HOBO CONNECTION 鍵盤男女 リクオ、浜田真理子、川村結花 南青山MANDALA 2016.3.17

ライヴを終えた真理子さんのツイート。

 “ ああ音楽をやっていてよかったなあと思えた夜でした “

同じくライヴを観た後の僕のツイート。

 “ 音楽が好きでよかったと思わせてくれた夜 “

どちらもよく目にする表現ですし、最近は僕自身もよく思うことでもあります。
しかし、この誰もが簡単に使えそうな言葉をあらためて考えてみると、
前者は音楽をやり続けてきた人、
後者は音楽を聴き続けてきた人にしか言えないことではないか…と、
ふと、あの夜はこんな風に感じました。

例えば、僕が洋楽に興味を持ったばかりの中学生時代はもちろん、
RCサクセションに夢中だった高校生の頃でさえ、
“ 音楽が好きでよかった “ という思いや表現は、
おそらくしなかったし、できなかったと思います。
音楽を聴き続けてきた40年というとてつもない長い時間。
これを経てきたからこその思いからの言葉は、
自然と口から出たからこそ、決して軽いものではなく、
かつ、それはとても素敵でうれしいことでもある…というのを、
あの夜の僕は知ったのでしょう。
おかげで、更なる強く深い余韻に浸ることができました。

IMG_4890.jpg

出演者各々のソロ・パートよりも、やはりセッションが楽しみでした。
そしてそれは期待通りであり、更には期待以上のものでした。

僕はこれまで真理子さんの音楽をよい意味でセッション向きではないと感じてきました。
著書を読むと、自身もセッションには向かないであろう自分が持つ独特の間を意識しているようですし、
実際に、過去に僕が観た他人との共演もセッションという色あいは強くはなく、
もちろんその場は楽しめたとはいえ、ある種の物足りなさを感じたのも事実です。
それが、今回は一変していました。

まずは二人で演った「Mariko’s Blues」。
真理子さんのピアノとリクオのキーボードが、
まるでひとつになったかのように組んず解れつブルースしていました。
そしていつもの真理子ワールドで展開する「ミシン」。
リクオがシンプルなフレーズを入れることで、新鮮かつあやしさが満ちた演奏になり、
これまで聴いたことが無い「ミシン」になっていました。
そして何よりもこのセッションが素晴らしかったのは、真理子さんがナチュラルだったことです。
いつもとは勝手が違うライヴだったことは間違いないはずなのに、
とても自然に、楽しんでいるように見えましたし、
出てくる音も自然で楽しく、さらにカッコイイものでした。
だから、見ている僕自身も、自然に楽しくカッコよく感じていました。
ということは、自然で楽しくカッコイイ音楽だったことになります。

終盤では鍵盤を弾くリクオ、川村結花に挟まれて、
真理子さんがハンドマイクで歌うというシーンがありましたが、
おかげでここではヴォーカルがクッキリと引き立つことになり、
伸びやかで、透明で、しなやかなのに強く太い声を、
MANDALAという狭い空間でじゅうぶんに堪能できました。

思えば、リニューアル前の大阪フェスティバルホールに響くこの声に魅せられたのが、
僕と真理子さんの決定的出会いのきっかけでした。
この夜のハンドマイクは結果として、
シンガーとしての真理子さんの凄さをあらためて感じさせてくれました。

IMG_4891.jpg

真理子さんが参加したHOBO CONNECTIONは東京の他に、大阪、名古屋の3回。
そのすべてを体験できませんでしたが、今、この3回を終えて伝え聞く話から感じるのは、
新たな真理子さんが引き出されるものだったのかもしれないということです。
もしかしたら僕や僕たちは、
音楽家としてのハマダマリコのターニング・ポイントに立ち会えていたのかもしれません。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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