Lay-Run 25th Anniversary Year 愛があれば歳の差なんて 麗蘭 赤坂BLITZ 2016.10.9

毎年の恒例、10月はチャボのバースデー・ライヴだが、今年は趣が違った。
麗蘭が25周年を迎え、12年ぶりの3rdアルバムを発表。
このことから、25th Anniversaryとレコ発の二つがタイトルとなり、
仲井戸麗市のバースデーという冠は消えた。
それでも10月9日だ。
少なくとも麗蘭25周年とチャボの誕生日を重ねて祝う内容だと思っていたのと、
さらにファンの想いは勝手なもので、単なるレコ発ライヴではなく、
25周年を振り返る的なものじゃないと満足できないだろうなぁ…と、
これがライヴを観る前の正直な気持ちだった。
はたして…。

客電が薄められた会場に「Eden.」が流れる。
続いて<ある日の雑記帳>の朗読テープ。
この、91年末、麗蘭の活動後に月刊カドカワで発表されたエッセイから、
いつもの「浪路はるかに」に乗ってメンバーが登場。
ライヴは「マニフェスト」で始まった。
このドラマチックなオープニング。
やはり今夜はチャボのバースデー・ライヴではない。
25周年の麗蘭をやるのである。

「BIRTHDAY SONG」でアニヴァーサリーを印象付けた後は、
序盤は1stアルバムの曲が並べられていた。
時系列で進んでいくかと思いきや、中盤では新作『25』収録曲と、
やはり初期、91年から93年の活動期の曲が交互に演奏された。
うーん…2ndアルバムから演らないなぁ…と思いつつライヴは進行。
結局は「Get Back」と「SOSが鳴ってる」、2ndからはこの2曲のみ。
最後まで新作と初期の曲で構成されたライヴだった。

僕はと言えば、ちょっとした違和感を感じつつも、
これが今のチャボの気分なんだろうという軽い気持ちでこの構成に納得していた。
ラストの「ミステリー」を聴くまでは。

FC会報で、チャボはオリジナル・メンバーを失っていることへの無念さ、
そして敬意と何かを捧げたいと発言していた通り、ライヴ冒頭のMCで、
2014年に亡くなったパーカッションの鈴木裕文さんに今夜のライヴを捧げると宣言。
新作にもこのことはクレジットされていたから、僕も事前に受け止めてはいた。
でも、ライヴ中にチャボがあらためて触れることもなかったし、
例えば「今夜R&Bを…」で歌いこまれるようなこともなかった。
お馴染みのメンバー紹介を兼ねた「ミステリー」が演奏されている最中も、
いつものライヴ終了を告げる曲であるとおり、
あぁ、今夜のライヴも終わってしまうなぁ…という気持ちでいたのだが…。

この日の「ミステリー」には5人目のメンバー紹介が加えられていた。
ステージ後方にセットされた赤い傘の下にスポットが当たる。
そこには鈴木さんのものであろう楽器が置かれていた。
この瞬間に、今夜のライヴがこの構成だった理由を僕は理解した。

麗蘭の25年に関わったメンバーはゲストも含めれば決して少なくない。
しかし、" 今の麗蘭があるのは、そしてここまで続けてこれたのは、
早川岳晴とのリズム隊を組んだ鈴木裕文がスパークさせたからだ " …。
チャボが言ったこのことは間違いなく本音なのだろう。

麗蘭の25年には色々な事があっただろうし、それは同じ時間を過ごしてきた僕も同じだ。
そのスタートであるオリジナル・メンバーへの想いは僕にもある。
25年という時間は、始まった何かが今に至る時間でもあるが、
そこにあった何かや存在していた者や物がなくなっている時間でもある。
僕と麗蘭との25年という時間のかけがえのなさも強く感じた3時間だった。

音楽を超えたことを教えてくれ、感じることができ、考えさせてくれるのも、
僕にとっては音楽によってであることが多い。
だから音楽は素晴らしいと思う。
かすかな呟きだとしても。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

麗蘭25thおめでとうございます!

