BACK IN THE U.S.S.R./BEATLES from『THE BEATLES』 -1968-

ポール・マッカートニーの2003年ロシア公演、赤の広場でのライヴを収録したDVDが発売された。
純粋なライヴ映像ではなく、
ビートルズが禁止されていたというソ連時代を振り返るドキュメンタリーが加わり、
一味違った作品となっている。
だから、ライヴ映像的には不満はあるが、ドキュメントと観れば秀逸である。

さて、肝心のライヴをとらえた映像だが、会場の観客をいちいち映しだし、それに何の工夫も無い。
ただ「お客さんがこんなに入りました」「皆が楽しんでいます」的な見せ方でつまらない。
よって、ライヴが全然落ち着いて観られないのだ。ダメだよ、これじゃ。
ステージを映すカメラの位置も一本調子で気が利いていないし。
ポールが中央に写っていればいいだろう的な最低(言い過ぎかな?)なアングルである。
ということで、まずは僕が観ての不満をすべて吐き出させてもらった。

しかし、ライヴのメニュー自体は興味深い。
例えば初めて演奏されるビートルズ・ナンバー「TWO OF US」はやはり感動するし、
「I'VE JUST SEEN A FACE」だってグッとくる。
そしていちばんの盛り上がりであっただろう「BACK IN THE U.S.S.R.」。
この曲をポールは本編とアンコールとで2回演奏している。
アンコールは予定外だったようだが、
その理由はプーチン大統領が途中からしかこのライヴを観られなかったためらしい。
大統領のために演奏したのである。いずれにせよ、盛り上がったことは確実であろう。

それにしてもソ連時代のビートルズ禁止というのは凄いな。
でもソ連だけでなく、
イギリス以外の国では60年代のビートルズは決して正しい姿が伝わっていなかったのだ。
アメリカでさえキャピトル・レコードによる編集されたレコードをオリジナル盤として聴かされていたのだし。
代表的なもので言えば、名盤である「RUBBER SOUL」や「REVOLVER」だって、
米盤は壊れた「RUBBER SOUL」であり、「REVOLVER」なのだ。
だって「HELP!」からの2曲がアルバムA、B面の冒頭に収録されたのが「RUBBER SOUL」だったんだよ。
しかし、その壊れた「RUBBER SOUL」を聴いて、ブライアン・ウィルソンは「PET SOUNDS」を作ったのだ。
何がどこでどうなるのかまったくわからないものである。
日本でも「MEET THE BEATLES」が1stと認識されていたわけだしなぁ。

そんな「ビートルズ禁止」という歴史があっても、ロシアの人は幸せである。
例え40年遅れてのビートル・ポールの公演であっても、BACK IN THE U.S.S.R.!
「U.S.S.R.に帰ってきたんだ!」とポールに歌われたのだ。最高の気分だろうな。

さて、このDVDにはボーナス映像として2004年のライヴも収録されている。これがまた嬉しい。
だって「I'VE GOT A FEELING」だよ。そして何と「HELTER SKELTER」だよ!

今まで封印してきたくせに、還暦を越えてヘルター・スケルターするなんてどういうつもりだよ、ポール。

2005年、ポール・マッカートニーのアメリカ・ツアーがもうすぐ始まる。
日本に来いよ、絶対に来いよ、ポール。
そして「HELTER SKELTER」を演ってくれ。絶対にシャウトしてくれよ、ポール!


/ ワーナーミュージック・ジャパン(2005/06/22)
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