GREAT SPIRIT/仲井戸麗市 -1997-

TOCT-9799 東芝EMI EASTWORLD 1997.2.26

1.アイ・アイ・アイ 2.荒野で 3.冬の日 4.ヒッピー・ヒッピー・シェイク 5.君にNight and Day
6.遥かな手紙(ニジェールから) 7.LULLABY 8.Song for you 9.いつか笑える日 10.ぼくら 
11.ウー・ラ・ラ・ラ

ボブ・ディランの「ブロンド・オン・ブロンド」を間違ってかけてしまったのかと思うであろう、
93年の「DADA」以来のソロ・アルバム。
93~97年、この間のチャボはミニ・アルバムのリリースや麗蘭での活動を主に行っていた。
また、忌野清志郎との「GLAD ALL OVER」があったので、そんなに久しぶりと言う気はしなかったが、
4年ぶりのフル・アルバムである。発表当時はかなり盛り上がった。
所属レコード会社もパンフレットを作り、各レコード店に配布。
そのパンフには主要なレコード店の仲井戸麗市担当者の推薦文が寄せられており、
全ディスコグラフィとツアーのスケジュールも掲載と、かなりの宣伝であった。
コピーも「仲井戸"CHABO"麗市、新BAND結成!魂の言葉と大地の歌、ぶ厚いNEW ALBUM」である。
新BANDというのは、たつのすけやカースケ等との新生チャボ・バンドのことだ。

個人的には、チャボの変化が決定的になった作品。
実は新曲ばかりで構成されているのではなく、新旧のナンバーを取り混ぜている。
「いつか笑える日」は古井戸のナンバー。
しかし今ではファンの間ではチャボを代表する1曲となっている。
「冬の日」も古井戸時代のナンバーらしいが、未発表だったもの。
アルバム中、70~80年代のチャボを唯一感じることができる曲で、僕は大好きだ。
「ぼくら」は90年発表の「絵」のツアーでラスト・ナンバーとして演奏されていた名曲。
やっとレコーディングされた。
僕が観たライヴでは、この曲は当時事故で亡くなったじゃがたらのアケミに捧げられていた。
これらの古い曲はアルバムでも重要な位置を占めていると思うが、新曲とも違和感がまったく無い。

「抱え込むことはどんどんヘヴィになっていくけど、
それを表現として出すときに、それをそのまま出すか、
それとも太陽の大きさを描くか…。今は後者を選ぶ」
というようなことをこの時期のチャボは言っていた。
こういうことが、僕が感じた”決定的になった変化”である。
実は2枚目のソロ・アルバム"絵"から、既にその芽は出ていたのだが…。

実際にアルバムを聴くと、随所でその変化を感じることができる…ように思う(僕は)。
まったくの個人的に感じているものだが、3点挙げてみる。
まず、新曲と古い曲が並んでいるが、古い曲も新しい解釈で表現され、それが成功していること。
「冬の日」がその好例。
もしこれが「BOOK」に収録されていたとしたら…恐ろしい曲になったような…。

次に、新しい試み。朗読、ポエトリー・リーディングとロックの合体。
チャボの全作品中でも、最大の問題作かつ実験的であろう「遥かな手紙(ニジェールから)」。
これ以前にもそれっぽい曲「LIFE」があったが、「遥かな手紙」はこのタイプとは明らかに違う。
歌われている内容も、今までのチャボには考えられなかったものだった。
しかし、この曲のような試みはこれ以降、麗蘭の2ndの「Words」まで発表されることは無かった。

そしていちばん印象的なのは「ぼくら」の最後で聴けるギター・ソロだ。
「ONE NITE BLUES」や「ホームタウン」でのギター・ソロを彷彿させるが、
実質的にアルバムの最終曲である「ぼくら」の最後がこれというのは、
過去のぐしゃぐしゃしたものをすべてここで終わらせるんだという意志でのものだと勝手に解釈している。

新生CHABO BANDによるこのアルバムのツアーはライヴ・ハウスを回るものであった。
このツアーの模様と日比谷野音でのライヴを収録したビデオ「SOUL TO SOUL」で確認できる。
もちろん僕はツアーも野音も観に行ったが、
久しぶりにパーマネントなバンドでライヴするチャボは、本当に楽しそうだったのが印象的であった。

仲井戸麗市 with CHABO BAND,仲井戸麗市
EMIミュージック・ジャパン
発売日:1997-02-26

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Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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