忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日比谷野外大音楽堂 Love&Peace 2016.5.7

忌野清志郎ロックン・ロール・ショー。
今年の開催は5月2日ではありませんでしたが、既に6年目になりました。

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僕がこうした清志郎トリビュート的企画に参加したのは、
2010年のARABAKI ROCK FESTが最初でした。
1年目の命日をどう過ごそうかと思っていたときに、
ARABAKIのこの企画にチャボの出演が発表されたのがその理由です。
今となっては出演者ごとの細かい内容の記憶は薄くなりましたが、
演奏される数々の曲の名曲度の高さに感動しながらも、
それらが清志郎のヴォーカルで歌われてはいない違和感と、
何よりもこうしたライヴが開催されていることが理解できない違和感で、
当たり前ですが心から楽しめるものではありませんでした。
しかし、チャボのパートだけは、その登場シーンを見て心がふるえた感覚から、
「雨あがりの夜空に」セッションラストの " キヨシローッ! " の叫びまで、
ハッキリと思い出すことができます。

そして2011年から始まった忌野清志郎ロックン・ロール・ショー。
これには毎年欠かさずに参加しています。
5月2日に清志郎の曲たちとこうして過ごせるならば、
ましてそこに仲井戸麗市がいるのであれば(2013年のみ不参加)、
やはり自分がいるべき場所であろうという想いです。

ARABAKI当初は複雑だった自分の想いは、
毎年の忌野清志郎ロックン・ロール・ショーによって少しずつ、
しかし確実に変わりました。
自分の想いに重なる寂しさや切なさの高い比重が徐々に減り、
反対に楽しさや嬉しさが増えてきて、今は素直に楽しめるようになっています。
2010年5月2日にARABAKIでチャボを観たことが、
その後のロックン・ロール・ショーへの参加に引き継がれたことを考えると、
あの日にあの場を選んだことは、自分にとっては間違いではなかったと思っています。

こうしたライヴに集まる清志郎ファンだけでなく、
演奏する側も、それぞれが清志郎への様々な思いを抱いているはずです。
しかし7年と言う時間の経過により、少しずつであっても、しかし確実に双方が、
忌野清志郎の音楽という中心に向かってひとつにまとまってきているように感じます。

野音でチャボは " 曲を作った奴はそれを聴いてもらえるのが一番嬉しい " と、
" だから清志郎も喜んでいると思う " と言っていました。
これも7年の経過があっての言葉だと思いますが、尽きる一言でもあると思います。

清志郎が残した素晴らしい音楽を後世に伝えていくためには、
演奏し、聴くこと。
演奏し続け、聴き続けることです。
忌野清志郎ロックン・ロール・ショーは、
そのための最良のもののひとつであることは確実に言えると思います。

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★黒猫チェルシー
ガラクタ
わかってもらえるさ
ぼくの好きな先生
君を呼んだのに
多摩蘭坂

1曲目の「ガラクタ」は、この曲で始まった清志郎の野音もあったなぁと、
そんなことも思い出させてくれて絶妙のオープニングでした。
続く4曲も、80年代RCファンとしては、野音で聴くにはよい選曲でした。
上京した翌月に清志郎が亡くなった…という切ない話もしていましたが、
演奏はストレートでとても好感がもてるものでした。

★サニーデイ・サービス
ファンから贈り物
大きな春子ちゃん
ヒッピーに捧ぐ
うわの空
ぼくの自転車のうしろに乗りなよ

曽我部恵一のフェイヴァリットである『シングル・マン』の曲を並べます。
ファンにはお馴染みおこれらの曲も、この日はマニアックに響いていました。
RCの野音での名演が作品として残されている「ヒッピーに捧ぐ」。
これが曽我部恵一らしい歌で披露され、個人的な好みを超えて、
サニーデイ・サービスのヴァージョンは印象に残る演奏だったと思います。

★JUN SKY WALKER(S)
ロックン・ロール・ショー
キモちE
スローバラード
トランジスタ・ラジオ
上を向いて歩こう

まるで1981年の高校生がRCのコピー・バンドで野音に出演…でした。
本人たちは楽しかったことでしょう。
ハープを取り入れたアレンジではありましたが、全曲が直球カヴァーだったので、
人によっては物足りなく感じてしまったかもしれません。

★シアターブルック with 仲井戸麗市・TOSHI-LOW・梅津和時・片山広明
甲州街道は秋なのさ
ドカドカうるさいR&Rバンド
明日なき世界
アイ・シャル・ビー・リリースト
激しい雨
あきれて物も言えない
もっとおちついて
よォーこそ

地震の後は戦争がやってくる…の清志郎からの手紙を朗読し、
「明日なき世界」に繋げたTOSHI-LOWのパートは、
その後にチャボが登場して「あきれて物も言えない」を演奏したことを含めて、
例の『COVERS』騒動後の野音を思いこさせるシーンでした。

