/foryoublue/)
Blue1981さんこんばんは。 ジョン・レノン・ミュージアム HPはたまに見るのですが、まだ訪れた事がありません。(ミュージアムのメールサービスを登録してるにも関わらず…)Blue1981さんの記事を読んでいると、その概要がわかったような気がします。
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