仲井戸麗市は蝶になったか?

  蝶は太陽で身体を温めて飛ぶけれど、
  蛾は夜間行動するので自分で身体を震わせて温めて飛ぶという

松村雄策氏が94年の「密室」ライヴを観たときにしたためた「仲井戸麗市は蛾である」という文章。
その最後を、こう〆ていた。
読んだ当時、とても的確にチャボを表しているなと共感したものだ。
しかし現在のチャボはどうだろうか?

バンドではなくソロでのライヴでは、
必ず観ている聴いているこちらの身体が固まってしまうシーンがあった。
緊張や不安、気負い等、様々な理由があるだろうし、ある曲にのめり込んだ結果の場合もあるだろう。
こんなチャボを観てもいいのだろうか、出してもいいのかよチャボ、と感じたライヴは結構ある。
特に「ポエトリー・リーディング&ライヴ」のときは、
ああいった形式が初めてだったこともあり、多かったように思う。

以前も書いたことがある。
例えば「THE 仲井戸麗市 BOOK」収録曲を最近のチャボがライヴで演ると、
僕が違和感を感じてしまうことがある。
良いか悪いかではなく、単に僕が感じることだ。
「ONE NITE BLUES」や「打破」を聴けたのはファンとして嬉しかったが、
何だかチャボ自身の曲ではなく、カヴァーと言ったら大袈裟だろうが、
どうにも客観的に聴こえたものだ。

ほとんど変化しない外見とは違い、中身はどんどん変化している仲井戸麗市。
それに反して、変化をしていないのは僕のほうであろう。
ただ自分はチャボの良い聴き手だと思っているが、
だからといって作品やライヴは何でもOKというわけではない。
嫌いなものやダメだと僕が思うものはたくさんある。
ギターの奏法にだって、それはある。
これはRCサクセション時代から同じである。

仲井戸麗市は蛾から蝶になったのか、いや、それ以前に蛾であったのか?
今後も一生聴き続けていくであろう観続けていくであろう中で、
その答えを見つけられるかもしれない。




※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/08/08 21:26

蘭芳さん お久しぶりです。頂いたコメント、すべてチェックいたします。 >どんな曲でもステージに乗せるからには、チャボさんなりの意味があるのだろうと…。 そうでしょうね。何も意味無く演る人じゃないでしょうから…。 あまりにもチャボが変わるスピードというか、そういったものに対して私がまだついていけていないのかもしれません。これは「COVERS」を出したときの清志郎に感じたものに似ているかも。 「時代は変わる」を初めて聴いたとき。私の違和感は、たぶんあれがきっかけでした。


蘭芳
2005/08/08 18:50

ども。短くあちこちにコメントさせてください。 私もチャボさんを一生聴いていくと思います。さらに、チャボさんが私にとって日本人アーティストNo.1の座もたぶんずっと変わらないと思います。でも、確かにチャボさんのすべてがOKかというと、そういうわけでもないです。(たとえば、1万人単位の堂本ファンの前で『GET BACK』やるのは、やっぱり私自身を納得させるのに時間がかかりそうだし。) ただ、以前、なんばハッチでのイベントライブで「歌えない歌がある」と言って、歌わずに語った『ワンナイトブルース』… 忘れられないシーンですが、あれを観た時にチャボさんの中では、ライブでやる曲はちゃんと意味があってやるんだなぁ、と思ったわけです。どんな曲でもステージに乗せるからには、チャボさんなりの意味があるのだろうと…。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

Profile

Blue

Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

Access Counter
Welcome Home!!
Realtime Counter
よォーこそ!
Blue's Link
Blue's BBS
Recent Comments & Trackbacks
twitter
Blueの雑記帳内 検索フォーム
Still Alive And Well
Blue's INFORMATION
チャボの盗難楽器発見にご協力をお願いします
Blog Category
Past Entries
Blog Link
Blog Ranking

FC2ブログランキング

人気blogランキング

ブログパーツ