STRANGE DAYS/DOORS -1967-

友人からある日、こう言われた。
「ドアーズのジ・エンドを知らないのかよ?」

何ともバカにしたような口調でそいつは勝ち誇ったように僕を見下して言った。
この時のことは今でもハッキリと覚えている。
一瞬ムッとしたが、本当にジ・エンドを、そしてドアーズを聴いたことがなかった僕は、
当然何も言い返せない。
19歳の時だった。

翌日、渋谷のタワー・レコードへドアーズのLPを買いに行った。
もちろん目当ては「ジ・エンド」だ。1stアルバムである。

ドアーズのコーナーを見つけ、並んでいるレコードをパタパタとチェックする。
そこで僕はある1枚のレコード、いやジャケットに目を奪われる。
何とも奇妙な男達が路地裏で大道芸?を披露している後ろに、
ドアーズのポスターが貼られている。
色合いもカラーなのだがモノクロな感じで、淡いブルー。

この時点で僕のアタマの中から「ジ・エンド」は消えていた。
僕がジャケ買いをしたレコードは、いまだにこれ以外に無い。

レコードに針を落とした途端に聴こえてくるキーボードのフレーズ。
そしてジム・モリソンの声が聴こえた瞬間に決まってしまった。

マイ・ベスト・アメリカン・ロック・バンドがドアーズである。

まず、アナログで言うA面1曲目の「STRANGE DAYS」から「YOU'RE LOST LITTLE GIRL」、
「LOVE ME TWO TIMES」までの冒頭3曲の流れが幻想的で美しい。
そして「HORSE LATITUDES」での詩の朗読から、
「MOONLIGHT DRIVE」へ繋がる瞬間もゾクゾクする。

B面の4曲も完璧だ。
POPなメロディと間奏が印象的な「PEOPLE ARE STRANGE」から始まるが、
「MY EYES HAVE SEEN YOU」「I CAN'T SEE YOUR FACE IN MY MIND」と、
再びイメージを喚起させるようなナンバーが続き、
ラストの大作「WHEN THE MUSIC'S OVER」に着地する。

その音だけでなく、ジャケットも含めて聴こえてくるサウンドというものは確実にあると思う。
例えばビートルズの「SGT.PEPPER'S」は、あのジャケットがあってこそのサウンドであるだろう。
ドアーズの2ndアルバム「STRANGE DAYS」。
このレコードも、僕にとってはそんな1枚である。

そういえば、この2枚が発表されたのは1967年。ロックにとってはいい年だったのだなぁ。


ドアーズ / ワーナーミュージック・ジャパン(2005/08/24)
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※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2005/08/13 10:32

モナムールさん ポール・ロスチャイルドは日本でもっと評価が高くても良いと思うんですけど。ドアーズだけでなく、ジャニス・ジョプリンの「パール」も凄く良い音ですよね。同時期のジェファーソン・エアプレーンと比べると、その音の違いがハッキリします。好きか嫌いかは別の話ですが。


モナムール
2005/08/13 9:18

(http://spaces.msn.com/members/rollingstoned21/)
ポール・ロスチャイルド(プロデューサー)のおかげらしいです>音のよさ 60年代中頃、ファズベタ踏みサウンドが主流な中(ストーンズのサティスファクションとか、ソニックスの「witch」とか)、それは10年20年したら色あせてしまう、60年代に縛られたサウンドになることを見越して 「エフェクターは一切使うな」 とロビー・クリーガーに申し入れたんだとか。1stと2ndに音のよさの歴然とした違いがありますが、それだけ1stが売れに売れたということなんでしょう。ハイレベルのスタジオを使うだけの金ができた、というか。


Blue1981
2005/08/12 22:29

モナムールさん ドアーズのレコードは音がいいですよね。私はビートルズの1stや2ndを聴いてジョージ・マーティンの偉大さを認識していますが、ドアーズはビートルズとはまた違った透明感のある音だと思います。


モナムール
2005/08/12 20:12

(http://spaces.msn.com/members/rollingstoned21/)
you're lost little girlのソロがすごい綺麗に録れてますよね、67年なのに。 俺の音楽マニアの最初の一歩がドアーズでした。中三の時、映画雑誌で見た映画「ドアーズ」の写真。興味をそそられサウンドトラック買ったら4曲目のvelvet undergroundの「heroin」にショックを受け…ってなし崩しに。 何歌ってるかわからない英語の歌詞に深遠な意味がこめられてることを知ったのはドアーズのおかげで、丁度ヘレンケラーに対するサリバン先生の役目を彼らが。バンド名通り、音楽世界への「扉」でした俺にとって。
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1980年4月5日からスタートしたGREATな体験。それは見事に現在に至るまで続いています。

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