MY LIFE IS MY MESSAGE for 九州 POWER TO THE PEOPLE 東京キネマ倶楽部 2016.8.27

タイトルに " For 九州 " とあったように、
これまでのMY LIFE IS MY MESSAGEの流れとはテーマが違ったが、
冒頭で山口洋による開催の主旨が話された以外は、
過去に観た同EVENTのように出演者4人それぞれのパートとセッションで組まれた構成。
ソロ・パートは四者四様だったが、" featuring:古市コータロー " のクレジット通り、
古市コータローが他の出演者よりもフィーチャーされていたようだ。

IMG_5980.jpg

チャボのパートは古市コータローとの「エネルギーOhエネルギー」から始まった。
コータロー曰く " 部屋にポスターを貼っていた人 " とのセッションに選ばれた曲は、
アルバム『RHAPSODY』収録のロックン・ロール。
コータローと僕は世代が近い…というか同じだからわかる。
MCから察するにポスターを貼っていたのは高校時代だと思われるが、
その時期のRCサクセションは『RHAPSODY』『PLEASE』『BLUE』から『BEAT POPS』の時代。
僕だって一緒に演れるとしたら、ここから選ぶと思う。
同年代のエレカシは「ブン・ブン・ブン」だった。
GROOVERSの藤井一彦は「Johnny Blue」だった。
思いはみな同じということだ、きっと。

さて、この後のチャボのパートは、意外なことにカヴァー中心。
しかもいきなり「夏の思い出」だ。
中村中との共演では彼女に歌わせての選曲だったので違和感はなかったが、
さすがにMLIMMでこの曲が取り上げられるとは予想外すぎた。
「エネルギーOhエネルギー」との落差に戸惑ったというのが正直なところだ。
それにしても、以前も「ふるさと」を歌ったことがあるが、
チャボのこうしたモードというのは何なのだろうか。

続いてお馴染みのスティーヴィー・ワンダー「太陽のあたる場所」。
季節柄のピックアップだろうが、同じ夏の曲ならばオリジナルを僕は聴きたかった。

そして初めてカヴァーすると断わってのトム・ウェイツ。
「オール'55」に乗せた歌詞は、石田長生を歌ったものだった。
いや、正確に言えばチャボと石やんの日々を歌い込んだものだった。
珍しくその歌詞の意味を話してくれたからこうしたことを記せるのだが、
チャボのカヴァー詞が素晴らしいのは、そんなMCが無くてもそう感じさせてしまうこと、
そしてそれが聴き手の数だけのシーンを思い浮かばせるであろうことだ。
おそらく、その理由は、ファンが " 自分だけが知っているチャボ " を思い浮かべるからだ。
カヴァーだからこそなのだろう、チャボの嘘偽りない自分の思いが歌われる。
それを聴いたファンは、瞬時に自分にとってのチャボを自分に重ねたうえで受け止める。
終演後に何人かの友人と話すと、同じ曲で似たような感想を持っていることが多いが、
しかし、それらの思いや感想は、必ず少しだけ違っている。
でもその少しだけの違いは、各々にとってはとても大きなものなのである。
チャボの歌が同じ…ただし少しずつ違う思いを生み、それらがライヴの場を満たす。
うまく言えているのかわからないが、だから感動的なのだと思う。
こうした意味ではカヴァー中心だったプログラムは、あの夜には合っていたのかもしれない。

ソロ・パートの最後は山口洋との「R&R Tonight」だった。
先日のMANDALAでも歌われたが、不完全でしっくりいかない出来であったので、
久しぶりに聴いた嬉しさと共にモヤモヤした思いが残っていたから、
正直、この日も構えてしまった。
ライヴでこの曲を演奏するチャボは、毎回、曲の中にズブズブと入っていった。
歌いながらというよりも確かめながらという演奏であり、
ギターを弾くのではなく自分がギターになるという演奏だった。
MANDALAでは曲に没頭できず、気が散っていたように感じたし、
実際にミスもあったから、この日も期待と不安が入り混じったが、
結果としてはMANDALAで聴いたときよりも迫ってきた。
その要因は山口洋のギターだ。
曲のイメージを変えずに土屋公平とは違う色を見事に塗り、
支え、引っ張っていたプレイは素晴らしいと思った。
しかし、それでもまだまだこんなもんじゃないだろうという思いを抱いたままだ。
だって僕にとっては単に演奏するだけの曲ではないのだ。
何故、ロックン・ロールに惹かれるのか。
何故、音楽なのか。
その本当の理由(わけ)を、その理由をいつか知ることができるなら、
そのことだけでも生きてゆく、生きてく価値があるような気がする。
そして、その答えを出してくれるのは、きっと僕には仲井戸麗市しかいない。
そういう曲なのである。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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