麗蘭 Lay-Run 25th Anniversary LIVE「愛があれば歳の差なんて」Billboard LIVE 東京 2017.1.14

絶対にここでしか体験できない麗蘭である。
2ステージ構成のBillboard LIVE公演は90分の持ち時間なのだが、
このたった90分は、何という90分でもある。
今回も大満足だった。

今夜の白眉はチャボの「しり切れトンボのブルース」でのギター。
特に公平のギター・ソロの裏でのバッキング・プレイは視覚的にも最高だった。
チャボはRC時代からキースを彷彿させる云々と評されることがあったが、
当時のプレイに限っては決してそんなことは無かったというのが僕の認識だ。
しかしプレイやアクションに限れば、今の麗蘭での姿がそれはいちばんだと思う。
特に二本のエレキを中心に据えたサウンドになってからはハッキリしている。

この夜の「しり切れトンボのブルース」が、まさにそれだった。
ラフでいながら絶妙のタイミングでリズムが刻まれる。
結果としてそれは抜群の味付けになる。
音だけでなく、視覚的にも。
短い時間ながらも、リズム・ギタリスト仲井戸麗市のかっこよさを堪能できるのが嬉しい。

IMG_6840.jpg

何度かの全国ツアーと単発のライヴやイヴェント出演はあったけれど、
いわゆる麗蘭の活動というのは年末の磔磔だ。
開始当初はクリスマス時期だったが、
とにかく暮れに磔磔で演るようになったのは94年から。
そこから毎年のことではないが、既に15~16年になるだろうから、
やはり年末・磔磔・麗蘭のイメージは強い。
よって磔磔は特別なライヴになっているのだが、
特別なものだからこそ、僕にとっては許し許されている面がある。
その代表的なことは、ステージのメンバーが観えなくてもOKということだ。
本来なら文句のひとつも言いたくなる当たり前のこのことが、
あの場…年末の磔磔にいられるだけで…と許してしまうのだ。
そして僕にとって本当に満足できるライヴになってしまうのである。

Billboard LIVE 東京は今回で8回目とチャボは言っていた。
もうそんなに回数を重ねているのかと驚くが、
今では磔磔と共に重要なライヴになっているように思う。
その時々で演奏される曲や出てくる音は好みだったりそうでなかったりしているが、
しかし、それでも毎回ここで観るライヴに満足できなかったことが一度もない。
その理由を数年前に考えてみたことがあるが、結論は環境ということになった。
あらためてそれをまとめると " みえて、きこえて、わかる " である。
一部の人しか " みえて、きこえて、わかる " ことができない磔磔と違い、
その座席の位置での差があるとはいえ、
お客さんの立場からのライヴを楽しめる、この当たり前の3つの要素を、
Billboard LIVEという会場はすべて満たしてくれるのである。
4人のメンバーがみえ、音がきこえ、その音をメンバーがどうやって出していて、
どんな表情でプレイしているのかがわかる。
これで楽しめないはずがない。

ライヴでの音楽を、音楽として、どれだけ感じて楽しめるか。
これを満たしてくれることが、やはりいちばんだと思う。

IMG_6841.jpg

もしかしたらBillboard LIVEは、
麗蘭のライヴの魅力を100%に近く体験できる唯一の会場なのかもしれない。
以前にも書いたことと同じこんな文章で今回も終わりたい。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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