かなしみ笑い/中島みゆき -1980-

70年代の中島みゆきは、
やはり初期の偉大なる「時代」やヒット・ナンバー「わかれうた」だろう。
80年代は「悪女」で、
90年代はドラマの主題歌である「浅い眠り」に「空と君のあいだに」につきる。
ただし一般的には、である。

僕は70年代からみゆきを聴いてきたが、熱心だったのは83年のアルバム「予感」までである。
所謂84年から始まる”ご乱心の時代”からは、ピッタリと聴かなくなってしまった。
そして90年代。この時期もドラマの主題歌では耳にしていたが、
何故かそれ以上のめりこむことは無かった。

90年代からご乱心の期間の作品を後追いで聴きかえしたのは、ここ3年ばかりである。
本当にバカなことをしたと後悔した。リアル・タイムでこんなに素晴らしい作品群を聴けたのに…。
90年代の中島みゆきは、物凄い作品を作っていたんですね。

さて、中島みゆきのシングルは、アルバム未収録曲が多い。ビートルズのようである。
よって、彼女のシングルのAB面を収録した編集盤「シングルス」は、ファンならば必需品であろう。

そんなシングルの中で僕が好きなのが「かなしみ笑い」である。
あの、THE仲井戸麗市BOOKをも凌ぐ漆黒のアルバム、
「生きていてもいいですか」の前に発表された曲だ。
王道のみゆき節なのだが、アレンジに工夫があって好きなのだ。
拍数のアタマではなく、微妙にずらしたところにアクセントをグシャッとつけていて、
そこがとてもロックなのだ。

曲自体は結構軽快(スカ・レゲエなビートなのだ)なもので、
その恨みをテーマにした詞とは相反している。
そこがまたいい。これが真っ暗なアレンジだったら、とてもシングル向きではなかっただろう。
アレンジは吉野金次と青木望が共同で行っている。
吉野は名盤「愛していると云ってくれ」を手がけたアレンジャーだ。

さて、この後に発表される「生きていてもいいですか」を手がけたのは後藤次利である。
「かなしみ笑い」のB面の「霧に走る」も後藤の編曲だ。
もし、A面も後藤が手がけていたら…と考えてみるのも面白い。

中島みゆきと後藤次利。相性はバッチリだと思っているんだけど…。

中島みゆき
ポニーキャニオン
発売日:1988-10-21




※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/09/08 1:10

nobuさん 中島みゆきの記事にコメントがついて、何とも嬉しいですね。 ロックですよみゆきは。「夜を往け」(90)以降は、凄まじい作品ばかりです。 90年代でBESTだと思うのは「私の子供になりなさい」(98)ですね。名盤。


nobu
2005/09/07 20:00

(http://ameblo.jp/nobu-s/)
ここに意外にも中島みゆきさんの記事を発見してしまいまして、TBさせて頂いちゃいました。「かなしみ笑い」も好きでしたが、そうか、ロックだったのか・・。なるほど。聞いていた頃は気が付かなかった。私は聞き始めたのは80年代でしたが、やはり「予感」まで夢中だったんです。その後からあまり聞かなくなって・・。そうですか。物凄い作品だったんですか。90年代、今度私も聞き返してみよう
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Author:Blue
1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

" 君の手を握りたいんだ 君の手を握りしめたいんだ 君の手を握りしめていたいんだ そう いつかのメロディーに聞いた "

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