君塚仁子&新谷祥子 「木と土と歌と」 二子玉川kiwa 2016.4.16

二人の共演を観るのは2回目です。

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オカリナとマリンバ。
前回は、何しろ初めて体験する音だったので、
うまく言葉としてまとめることができませんでした。
それを自分が使える単語で表すわけですから、
EL&Pを彷彿させるプログレ的な快感というように、
わかったようで実はハッキリしない表現でまとめた次第です。
ただ、演奏から映像が浮かんだのは確かで、
それは今回も同じでしたから、この感覚は間違っていなかったと思います。
特に今回は故郷というテーマが少なからずあったのではないでしょうか。
MCでも触れられていましたし、熊本での地震のこともありましたから、
ライヴを観て聴いたお客さんそれぞれの中に、
故郷や故郷を思う何がしかの映像が浮かんだのではないかと想像します。

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オカリナとマリンバという楽器から想像できるのは、
一般的にはソフトな音だと思います。
しかし、この二人の演奏は、その音色に反してかなり力強いし、
アレンジも即興的なものが多いです。
かつこれまで聴いたことがない組み合わせでもあるので、
気楽に構えていられず、ライヴは独特の緊張感に満たされることになります。
しかし、これがかえって心地良いのです。
たとえば、カヴァーは誰もが知っている有名な曲が取り上げられます。
「コンドルが飛んでゆく」や「遥かなる影」などがそれで、
だからこそ、前述した二人の演奏が魅力的に聴こえるのです。

あの曲をこうするのかぁ…という楽しみ方は、ギターやピアノであれば想像の範囲です。
これがオカリナとマリンバなのですから、やはり新鮮に響きます。
逆に、楽器のイメージからイージーリスニング的な音を想像することも容易ですし、
君塚さんがオカリナで主旋律を奏で、新谷さんがマリンバでボトムを支える形ならば、
おそらく気持ちよく聴くことができるでしょうが、同時にそこにスリルはないとも感じます。
ここでのスリルというのは、よい意味での違和感やノイズ的な要素を指しますが、
これがそのものだけに終わらず、快感になるのが優れた演奏だと思います。
オカリナのフレーズをマリンバで支えるのではなく、ぶつけるというニュアンス。
演奏のこうした特徴から、二人がそれを目指しているのは明らかで、
だからこそ流れていかずに耳に残るのでしょう。

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白眉だったのは「朝日樓(朝日のあたる家)」。
オカリナとマリンバによるアレンジなので、
他と比べようがないのですが、だからこそ印象に残りました。
こうしたチャレンジ的選曲を今後も期待したいです。

オカリナとマリンバを組み合わせれば、
独特の強さと緊張感を持つかと言えば、それは?です。
やはり新谷さんと君塚さんだからこその音なのでしょう。
あらためてそう感じました。
もしかしたら最強の組み合わせかもしれない…と前回は記しましたが、
この気持ちは自分の中で更新されたように思います。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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