ジョン・レノンのインタヴュー

ジョン・レノンともなると、いくら故人とはいえ、そのインタヴューの数は結構多いのではと思う。
長いものからほんの短いものまで様々だが、本となって出ているものもたくさんある。

いちばん有名なのは、
1970年にローリング・ストーン誌によって「ジョンの魂」発表直後に行われたものだろう。
ジョン・レノン自身による「ジョンの魂」の解説とも取れる内容で、読み応えは十分だ。
例のアーサー・ヤノフ博士によるプライマル・スクリーム療法についても、
簡単ではあるが本文だけでなくあとがきでも触れられていて、僕は興味深かった。

原題は「Lennon Remembers」。
「ビートルズ革命」という邦題で出版されたが、後に「回想するジョン・レノン」と改題された。

この本のラストの質問。

「自分が64歳になったときを想像できるか?」

ジョンの答え。

「アイルランドの海の近くに住んでいる素敵な老夫婦になっていたい。
 狂気のスクラップ・ブックをながめてくらすような…」

ジョンのこの夢は叶えられなかったことになる。

そしてもう一冊。ジョンの死の直前にPLAYBOY誌が行ったインタヴュー。
音楽活動を再開するにあたってのことを中心にしたインタヴューだ。

僕はある時期、この本を読みまくっていた。
とにかく必ずバッグに入れていて、いつも持ち歩いていた。
読まなくても身につけているだけで、何かの力をもらえるような気が本当にしていた。

その理由は、この本のラストでの名言だった。

「ぼくには君の目を醒ますことはできない。君になら、君の目を醒ますことができるんだ。
 ぼくには君の傷を治せない。君になら君の傷を治せるんだ」

自分の夢は自分で作る。自分でやらなきゃダメなんだ。
誰か(ジョン・レノン)が代わりにやってくれるとは思わないことさ…と言うジョン。
僕は情け無いことに、いまだにこれを実行できていない。

この本が凄いのはインタヴューだけではない。
ビートルズを含めてのジョン・レノンが描いた過去の作品。
それはポール・マッカートニーの曲までもジョン自身がコメント、
解説をするという企画が別に持ち上がり、
本の巻末にそれが「ドキュメント レノン ソングス127」としてまとめられているからだ。
ここで初めて知られた事実も当時は多く、ファンを驚かせたものだ。
これだけでも読む価値は大有りである。

さて、ジョンは「俺達に頼らず、自分でやれよ」と言った。
しかし、そのうえで「GLOW OLD WITH ME」とも歌うのである。
60年代から彼を聴いてきたファンにとってはたまらないメッセージであっただろう。
ジョン・レノンはそういう男なのだ。そりゃ、みんなついていくだろうなぁ。


ジョン・レノン, 片岡 義男 / 草思社(1974/06)
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※このエントリーは、以前のブログ『Blueの雑記帳』に書いたものです。
  画像はすべて削除いたしました。
  ここから下は、当時頂いたコメントになります。

Blue1981
2006/04/12 21:56

Rainbowさん

私もちょっと調べてみたのですが、超入手困難のようですね。オークションでも出ている気配が無いです。中身は引用されることが多いのですが、やはり一冊の本として読まないとな~と思います。ドキュメント・レノン・ソングスも必読の内容ですし。「レノン・リメンバーズ」は改訂されて出続けているのに、何故これは絶版なのか理解に苦しみます。機会があればお貸ししたいですね。



Rainbow
2006/04/12 1:46

(http://ameblo.jp/rainbowgraf/)
本当に貴重な本ですね。
あの後も探してみましたが中古でも手に入らないようです。

それにしても・・・ジョンって写真によってか時代によってか随分顔立ちの違う人ですね。
まるで別人に見えるくらい。

ラストの言葉。
共感します。  全ては自分の内側にあるんだと、思える日もあり、思えぬ日もあり、ですが。


Blue1981
2005/08/20 1:14

7hot-creamさん プレイボーイのインタヴュー本はまえがきにも書かれているように「永久保存版」ですよね。横尾忠則による装幀もシンプルだけど素敵です。 NHK-BSのテレビはカッコイイ番組でしたね。


7hot-cream
2005/08/19 23:07

(http://spaces.msn.com/members/bluespower/)
こんばんは トラバしていただきありがとうございます。 私もPLAYBOY誌が行ったインタヴューの本持ってます。特に 最後の曲紹介が好きでした。あ そうなんだ と思わせたりする部分があったりして。 今、One After 909 を聞いていますょ
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