Blueさんこんばんは。

麗蘭の単独ライブは初めて観に行きました。
チャボの誕生日のライブ、例年お誕生日前後にもライブがあったりするけど選択肢はないからもうこの日に行こうというただそんな感じでした。

結果、記念すべき25周年に素晴らしい麗蘭のライブを体験できて本当に良かった。虹の向こうへ旅立ってしまった方々への想いについては本当に胸に深く残るものがありました。チャボはライブでよく追悼の意を表しているけど昨夜はさらに深い想いを感じました。

ライブ全体の印象としてはチャボのかっこよさはそこそこ観慣れてしまっていると思うのですが、公平さんはあまり間近で観た事がなかったと思うので、割と良席でお姿ははっきりと見えて何とも少女マンガに出てくる憧れのバンドのギタリストというイメージ(笑)素敵だったです。黄色いギター(ギターの種類わからなくてすみません)で小花柄のようなストラップ、もう可愛くて感激しました(笑)

1991年10月発売のアルバムはその当時レンタルして(レンタルでごめんなさい)カセットテープにダビングしてありました。当時は聴いていたと思うのですが、それ以降はあまりわからなくなった。そうだWorksのDisc-3も麗蘭なんですよね。持ってたではないか(笑)また聴くことにします。

長文失礼しました。

Re: tamaさん

> 結果、記念すべき25周年に素晴らしい麗蘭のライブを体験できて本当に良かった。
> 虹の向こうへ旅立ってしまった方々への想いについては本当に胸に深く残るものがありました。
> チャボはライブでよく追悼の意を表しているけど昨夜はさらに深い想いを感じました。

私はチャボのライヴから音楽以外の何かを受け取ることが多くなりました。
追悼云々は、今となっては曲の中だけでなくリアルに感じることが増えましたから、
なおさらですね。

> 公平さんはあまり間近で観た事がなかったと思うので、
> 割と良席でお姿ははっきりと見えて何とも少女マンガに出てくる憧れのバンドのギタリストというイメージ(笑)

25年でずいぶん変わりましたが(笑)、ギターを弾く姿は相変わらずかっこいいです。

> 1991年10月発売のアルバムはその当時レンタルして(レンタルでごめんなさい)カセットテープにダビングしてありました。
> 当時は聴いていたと思うのですが、それ以降はあまりわからなくなった。
> そうだWorksのDisc-3も麗蘭なんですよね。持ってたではないか(笑)また聴くことにします。

麗蘭はオリジナルアルバム以外にも音源がばらけていますからね。
いつかそういったものをまとめたBOXセットを出してほしいと思います。
Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Information
- Information -

★非公開コメント、承認前コメントは非表示としています。よってコメントを頂いてもしばらくは何も表示されませんが、ちゃんと届きますのでご安心ください

テンプレート変更(12/18)

ツイッターをブログに表示(12/11)

「ツイートを毎日まとめて記事にする」を追加(5/14)

Blueの本棚ブログパーツ設置(2/20)

[ツイートする][Facebook]ボタンを設置

ブログ拍手へのたくさんの拍手を頂き、どうもありがとうございます。
ブログ拍手からは私Blue宛コメントもできますが、コメントは非公開設定にしているため返事をすることができません。拍手コメントを頂いた方には、あらためてこの場でお礼を申し上げます。どうもありがとうございました

★コメント、トラックバックについて

当Blogはコメントとトラックバックを承認後の表示とさせて頂いています。反映されるまで時間がかかりますが、ご了承ください。

基本的にはすべて承認していますが、明らかに悪意のあるコメント、または不快で不適切なコメント、コメントの度に名前を詐称する別人のなりすましや意味不明のコメントなど、管理者が承認できないコメントとトラックバックは予告無しに削除、及びその後のコメントを拒否させて頂きます。その後、書き込みとアクセス拒否の対応をさせて頂く事もあります。承認するか否か、または拒否の判断は管理者に権限がありますのでご了承ください

今後とも『Blueの雑記帳』をよろしくお願い致します


-- E N D --
.
.
Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Entry Ranking
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue Day Horns
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
The Beatles
My R&R
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Contact

名前:
メール:
件名:
本文:

Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