清志郎がチャボの実家に泊まりに来て聴かせてくれた曲であり、
当時の清志郎を感じさせる曲のうちのひとつでもあると言って歌われたのが、
2ndアルバム『楽しい夕に』に収録された「もっとおちついて」。
これまでも似たようなMCでチャボに歌われたRC初期の曲がありますが、
そのほとんどが " チャボ、こんなのどうかな? " と、
清志郎から直接、聴かされたものだと紹介されています。
あらためて、このシーンを思い浮かべるだけで凄いことだと思いました。
だって、チャボの実家で真夜中に清志郎がギターを弾いて聴かせてくれるのが、
「ぼくとあの娘」や「もっとおちついて」だったりするのだから。

「よォーこそ」で清志郎のコスプレをして登場し、会場を沸かせたTOSHI-LOW。
僕も笑いながら観ていましたが、こんな風に楽しめるようになったんだなぁと、
別の意味で感慨深く感じるシーンでもありました。
中條卓のベース・ソロが『RHAPSODY』のリンコさん完コピで最高でした。

★アンコール
夜の散歩をしないかね
雨あがりの夜空に

チャボと梅津さんによる「夜の散歩~」。
野音で聴くそれは、また特別な思いが込みあげてきて感動的でした。
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また野音でぜひ。

1バンドあたり5曲以上はやっぱり出演者が少ないからかな?とか単純な頭でそんなことを考えてました。

5月2日は都合がつかなかったのかな?日比谷野外音楽堂は月曜日が休館日だったからかしら。

選挙の話や原発の話、3.11以降関心のない人は少ないだろうけど、清志郎も言ってたけど、この日はもっと気持ちよく音楽をやってもいいんじゃないのかな?

コーちゃんはこれなかったのかな?(笑)

清志郎に扮装する人が一人いるのはCHABOの希望なのかな?それならしょうがないけど。いえ楽しかったですけど(笑)楽しく沢山の清志郎の曲を歌うってだけでもいいんじゃないのかな?

バンドとバンドのつなぎの時間がちょっとイマイチだったかな?テステスってうるさかったな。

ちょっと辛口な素人の意見(笑)


日比谷野外音楽堂でやったことはとても良かったと思います!
お天気は心配ですけども、是非また野音でやってほしいです!
BlueさんのRCサクセションへの想いにはかなわないと思いますけど、私なりに日比谷野音には思い出がありますからね。あんな汗だくの暑い熱いライブはもう観れないんだろうけど、それは仕方ないけど、清志郎の曲を聴くために出来れば元気なCHABOや梅津さんや片山さんの演奏を聴くためにこれからも行きます。

Cブロックだったので(ほぼ正面でしたが)もう少し近くで観たかったですねー。
自分では中々聴かない選曲もありますから、これからも色々聴かせてほしいです。

Re: tamaさん

> 1バンドあたり5曲以上はやっぱり出演者が少ないからかな?

短い時間ではありませんでしたが、無理なく聴けたので、
たくさんの人が短い時間で演奏するよりも、このくらいがちょうどよいのかなって思いました。


> 清志郎に扮装する人が一人いるのはCHABOの希望なのかな?それならしょうがないけど。
> いえ楽しかったですけど(笑)楽しく沢山の清志郎の曲を歌うってだけでもいいんじゃないのかな?

あれは、深読みすればRCサクセションの清志郎を知らないファンに対しての、
サービスだったのかもしれません。チャボの希望か…はわかりませんね。
私自身はTOSHI-LOWの清志郎を笑いながらみることができたことで、
自分の中の7年前からの変化を確信しました。


> バンドとバンドのつなぎの時間がちょっとイマイチだったかな?テステスってうるさかったな。

繋ぎはあれでもスムーズだったと思いますが、仕方が無かったですね。
私はARABAKIで慣れているので、苦ではありませんでした。


> 日比谷野外音楽堂でやったことはとても良かったと思います!
> お天気は心配ですけども、是非また野音でやってほしいです!

同感です。
雨が降らなければ最高のシチュエーションですからね。


> BlueさんのRCサクセションへの想いにはかなわないと思いますけど、
> 私なりに日比谷野音には思い出がありますからね。

tamaさんの想いがあり、私の想いがあるだけで、
かなうかなわないって言ったら、私もtamaさんの想いにはかないませんよ。


> 清志郎の曲を聴くために出来れば元気なCHABOや梅津さんや片山さんの演奏を聴くためにこれからも行きます。

はい、そうですね。
チャボとBLUE DAY HORNSが元気にRCを演ってくれるのをみるだけで、
それだけでも私には価値がある場です。
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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