Duet : Ladys & Gentleman 2016 仲井戸CHABO麗市×中村中 南青山MANDALA 2016.7.29

中村中を初めて観たのは2012年。やはりチャボも出演した、
浜崎貴司が企画した『弾き語りの嵐!GACHIスペシャル』だった。
このときの印象を僕はこう書いている。

  中村中が良かった。
  タイトルは失念したが、初期の中島みゆき的メロディーを持ついい曲だった。

それから2年後の2014年。
初体験の印象が、少し違う形であれ現実となる。
中島みゆきの夜会のパートナーとして、再び中村中を体験することになった。
こうした経緯があったが、まさか仲井戸麗市との共演があるとは夢にも思わなかった。

IMG_5827.jpg

まずは中村中。
歌謡曲やフォークソングに強く影響を受け云々ということだったが、
とりわけ " 胸を撃ち抜かれた曲 " と言って歌われた松山千春の「恋」が沁みた。
カヴァーであっても、そこに必然があって歌われる曲は、
単なる曲という枠を超えて伝わるのである。

そして仲井戸麗市。
チャボは「ラブソング」「ONE NITE BLUES」「さらば夏の日'64 AUG」「カルピス」と、
毎回この時期のMANDALAで演るときは自身の夏を出してくる。
チャボが描いてきた夏は何と素晴らしいのだろうと、
仲井戸麗市の夏を強烈に印象付けるセット・リストだった。

中村中は古井戸が好きだったらしく、アンコールでのセッションも「飲んだくれジョニィ」、
そして「ポスターカラー」が披露された。
特に後者は素晴らしかった。
中村中のピアノとチャボのギターというコントラストが、
結果として加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の編成をハッキリと思い起こさせた。
そして、この名曲を名曲のまま名曲として僕たちに提示してくれた中村中の歌だ。
これにより、チャボのギターとコーラスが古井戸として機能した。
何と美しかったことか。聴き惚れた。
始まる前は、その内容を予想すらさせない…というかできないライヴだったが、
このアンコールのパートは実に聴きごたえがある、感動的な内容だった。
アタマから二人のガチなセッションだったとしたら、
おそらく過去のチャボの共演ライヴと比べても遜色ない出来になったのではないかと思う。

P.S.
2年前、2014年の夏。
ここ南青山MANDALAで行われたライヴでも、チャボは「ONE NITE BLUES」を歌った。
2011年のARABAKIで曽我部恵一がこの曲を歌うバックでギターを弾いて以来だった。
しかし、それまでは2002年にトーキングというアレンジで披露されたのを最後に封印されていた。
こうした長いあいだの封印を解いた瞬間だったが、
僕は驚き、感激しながらも、
結局そこに特別なチャボの思いを見い出せることはできなかった。

そしてこの日、中村中の「不良少年」という曲に触発されて…という前置きがあり、
やはり「ONE NITE BLUES」が歌われた。
不良少年という単語と夏という季節。
単にこの組み合わせだけで、大きなこだわりを持って封印していた曲が解禁されるわけはない。
僕はそう思っているが、実際のところはわからない。
はたしてそこに " やりたい! " " やらねば! " という衝動や必然はあったのか。
引っ張り出してきた…という想いだけで歌える曲なのか。

これまでのファンとしての体験から、チャボの歴史に自分の歴史も重なっていることで、
仲井戸麗市の音楽は、今では単に聴くもの、観るものではなく、
僕にとっては体験するもの…と言える。
中でも、この日に取り上げられた「ONE NITE BLUES」と「R&R Tonight」。
これは、たとえばアンコールでセッションされた「シーサイド・バウンド」とはまったく異なるものだ。
単なるひとつの曲と言う枠を超えたものとして僕の心と身体の中に入っているわけで、
だから、曲を演奏し歌うことに対して、僕はそこに必然を求めてしまう。

チャボ、こんなもんじゃないだろう…という思いを拭うことができなかったのが正直なところだ。
もどかしい。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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